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学びは日常に転がっている!

*いつも素敵なお写真ありがとうございます!今回も大事に使わさせていただきました。

こんにちは!吉永です。
かなりご無沙汰になりました😅忘れられてないか心配です😥

学ぶ!となると
本を読んだり、講習会に参加したり、実績のある人のもとに学びに行ったりなど、普段とは違う特別な行動のように思えます。

もちろんそれも大事なのですが、もっと身近に、自分の日常の中にもたくさん転がっていますよ!
っていう話を、最近感じたことに触れながら書いていきます!

マーベル(ハリス選手)から学んだこと!

モンチョ(HC)やイザベル(AC)から学んだんじゃないのかよ!
って言われそうですが😅
同じコーチからの学びももちろんとても大事ですが、今の僕はコーチ以外からの学びの方が100倍大事なんじゃないかな?って思っています。
特に僕のような選手としての実績がないコーチにとって、選手から学ぶことはたくさんあるはずです。

では質問です!
下の図のシチュエーションのとき、あなたならどうしますか?あなたがコーチならどのようなプレーを選手に教えますか?

X1が5のスクリーンの下を通ろうとしています。

僕らコーチの仕事の1つにワークアウトがあります。
少しでも良いワークアウトをするために、いろんなコーチから話を聞いたり、他のコーチのワークアウト動画を見たり、本を読んだりしています。
どのコーチから話を聞いても、どんなワークアウトの動画を見ても

「このシチュエーションのときはこうする!これをうまく使うためにこうする!」

っといったように、どれもすごく断言的なんです。
断言している内容は間違っていないと僕も思うので、僕も同じようなやり方をしていました。
でもどーしても腑に落ちないというか、納得しきれていなかったんです。

例えばPNR(ピック&ロール)のワークアウトで、ディフェンスがスクリーンの下を通ったら3Pを打つ。もしくはリピック(もう一度スクリーンを使う)というのがあります。

3Pを打つ。①の矢印が終わったところがフリーになるのでシュートを打つ。
上の図で3Pを打てない時はもう一度5にスクリーンをかけてもらう(リピック)

これ自体は間違えではないんです。実際①はノーマークなので3Pを打つことができます。もし打てなかったとしても、リピックを使うことで①がもう一度チャンスをもらうことができます。

ただ。。。僕が言いたいのは、3Pを打つ!リピック!と断言的な表現が納得しきれなかったのです。
このシチュエーションでもドライブはできます。
こんな感じです↓↓↓

X1がスクリーンをかわしてくるよりも早く①がドライブしてしまうことだってできます。

しかしワークアウトで3P!リピック!と断言されているし、そのワークアウトしかやらないので、選手は試合でもその通りに行います。
ホントは同じシチュエーションでドライブだってできるのに。。。

つまり何が言いたいかというと
断言しすぎているせいで、選手のアイディアや考える力を失ってしまっている!
ということです。

これに気づかせてくれたのがマーベルでした!
マーベルはとても得点能力に長けた選手です。
身体が強いから!シュートが上手いから!
ただそれだけではありません。
彼が最も優れている能力は
豊富なアイディアと考える力です!

対戦相手は彼を止めるためにいろんなことをしてきます。
PNRでもそうです。
いろんなディフェンスを仕掛けてきます。

上記したように、PNRのときマーベルのディフェンスはスクリーンの下を通ることもあります。
もちろん彼はそれに気づいた瞬間
3Pを打ちます!
打てなかったらリピックを使います!
しかしそれだけではありません。
ドライブもします!!!

彼はそれに気づいた瞬間、自分が最もフリーになる正しいスキルを豊富なアイディアの中から考えて選択しているんです。

断言的な表現をすることは、選手のアイディアや考える力を衰えさせてるんだな!と、彼のプレーから学びました。

マーベルのおかげで、これまでのワークアウトに納得できない理由がわかりました。

彼からはもっと他にも学んだことがあります。
チームメンタルを上げる言動もその1つです。
これはリーダーシップに関わることで、僕らコーチには最も重要なスキルの1つです。(その話はまた今度😁)

僕たちコーチは多くのことを選手から学ばなくちゃいけない!

それはなぜか!

机上の空論にならないためにです。

理論上の話では上手くいくことも、実際のプレーでは上手くいかないことなんて山のようにあります。
だってプレーをしてるのはオフェンスもディフェンスも人間なんですから。

人それぞれ能力も身体の大きさもスキルも違います。
実際にその場に立ってプレーしてみないとわからないことはたくさんあります。
僕はプロ選手としてこのような体験をしたことがないからこそ、選手から学ぶことはたくさんあると思います。

それを無視してコーチの要求だけを受け入れさせてしまったら必ず失敗します。
全てを断言してしまっては失敗します。

選手が成功したのは何故なのか?失敗したのは何故なのか?
僕らコーチは、それを選手から学ばなければならないと僕は思います。

トレーナーから学ぶこと

トレーナーの最も重要な仕事は選手の身体をケアすることです。(もっとあるかもしれません。。。僕の知識不足で失礼なことを言ってしまってたらごめんなさい🙇‍♀️)

ときには選手をコントロールしなければなりません。
オーバーワーク気味の選手がいたら、怪我をする前にそれを止めなければなりません。

そんなとき、トレーナーは選手から批判をくらうときもあります。
「俺にはもっと練習が必要なんだ!」
「怪我もしてないのに休んでたらコーチからの信頼を失い、プレータイムが減ってしまう!」
など言われることもあるかもしれません。

ときにはコーチに対して、練習量や選手の起用について進言しなければなりません。
そんなとき、トレーナーはコーチから批判をくらうときもあります。
「練習量を減らしたらチームは強くならない!」
「あいつがいなかったら試合に負けてしまう!」
「あいつを使わなかったから試合に負けた!!」
など言われることもあるかもしれません。

選手をコントロールしたり、コーチに進言するためには、選手のことを正しく知らなければいけない。
身体のことだけでなく性格なども知らなければなりません。

これらを十分に理解している田鍋トレーナ、山本トレーナーはいつも素晴らしい仕事をしてくれています。

トレーナー陣の仕事は本当にとても難しいことだと僕は思います。
怪我への対応方法は勉強して知識さえあれば、もしかしたらどんなトレーナーでもできるかもしれません。
だけど、それを選手にやらせたり、コーチを納得させることは誰にでもできることではありません。

田鍋さんと山本くんだからできることなんです。

それは何故か。。。

田鍋さんと山本くんは常に選手1人1人に目を向けているからです。
選手の異変にすぐに気づき、すぐに対応してくれます。
その対応は選手1人1人の話に耳を傾け、それを受け入れてからその選手に合った提案をします。

こんなに丁寧な仕事をしてくれるのであれば、誰だって信用しますよね!

そしてときにはどーでもいい世間話や愚痴にもしっかりと耳を傾けてくれています。
"どーでもいい"と書きましたが、これが最も大事なことだと僕は思います。

”なんでも話すことができる相手”

そんな人が身近にいてくれたら心強いですよね!

丁寧な仕事をしてくれて、尚且つなんでも話すことができる相手からの提案なら、多少のリスクや不安があっても信用して受け入れることができます。

僕は田鍋さんと山本くんから

選手との関係性を保つこと、築き上げることの重要性を常に学んでいます。

選手たちの身体やメンタルの疲労具合から休みを提案する田鍋トレーナー。
練習をたくさんしたいコーチ陣と揉める可能性もあるのに、チームのために行動する彼女の姿から僕はたくさんのことを学んでいます。

純平(本多選手)が首を痛めてなかなか治らないとき、純平の話をたくさん聞いて原因の部位を探り、丁寧に治療してた山本トレーナー。
ずっと首の痛みに悩んでた純平が、山本くんのケアを受けた後とても笑顔になってたのを見たとき、1人1人と向き合うことってとても大事だな!
彼の働く姿勢から僕はたくさんのことを学んでいます。

余談ですが。。。
山本くんに
「純平がめちゃくちゃ褒めてたよ!」
って伝えたら。。。
僕の椅子に足を乗せて靴紐を結び出しました😵
吉永:「これ俺の椅子やけど?ってか椅子に足乗せるな!褒めたらすぐ調子に乗るやん!」
山本:「あっ!すみません😅」
って言いながら最後まで靴紐を結んでいました😤

勘違いしないでくださいね!
山本くんはとてもお行儀が良くて紳士的な好青年ですよ!
ただちょっと僕のことをなめてるだけです😤

みなさんも日常を見渡してみたら、なにか学べることがあるかもしれませんよ!
いいなー!
っと思ったらそれを吸収すればいいし
これはアカンやろ!
っと思ったら反面教師にすればいいだけです🤣

おこぼれ話

期待させてしまったら申し訳ないので先に言っておきますが、今回は僕のお話です😅
選手の話じゃなくてごめんなさい🙇‍♀️

先日のオフの日に佐賀VS香川のゲームを観に行ってきました。
理由は2つ!
・ブースターさんたちと同じ空間を共有したいから
・客観的に見て、自分(自分と同じ立場の人)が、どのように見られているのか忘れないために

すごく良い時間を過ごせました!
佐賀も香川も一生懸命プレーしていて試合ももちろん楽しかったのですが、ハーフタイムや、タイムアウトなど、試合が止まっている時間がとても楽しかったです。
自分たちの試合のときに僕はそれを知ることができません。なのでとても貴重な経験をさせていただきました。

ハーフタイムショーは一輪車に乗ったダンスグループの2部構成でした。
最初は小学生たちが元気いっぱいの音楽に合わせて躍動するようなダンスでした。
子どもたち1人1人が難しいダンスにチャレンジしてる姿、元気いっぱいに表現してる姿、楽しそうにダンスしている姿。
どれも素晴らしかったです!

次は中学生?の一輪車に乗ったダンスでした。
静かな音楽から始まり、僕の視線も心も彼ら彼女らに一気に吸い込まれていく感じがして、とてもワクワクしました。
正直ダンスのことは全くわかりません。ですがその子らの表情がとても魅力的で、時折見せる笑顔に引き込まれ、終始ワクワク、ドキドキが止まりませんでした!
見終わった後の気持ち。。。
なんて表現すれば良いのかわかりませんが、大満足!!!でした。

タイムアウトの時間にチアのみなさんが元気いっぱいで踊っている姿を見て、見ている僕も元気をもらえました😁
隣に座っていた男性と女性も、タイムアウトになった瞬間カメラを手に取り
「〇〇ちゃん!こっちにきてくれた!」
「〇〇ちゃん!可愛い!」
「今日も元気いっぱいに踊ってるー!」
と言いながらたくさん撮っていました。
その姿を見て
本当に心の底から今この瞬間を楽しんでるんだな!
って思えて、なぜか僕も楽しい気持ちになれました!

体育館から出るときも出入り口にチアの方がいて、たくさんの人がチアさんに声をかけていて、どちらも笑顔になってて。。。
人をこんなにも笑顔にできるってすごいなぁ!
と思いながらそれを横目に通り過ぎました😁
(僕にはチアさんにお声掛けする勇気なんてありません😂)

RsunZのみなさんもこうやって僕たちやブースターさんたちに元気を与えてくれてるんだな!
そう思うと感謝しかありません。

RsunZのみなさん!
いつもありがとうございます!!

みんな楽しそー!
みなさんの素敵な笑顔にいつもたくさん元気をいただいてます!
ありがとうございます!

佐賀のチアには咋シーズンまでRsunZにいたMIZさんとALISAさんがいました。
お二人とも元気いっぱいとても素敵でした!

佐賀の会場でお二人を無意識に目で探してました(笑)
だって。。。コーチとチアの違いはあるけど、お二人はライジングゼファーフクオカの元チームメートですから!

帰り途中に寄った自然豊かな銭湯の湯の中で
バスケットボールの試合はバスケットだけではなく、ハーフタイムショーだったり、チアのみなさんだったり、ブースターさん同士の繋がりだったり、いろんなことが重なり合って作られてるんだなぁ!
って改めて実感しました。

ありがとうございます!!

チームはといいますと。。。
みなさんのご期待に添えていないのが現状です。

そんな中でもこいつらかっこいいな!
って思うことはたくさんあります。

今まで静かに黙々と練習していたトモ(石井選手)とユウマ(石橋選手)がトシオ(菅選手)につられて(言わされて?😁)
エナジー!エナジー!
って楽しそうに言いながら盛り上げてくれてます!
なぜエナジー!なんだ?
って思うけど😂
そんなアホな感じでもチームのために雰囲気をよくするために頑張ってくれています。

トシオのエナジー溢れる姿がこういったとこだけでなく、いろんなところでチームに良い影響を与えてくれています!

マーベル(ハリス選手)は疲労困憊なはずなのに、チームのために疲れてる素振りを1つも見せずに誰よりも明るく元気に頑張ってくれてます!

ドリュー(ゴードン選手)もチームを鼓舞するコメントや、下向きかけてる選手に優しく声をかけたり、チームのために頑張ってくれてます!

J(ジョーダン選手)もユウト(大塚選手)もトモカズ(阿部選手)もユウヤ(永吉選手)もベテランとして若い選手の言葉に耳を傾け、いたずらっ子のイジりにも対応してあげ、お兄ちゃん感満載でチームを上手くコントロールしてくれています。

タイセー(白戸選手)はコート上では闘志剥き出しで戦い、オフコートでは先輩に甘え、後輩を支えてくれてます!

シュウキ(重富選手)は相変わらず物静かにプレーしていますが、少しずつ先輩たちにも自分の意見を言えたり、自分の得意なプレーを出したり、ガード陣の競争を熱くしてくれています!

グレッグ(スローター選手)はいつもニコニコ笑顔だし、最近は少しずつチームに馴染んできて、みんなとワチャワチャ楽しんでる姿も見えてきました。ドリューとグレッグのインサイドの競争も生まれ、互いに成長してきています!

チームが下向きかけたときに声を張り上げて引っ張ろうとする純平(本多選手)
目の怪我から復帰したと思ったらまたすぐに怪我。。。
長期離脱から戻ってきて、よーやくバスケができるようになりました。
バスケができる喜びと同時に、思い描いていた動き、今までできていたことが上手くできないことへの不安、イラ立ちもあると思います。
きっと彼が今一番辛い状況なのに、それでもチームのために前を向いて、先頭を走ってチームを引っ張ってくれています。

今シーズンもこの背中をめがけて
みんなで前に進もう!

こいつらホントにかっこいいです!

こいつらよりも先に心が折れそうになったり、へこんだり、元気を失ったりしてしまっている自分が情けなくなります。

コーチとか選手とか関係なく、チームメートとしてお互いを助け合い、もっともっと良いチームになれるように頑張ります!!

これからもっともっと良いチームになって
もっともっとかっこよくなっていこうね!

今回も長々となってしまってごめんなさい!!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
それではまた次回!!
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*このnoteに書いている内容は、僕のバスケットの考えなので、ライジングゼファーフクオカのバスケットとは一切関係ありません。


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