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熊野らしいところ・・三重県の熊野②「自然崇拝の熊野」
前回、三重県の熊野地方の大きな特徴は、下記と紹介しました。
・熊野と伊勢神宮の間にある。
・今も熊野信仰の起源となった自然と信仰が多く残る。
今回は、この地域にある心が動かされる自然崇拝の熊野を紹介します。
明治時代の神仏分離令やその後の神社合祀令で、神仏習合からの仏教の分離、修験道や陰陽道の廃止だけでなく小さな神社や自然を神とする神社が廃止されます。
自然崇拝を起源とし、神道に仏教、修験道
熊野らしいところ・・三重県の熊野①「古道周辺の絶景」
熊野には、三重県も奈良県も和歌山県もないので、「○○県の熊野」という表現はいやなのですが。
その三重県の熊野地方の最も大きな特徴は、
・熊野と伊勢神宮の間にある。
・今も熊野信仰の起源となった自然と信仰が多く残る。
「伊勢神宮」(は通称で正式には「神宮」。)は、最高神の女神「天照大神」をお祀りする最高の社格を持つ「日本国民の総氏神」。
至高の聖地なのです。。
「熊野」は自然崇拝を起源に、神道
わっはっはっは!山笑ふ。熊野の森。
桜の花が終わると、熊野はあちらこちらで笑い声が聞こえてきます。
うるさいくらいに山が笑い出します。
「山笑ふ」・・俳句の季語。春になりみずみずしい若葉などによって山全体がもえるようになる様子。
「新緑」。1年で最もエネルギッシュな季節。
新緑の木の下は樹液がほとばしっています。
熊野の森もほとんどがスギ、ヒノキになってしまいましたが、照葉樹は「春」を実感させてくれます。
私が思う「熊野らし
思わず笑顔になる岩・・三重県の熊野は熊野らしさがいっぱい!
♪楽しいお方も・・悲しいお方も・・
誰でもみんなうかれだす
バドジズデジドダー♪
こんな楽しいところがありました。三重県紀宝町。
笑顔にしてくれるところは熊野にはなかなかない!!!
私のインスタグラムでは絶景よりマジックアワーよりここがバズりました。
三重県の熊野地方には、熊野の原風景がいっぱい。
これぞ熊野って感じです。
これを見て笑顔になって、元気をもらってください!!!
★これまでの
熊野の表情・・大地のエネルギーが満ち溢れる清浄なる聖域「大斎原」
大斎原。おおゆのはらと読みます。
大斎原は地名で熊野本宮大社の旧社地。
熊野は、滝、岩、川、樹木などを神として信仰してきた自然崇拝が起源。
その自然崇拝の地である熊野に、神々は大斎原にある櫟(イチイ)の木に三体の月となって降臨しました。
真ん中の月は熊野本宮大社の家都美御子大神(素戔嗚尊)であり、両側の月は熊野夫須美大神(伊弉冉尊)と速玉之男大神(伊弉諾尊)でありました。このことより、崇神天皇65
クマノザクラ・・100年ぶりの桜の新種
クマノザクラは、100年ぶりに発見された新種の桜です。
地域では、「早咲きのヤマザクラ」と思われていましたが、
2017年新種の桜と判明しました。100年ぶりの発見です。
特徴はいろいろあるようですが、早咲きであることとピンク色が鮮やかであることがクマノザクラのだれもがわかりやすい特徴でしょう。
3月上旬~中旬にかけて熊野で咲いている桜はほとんどクマノザクラです。
続いてソメイヨシノでその後にヤマ
熊野詣は日本人の旅の始まり。
熊野の成り立ちを振り返る
熊野は、自然崇拝が起源。山、森、水、岩、滝、川・・が神さま。
今でさえも、信仰を理解できる自然が何とか残されていますが、当時は火山活動(熊野カルデラ)に起因する人々を圧倒する景観に加え、温暖多雨のなか折り重なる深い山々には、密林のごとく自然林が天を覆うほど生い茂り、幽妖な空気を発していました。
紀元前後になると具体的に神さまをお祀りするようになります。
熊野本宮大社の
ガイドブックにない熊野・・ハンパないポテンシャルを持つ那智勝浦編④-coolなkumano23
那智勝浦編①・・山、②・・海、③・・温泉と美味しいもの
で④は、道です。まさしく熊野古道。
熊野詣のクライマックス。
山には、黄泉の国の入口である妙法山と熊野詣の最終目的地である神の滝があり、その神の滝である那智の滝から流れ出る那智川が谷を創り、谷には湯量豊かな温泉が自噴し、白蛇弁天や蛇の浦がある那智の海に通じています。
那智の谷は、那智の滝を龍頭とした龍の谷。
まさしく最強の霊地なのです。
那
ガイドブックにない熊野・・ハンパないポテンシャルを持つ那智勝浦③-coolなkumano22
那智勝浦①では、山。
那智勝浦②では、海。
那智勝浦が持っているハンパないポテンシャルを紹介していますが、
今回は、私がおすすめする温泉と美味しいものです。
熊野とは①で紹介したように、熊野信仰は自然崇拝が起源。
それは大いなる大地の営みへの畏敬。
大地の営みは、世界最大級の「熊野カルデラ」が大きな要因。
その熊野カルデラに沿って泉質抜群の多くの温泉が湧き出ています。
ハンパない湯量と泉質の
ガイドブックにない熊野・・ハンパないポテンシャルを持つ那智勝浦編②-coolなkumano21-
那智勝浦といえば、那智の滝、熊野那智大社・那智山青岸渡寺、勝浦温泉、まぐろですが、それだけではありません。
・神を感じる山
・いにしえの雰囲気を残す古道
・ビッグスケールな海の絶景
・誰でも楽しめるビーチ
・質、量とも豊富な温泉
・美味しい米、醤油、酢、茶
・お肉がうまい漁港
・美味しい店の数々
観光資源のポテンシャルは和歌山ナンバー1と思っています。
ロケーションアドバンテージがないだけなのです
coolなkumano 2024calendarで熊野の一年の表情を紹介します!!-coolなkumano20-
昨年は、多くの”スキ”、フォローをありがとうございました。
coolなkumano 2024calendar
1月
熊野古道中辺路のまもなく熊野本宮大社のところにある「見晴らし台」から。
早朝の霧が演出してくれました。
まさしく神を感じる瞬間です。
(参照 ガイドブックにない熊野・・熊野本宮編②-coolなkumano11-)
2月
この日の古座川は、空気が澄み真っ青な空で無風の冬の午後
ガイドブックにない熊野・・ハンパないポテンシャルを持つ那智勝浦編①-coolなkumano19-
那智勝浦といえば、那智の滝、熊野那智大社・那智山青岸渡寺、勝浦温泉、まぐろですが、それだけではありません。
・神を感じる山
・いにしえの雰囲気を残す古道
・ビッグスケールな海の絶景
・質、量とも豊富な温泉
・誰でも楽しめるビーチ
・美味しい米、醤油、酢、茶
・お肉がうまい漁港
・美味しい店の数々
観光資源のポテンシャルは和歌山ナンバー1と思っています。
ロケーションアドバンテージがないだけなのです
熊野の表情 一本桜-coolなkumano18-
神々が棲まう熊野の自然。
季節や時間によって違う表情を見せてくれます。
熊野本宮大社旧社地「大斎原」の堤防に一本の桜の木があります。
美しい樹形。
大斎原と熊野川を分ける堤防にあるというロケーション。
青い空、澄んだ空気、霧などの熊野の環境。
桜は、春以外は全く注目されませんが
この一本桜は一年を通じて楽しませてくれます。
今のシーズン(11月~3月)は、川霧がよく発生します。
太陽が上がる
熊野の表情 橋杭岩とその周辺-coolなkumano17-
神々が棲まう熊野の自然。
季節や時間によって違う表情を見せてくれます。
その熊野の中でも心が揺さぶられる
瞬間をシリーズで紹介します。
第1弾は橋杭岩。
橋杭岩
橋杭岩は、熊野カルデラを中心とする1400万年前の火山活動でできた岩体が波に浸食されてできあがりました。
40を超える岩が約850mにわたり一列にそそり立ち、橋の杭のように見えることから橋杭岩と呼ばれています。
真ん中の弁天島には鳥
熊野古道のアイドルと女王様が待つ道-coolなkumano16-
熊野古道のなかでも、私的NO.1ルートを紹介します。(16.9km)
熊野古道は、熊野とは④で紹介したように都と熊野を結ぶ道だけでなく
紀伊半島にある4つの聖地を結ぶ道でもあります。
■都(京都)から熊野を目指す道
都⇔熊野 熊野古道 紀伊路、中辺路、大辺路
■紀伊半島にある4つの聖地を結ぶ道
・仏教の聖地「高野山」
高野山⇔熊野 熊野古道小辺路
・修験道の聖地「吉野・大峯」
吉野、大峯⇔