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今年の春の話ですが、義母は整形外科で骨密度を測っていただきました。
結果はなんと!
「100歳の平均値よりもまだ下です。」🤣
(実際は81歳です)

ガ~ン!そんな人いるの~?
そこまで悪いということは骨はスカスカ、腰痛はもしかして
「いつの間にか骨折」?ショックを受けている私の横で、義母は…

「ふ~ん、そうですか。」と、平然としていました。
医師の説明の意味がわかっていなかったのでしょうか?

レントゲン検査の結果、幸いにも骨は折れていませんでした。
「骨は曲がっていないし、変形もしていませんね。」
「こんなに低い骨密度で形を保っているのはすごいね。奇跡やよ!」
「でも安心は禁物!いつ折れたり曲がったりしてもおかしくありませんよ。」

私は最後の「安心は禁物」という医師の言葉に緊張し、心が引き締まりました。ところが義母は…
「いや~、私全然腰が曲がっていないんやね~!」と、メチャクチャ喜んでいました。悪い内容は聞こえないのでしょうか?

次に義母はベッドでうつ伏せになりました。
「ここ、痛いですか?」
医師は両手で腰の周辺を押さえて確認されます。

義母の返答は「痛い」「痛くない」ではありません。
「先生、そこ気持ちがいいです。」
「ああ~、そこもいいです~。」(按摩に来てるんと違うで~!)

私は堪えきれずに大きな声で笑ってしまいました。
看護士さんも横を向いて、必死で笑いをこらえていらっしゃいました。

結局押さえても痛いところはありませんでした。
(本人が言うには朝起きた時は痛かったそうですが)
ただの筋肉痛との診断でした。

義母は注射を一本打ってもらい、しばらくするとケロっとしていました。
「病院へ行っただけでも治ったような気がした」そうです。

義母には糖尿の持病があります。
骨密度が異常に低いのはそれが要因だそうです。
幸い(?)動くのが嫌いな義母ですので、骨を正常に保つことができたみたいです。

また昨今のコロナウイルスに対しても、特に注意が必要です。
義母のように高齢で、しかも持病があると重篤になりやすいということは
常に報道されていますので、周知の内容です。

ところが、「マスクは、たおたお(私)に『しなさい!』て怒られるからしているだけやで。」
「たおたおの言う事は聞こうと思ってるから……」

私:「それはありがとう。ところでおばあちゃん、危機感はあるの?」
義母:「ない!」

現在も義母はちょっと「病的?」かと思うくらいに、いろいろ気にしていません。年寄りの鈍感力は恐るべし!と感じています。
もしかしてうちの義母だけ?


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