岡島寛@熊大教員 制御note

制御工学の研究者です。業績:学術論文79編など。YouTube(制御工学チャンネル登録…

岡島寛@熊大教員 制御note

制御工学の研究者です。業績:学術論文79編など。YouTube(制御工学チャンネル登録者8000名)。大学では電気回路と制御の授業担当しています。制御工学の動画ポータルサイト運営(動画500本)https://www.portal.control-theory.com/

マガジン

最近の記事

  • 固定された記事

10年スパンで数十編の論文を書いていく場合の心構え。視点をどこに置くか?(工学系研究者)

研究者として生活していく上で、学術論文は1本でOKというわけにはいかず、分野ごとで数字の大小はあるでしょうが、数十本オーダーで書いていくことになります。学術論文1本を書く上での心得みたいなものは様々な記事がありますが、なかなか十年単位の話はないので書いてみようと思いました。ここでは、博士の3年間、国立大学の教員16年間での複数論文を書いていく実体験を中心に、10年スパンでの研究論文の書き方やコツを紹介したいと思います。 私の業績は、博士学生も含めた19年間で論文数76本です

    • 英語ブログの開始

      英語の記事をどうしようか考えた挙句、英語ブログを日本語とは別に開始することにしました。以下がブログです。 Control Theory Blog by Hiroshi Okajima (control-theory.com) いくつかの投稿(国際会議で発表したものの情報を貼っただけ)をしていましたが、今回、はじめて真面目にブログ記事を書きました。 5年前くらいから始めた、外れ値にロバストな状態推定の内容で、外れ値があっても状態推定器として機能するものになります。これは、

      • はてなブックマークボタン

        制御工学チャンネルと、電気電子チャンネルにはてなブックマークボタンを設置しました。各主要トピックごとに設置しています。

        • LaTeX論文執筆ガイド(ブログ記事)作成とはてなブックマーク数:40超え

          LaTeXを用いた論文執筆に関する記事を書きました。 LaTeXを使った論文執筆の手順を紹介 - 制御工学の教科書 (control-theory.com) 現時点で、はてなブックマーク数が40に到達しました。はてなブログに記事を書きだしてから、全部で30記事くらいですが、最初の1記事でバズっただけに、その後の泣かず飛ばずは、どうしたものかと試行錯誤していましたが、今回はいい感じで読まれています。 最初の記事は結局、200以上のブックマークがついています。スマートニュー

        • 固定された記事

        10年スパンで数十編の論文を書いていく場合の心構え。視点をどこに置くか?(工学系研究者)

        マガジン

        • 制御工学
          17本
        • 日常の記録
          8本
        • 研究
          10本
        • 教育
          9本

        記事

          電気電子回路に関する動画リスト

          電気電子チャンネルの動画リンクのリストです。 電気電子チャンネル(電気動画ポータルサイト) 電気回路の基礎電流が流れるための閉路を含み、電源と負荷が接続されたものを回路と呼びます。電気回路(Electric Circuit)に関する主な法則としては、オームの法則、キルヒホッフの法則、重ね合わせの理、テブナンの定理、ノートンの定理などが挙げられます。回路では、抵抗をR、コンデンサをC、インダクタをLとして表記することが一般的です。電源の種類により直流回路、交流回路に分けられ

          電気電子回路に関する動画リスト

          制御理論&制御のための数学(制御工学チャンネル)

          制御工学チャンネル内の制御のための数学および制御理論に関する動画リンクをまとめました。 ここでは、制御工学に密接に関わる数学の紹介を行います。 制御のための数学 制御数学基礎 線形代数 微分方程式 最適化 非線形制御のための数学 ここでは,制御工学における様々な制御理論(せいぎょりろん,Control Theory)関係の動画を置いています。伝達関数,状態方程式ベースの内容だけでは制御は語れません.制御全般の話から,設計論,離散時間系,モデリングなど多岐に渡っ

          制御理論&制御のための数学(制御工学チャンネル)

          状態方程式に基づく制御(制御工学チャンネル)

          制御工学チャンネル内の状態方程式に基づく制御に関する動画リンクをまとめました。状態方程式(じょうたいほうていしき,State Equation)に基づく制御は、現代制御と呼ばれます。伝達関数に基づいた制御と共に、制御工学における基礎的かつ重要な制御の枠組みになります。制御対象のモデルが常微分方程式や伝達関数で表されるとき、まず、対応する状態方程式に変換します。この状態方程式では、制御対象の内部状態を用いたフィードバックがなされます。状態方程式に基づく制御系の安定性は、行列の固

          状態方程式に基づく制御(制御工学チャンネル)

          伝達関数に基づく制御(制御工学チャンネル)

          制御工学チャンネル内の伝達関数に基づく制御動画のリンクをまとめました。伝達関数(でんたつかんすう,Transfer Function)とは制御工学において最も基本となる制御対象の表現形式・システムの表現形式の一つであり,主に周波数特性で解析する際に利便性の高い入出力特性の表現となります。伝達関数ベースの制御は古典制御と呼ばれます。系の安定性を解析するにはナイキストの安定判別法、ラウス・フルビッツの安定判別法などがあります。PID制御もこの範囲の話になります。 伝達関数に基

          伝達関数に基づく制御(制御工学チャンネル)

          岡島研究室URLの大規模変更

          以下の記事で記載したように、制御工学チャンネルのURLを変更しました。 具体的には、研究室HPのURL、制御工学チャンネルのURL、電気電子チャンネルのURLをそれぞれ以下のように設定しています。 研究室HP 制御工学チャンネル 電気電子チャンネル Googleのアナリティクス画面を見ると、明らかにアクセスが減っている気がしますが、今から少しづつ伸ばしていければと思います。元々、googleサイトで作っていて、そのページがGoogleに登録されている関係で競合してい

          岡島研究室URLの大規模変更

          モデル誤差抑制補償器のまとめ記事@はてなブログ

          以前、モデル誤差抑制補償器について以下の記事を書いていました。 モデル誤差抑制補償器の研究紹介|岡島寛@熊大教員 制御note これまでの記事内容をまとめる形でモデル誤差抑制補償器に関する記事をはてなブログにまとめました。 記事の冒頭説明は以下のようになっています。

          モデル誤差抑制補償器のまとめ記事@はてなブログ

          制御工学チャンネルのアドレス変更

          制御工学チャンネルのアドレスを変更しました。 新たなアドレスはこちらになります。 制御工学チャンネル:500本以上の制御動画ポータルサイト (control-theory.com) 検索に全く引っかからなくなる危険性もあるかもしれませんが、やってみました。control-eng.comがほしかったのですがすでに使われていて、control-theory.comにしました。しばらく、様子見をしてみようと思っています。

          制御工学チャンネルのアドレス変更

          熊本大学工学部情報電気工学科の紹介(2024)

          私が所属している熊本大学工学部情報電気工学科の紹介をしたいと思います。 動画による紹介は以下になります。 2023年のオープンキャンパスに合わせて作った動画ですが、1000アクセスを超えました。8分の動画ですのでよろしければ見て頂ければと思います。組織概要、研究テーマ紹介、就職先の紹介、入試案内などです。 学科概要: 本学科では、情報電気電子分野に関する深い専門知識を備え、各領域相互の関連性ならびに人間や環境との関わりを総合的に理解して、その専門技術を人類の福祉に供す

          熊本大学工学部情報電気工学科の紹介(2024)

          熊本大学工学部半導体デバイス工学課程(令和6年4月新設)

          熊本大学工学部半導体デバイス工学課程の紹介です。本年の4月に第一期生が入る課程(学科相当)です。 私は工学部情報電気工学科の専任教員ですが、半導体デバイス工学課程の学生には授業提供する可能性がありますし、大学院で情報電気系に来る学生もいるでしょうから、遠くない立場からの発信です。半導体に興味を持った受験生が大学受験時に本課程を検討の一つに加えて頂ければ幸いです。 以下、半導体デバイス工学課程の紹介になります。 課程概要: 半導体は、5G・ビッグデータ・AI・IoT・自

          熊本大学工学部半導体デバイス工学課程(令和6年4月新設)

          熊本大学情報融合学環(令和6年4月新設,2月入試)

          2024年4月より、熊本大学に情報融合学環が新設されます。各学年60名です。共通テストの後、今年の2月に入試があり、第一期生が入学します。 私は工学部情報電気工学科の専任教員ですが、情報融合学環の学生には授業提供する可能性がありますし、大学院で情報電気系に来る学生もいるでしょうから、遠くない立場からの発信です。データサイエンスに興味を持った文系・理系の受験生が大学受験時に情報融合学環を検討の一つに加えて頂ければ幸いです。 以下、情報融合学環の紹介になります。ホームページは

          熊本大学情報融合学環(令和6年4月新設,2月入試)

          正月期間に制御と電気回路の動画をアップします(計3本)

          制御工学チャンネルに動画をアップする予定です。 1.伝達関数と状態方程式の相互の関係に関する動画 2.RC回路の過渡現象 3.RLC回路(2階の常微分方程式)の過渡現象 最近は、MPCの動画や倒立振子の動画などをアップしています。 #つくってみた YouTubeチャンネル: [人気ブログランキング]クリック&フォローよろしくお願いします。

          正月期間に制御と電気回路の動画をアップします(計3本)

          自動運転・自律移動ロボットの研究

          これまでに、ビークル関係の研究を色々やってきましたが、一緒にやってる熊本大学の松永教授が4年で定年ということを考え、これまでの研究成果をまとめておこうと思います。抜けがあるかもしれませんが、業績全部貼るだけで1万文字を超えてびっくりしました。実装はほぼ松永先生と研究室学生であり、60超えてこれだけアクティビティがあるのはびっくりです。自動運転も継続して盛り上がっていますし、まだまだ研究開発は途上に思いますのでやれることはまだまだある気がしています。 業績一覧で、下線が入って

          自動運転・自律移動ロボットの研究