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2024年1月の読書記録(読書記録その25)

 中学受験はほぼ終わったところで、ここからは高校受験が本格的に始まりますね。う~ん、高校受験は花粉との戦いにもなるわけですねぇ……。
 今回は月例の読書記録です。時間が経つのは早いです。


1月に読んだ本

『「湘南」の誕生』増淵敏之
『東海道パノラマ散歩』荻原魚雷他
『窓ぎわのトットちゃん』黒柳徹子
『とりあえずInstagramのフォロワーを1000人にする本』kimkim
『喫茶チェーン観察帖』飯塚めり
『読書の教科書~読むだけで「読書の効果が倍増する」22のこと~​​​』てかてん
『読書を仕事につなげる技術』 山口周
『図解新NISA制度』浅見陽輔
『慢性的にモテる処方箋~40代なら、まだ間に合う~』有田麻紀
『成瀬は信じた道をいく』宮島未奈

今月紹介するのはもちろん『成瀬は信じた道をいく』宮島未奈

 前作『成瀬は天下をとりにいく』は成瀬あかり史のうち、中学生~高校生の部分が取り上げられていたが、今回は高校生~大学生の部分を取り上げられている。
 成瀬に心酔する小学生、成瀬パパ、YouTuber受験生、クレーマーをやめたい主婦、観光大使になることを宿命付けられた女子大生を新たなる成瀬あかり史の証人に迎え、高校生~大学生を描く成瀬あかり史第2章が開幕。
 膳所高校から京都大学(滋賀県トップクラスのめっちゃ頭いいヤツパターン)に進み、地元のスーパーマーケットでレジ打ちのバイトも始め、「普通の女子大生になったか」と思いきや、地域のパトロールを欠かさず行う成瀬に弟子がついたり、京大の入試のときに偶然であったYouTuber受験生をいきなり自宅に泊めたり、クレーマー主婦を巧みに利用したり、観光大使としてぶっ飛んだ振る舞いをしたり。更には家族で東京に移った相方・島崎も巻き込んで、最後の最後に大騒動を巻き起こす。前作と同じく、やっぱり成瀬あかりは成瀬あかりだった。
 滋賀愛、大津愛、成瀬愛、島崎愛は未だに健在。今回は滋賀愛と大津愛強め。そして何と言っても破壊力が桁違いにパワーアップ。
 膳所、もとい滋賀が生んだ最強ヒロイン・成瀬あかり、ここにあり。そして強い女性は美しい。

ところで

 2/1に本屋大賞ノミネート10作品が発表されましたね。毎年恒例で、予想通りの作品と予想外の作品がそれぞれ入っていました。
 発表時点では1作品だけ読了済みで、残り9作品読むことからのスタートになります。

そんなノミネート10作品

『黄色い家』川上未映子
『君が手にするはずだった黄金について』小川哲
『水車小屋のネネ』津村記久子
『スピノザの診察室』夏川草介
『存在のすべてを』塩田武士
『成瀬は天下をとりにいく』宮島未奈
『放課後ミステリクラブ~1金魚の泳ぐプール事件』知念実希人
『星を編む』凪良ゆう
『リカバリー・カバヒコ』青山美智子
『レーエンデ国物語』多崎礼

2/1時点での予想

願望:成瀬は天下をとりにいく
本命:黄色い家
対抗:星を編む
大穴:リカバリー・カバヒコ、スピノザの診察室

 ノミネート10作品のうち2作品しか読んでいないのでなんとも言えませんが、去年以上にミステリーからファンタジーまでジャンルが広い(触れ幅が大きい)ので接戦になりそうなことを考えると、今年は大賞候補が複数あって予想が難しいです。重視するのが実績か意外性か話題性かでも予想が分かれると思います。そういった意味では、発売した時点で話題になっていた作品も多いのがどう出るか、史上初の児童書からのノミネート『放課後ミステリクラブ』がどうかきまわすか、というのが気になります。続編であることを考えると『星を編む』は苦戦するかもしれません。

さいごに

 本屋大賞については4月になると読書家の皆さんがそれぞれ予想を立てるので、それを見て最終的に判断しようかと思います。
 仕事絡みの記事はいつ書くか思案中です。

ではでわ 

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