D.(ディー)

ノートの余白のようにそのあたりを漂ってます。会社員 × 創作 × エッセイのハイブリッド人間。noteでビストロD.開店中(気まぐれ)。
固定されたノート

いつものペンションで、今夜も乾杯。

「乾杯」 夫婦になって4年目の僕らは、月明かりだけが頼りの真っ黒な湖を前にグラスを傾けた。夜の湖は波もなくそれはそれは静かで、グラスの乾いた音だけが響いていく。 ...

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純度100%の自分

なるべく、純度100%で生きていきたいと思う。 誰が見ても、誰といても、どの角度から見ても、同じ自分。それが常に純度100%ということ。 そんな希望とは裏腹に、メール...

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僕はひっそりと、電車の席取り合戦から身を引くことにした。

プシューっと電車のドアが開いて行く。 中からは「冷蔵庫のような」としか例えようのないひんやりとした風が流れてくる。冷蔵庫に吸い寄せられるように、車内に入る。 車...

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もういっそ、履歴書なんていらない。

「簡単なものでいいので、経歴を送ってもらえますか?」 旅先にいるときに、そんなメッセージがきた。転職候補の企業からの連絡。履歴書が手元になかった僕は、不要なもの...

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見知らぬ誰かと話すことで、優しい世界をつくる。

みんな、余裕がない。 僕はそれを、余白がないと呼ぶようになった。 正直、余裕でも余白でもどっちでもいいんだけど、僕には、現代の1分1秒を争う現代の人が、びっしりと...

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熱帯夜の事件簿。コンテスト「#あの夏に乾杯」のピックアップ記事5選に載せていただくなど。

事件だ。 と言うほどでもないことを事件だと嘯くのは、たいていどちらかのときだ。 本人にとっては、書いて字のごとく”事件”なほど嬉しかったり驚いたりする出来事が起...

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