不安感は筋トレで払しょくできる?
不安感が出てくると、【やばい】と思ってしまいますよね?
筋肉がついてくると、たくましくなったと思ってしまいますよね?
でも、不安感があっても全くやばくならない場合と、筋肉がつけばつくほど弱い身体になっていることがあります。
この関係性を解説した動画がこちらにあります。
パニック障害や不安神経症のように、不安を過大評価するようになればなるほどこういう病気になります。
不安が起こるポイントは?
動画でも話していますが、不安は『あったものがなくなった状態』の時に現れやすく、経験ないものに対しても起きやすい感情です。
元気があれば不安はないけれど、元気がなくなれば不安が強くなります。
お金があれば余裕を持って暮らせますが、お金がなくなれば不安でたまらなくなります。
どこでも寝れれば安心することができますが、いつも通り寝れなくなると不安に襲われるようになります。
パニック障害や不安神経症は、この状況を長く経験してきた結果で起こることが多いものです。
例えば、
・可愛がっていたペットが亡くなった後
・今までいるのが当然だった家族が亡くなったり
・恋人と別れたり
・余命を告知されたり
・思いもよらないニュースを見たり
このようなことで不安が起こるのが普通です。
筋肉がつくと強くなる?
身体を強くするため、病気を克服するため、ストレスに強くなるために筋トレをする人がいます。
お笑いの人が力こぶを見せて『ガッチガチやで~』と筋肉自慢している人がいます。(最近は出てこなくなりましたが)
健康にいいと考える人は、ジム通いを始める人がいます。けれど、体調が悪くなったとジムを休んだり、解約したりする人がいます。
これは、筋肉について何もわかっていない人の特徴です。
大学でアメリカン・フットボールのトレーナーを10年以上勤め、治療家として30年以上累計85000人以上の患者さんを見てきて確信をもって伝えられることは、
『筋肉が多い少ないではなく、機能しているか機能していないかが重要』
ということがわかりました。
アメフトのプレーヤーとして活動していた時に、けがが絶えなかった理由が今となってははっきりとわかりました。
筋肉が病気や突然死の原因に?
健康にいい、身体にいい、ストレスにいいと考え運動する人が多いのですが、実はそんなことができるのは柔軟性豊かな筋肉を持っている人だけ。
柔軟性があってもパワー不足だったり、筋肉ではなく関節の甘さが柔らかさの原因だとしたら、それは身体を丈夫にする筋肉とは言えません。
そもそも、筋肉とは骨を支え動かすもの。
要するに、骨や身体を支える力がなければ意味がありません。
この場合、めまいや痛みの元となります。
また、動かす力が筋肉にない場合、筋肉が固い、短い、薄いということが考えられ、こういう筋肉をトレーニングで鍛えていく必要があるわけです。
要するに、骨を支える筋肉や動かす筋肉が多ければ多いほど不安感が強くなるわけです。
そして、その不安が的中すると病気が発症するわけです。
筋肉の働きと不安感の関係性
筋肉がないとなぜ不安感に襲われることになるのかというと、【筋肉は血流を促し心臓の手助けをするもの】だからです。
筋肉がしっかりと機能してくれなければそれだけ心臓に負担が強く起きます。
心臓が止まれば死を表しますので危険な状態といえます。
誰でも経験あると思いますが、自分の体力以上に活動していれば動けなくなります。
要するに、筋肉の身代わりとして心臓が頑張っていても時間の問題なのです。
だからこそ、心臓はたった一つ、筋肉は体中たくさんあるのです。
たくさんある筋肉がいつでも動いてくれると心臓の手助けとなり、筋肉が動かずに、血流が悪くなればその分心臓が頑張らないといけなくなります。
わかりやすい現象が、高血圧や動悸、不整脈ですよね。
肝心要と肝腎要
肝心要と肝腎要の関係性はこちらの動画を見ていただくとわかりやすいと思います。
そして、筋トレと不安の関係になりますが、筋肉は肝臓を表し不安の要素は腎の弱さで起こりやすい感情です。
そして、精神状態を表しているのが心です。
復習的な話になりますが、筋肉は骨を支え動かすのに必要な器官です。
だからこそ、肝臓と腎臓は双子の役割とされています。筋トレするということは、腎臓を表す骨を動かす力が身に付くことを表します。
骨が弱ければ簡単に骨折します。一方、筋肉を表す肝臓が強くなると心臓も強くなり、イケイケの感情がわきやすくなります。
そうすると、『行けると思ったんだけど』ということで骨を痛めやすい活動をしやすくなるわけです。
けれど、不安を表す腎臓はなかなか強化することができません。
腎臓以外は強化出来て動き始めても、弱いままの骨を動かしまわるとケガをしやすくなります。
先ほど、心臓と死の話をしましたが、中医学では、腎臓が寿命を表す臓器とされています。
肝心要、肝腎要という字を見てもわかるように、ど真ん中に死を表す心と腎があります。
その二つの臓器を表すのがともに肝臓です。肝臓は筋肉を鍛えることで鍛えられますが、独りよがりではなく、心と腎を守る力が必要になります。
そんな関係性を知ると、不安感が出てきたときに何を身体が訴えているのかが理解できるようになるかもしれません。
まとめ
パニック障害も不安神経症も何かと不安が多い病気といえます。
けれど、これら不安は筋肉を強化することで、改善することもできますが、筋肉の状態次第では、状況が悪化する可能性があります。
でも、状況が悪化すれば、筋トレの仕方に問題があったことが理解でき、ご自身の筋肉を見直しより良い方向にもっていくことができれば不安感は消えていくという話でした。
筋肉をつければいいとか運動すればいいという話ではなく、このような流れを知り、今の自分には何が必要なのかを知り、その状況を改善するための活動ができればいいということになります。
その状況の判断は病院での検査ではできません。医師に相談してもわかる人はほとんどいません。
わかっているのはあなただけです。あなたの身体を守れるのはあなただけなのです。
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