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2023年7月の読書記録(&読書記録その18)

 8月になりましたが、9月の彼岸には涼しくなるとはとても思えません。月イチ恒例のヤツ行きます。


今月読んだ本

  1. 『働き方2.0vs4.0』橘玲(D)

  2. 『のほほん絵日記』さくらももこ

  3. 『2040年「仕事とキャリア」年表』 植田統(D)

  4. 『スイート・ホーム』原田マハ

  5. 『むらさきのスカートの女』今村夏子

  6. 『地獄の楽しみ方』京極夏彦

  7. 『純喫茶とあまいもの』難波里奈

  8. 『人望が集まる人の考え方』レス・ギブリン

  9. 『「Web集客」超入門2023』滝口健太郎(D)

  10. 『『こち亀』社会論』稲田豊史

  11. 『ハンチバック』市川沙央

今月紹介するのは:『スイート・ホーム』原田マハ

 宝塚のほうにある小さな洋菓子店「スイート・ホーム」。最初は梅田の百貨店に入っている雑貨店に勤務する陽皆(店主の娘)の物語。引っ込み思案の陽皆が前に進めず、家族に背中を押されて勇気を持って一歩踏み出していく。
 うつくしい高台の街にある小さな洋菓子店で繰り広げられる、さりげない日常の中に潜む幸せと愛に満ちた家族とその家族に関わる地域の人々の物語。
 家族と地域の人々とのふれあいが次々と数珠繋ぎのように拡がっていき、家族と同じような絆で結ばれていき、希望の光が見えてくる。
 景色の描写が美しいところが原田マハさんらしい。また、出てくる登場人物はほとんどが関西出身なのもマハさんのご愛嬌?
 「何か変えたい」と思ったときに背中を押してくれる人が近くにいること。それがどれだけ尊いことかを描いているのだろう。

そしてもう1冊:『むらさきのスカートの女』今村夏子

 近所に住む「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性が気になって仕方のない〈わたし〉(=黄色いカーディガンの女)は、彼女と「ともだち」になるために自分と同じ職場で彼女が働きだすよう誘導し、成功する。
 最初のうちは順調だったが、備品の盗難が顕著になってから不穏な空気に…。
 ハッキリ言って登場人物みんな腹黒い。そして結局なんだったのか…、読了後のモヤモヤがスゴい。

さいごに

 今回はさすがに薄っぺらいと思い、2冊紹介しました。今月は特別編を書くかもしれません。
 ではでわ。

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