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2017年5月の記事一覧
韃靼ダッタンダダーン
僕はレイディオを落語チャンネルに合わせた。
――「ええい、じゃあこいつはどうだ源さん。村の人間という人間、全員動く屍、噛まれたらお前さんも動く屍の仲間入りってんだい」
「ひえぇ!この村は怖いったらない。怖いったらないねえ」
そうこうしてるうちに、源八のもとには日本全国の村という村が集まって村は全て源八のものになってしまった。すると源八、とうとう時が来たといわんばかりに、全ての村に一揆を呼び掛
プライオリティブレイクダウン
僕は小説コンテストの短編部門に応募する作品を書き上げ、それを送る前に出版社で編集の仕事をしている知り合いの女性に見てもらった。
小説の内容はざっと言うとこんなだ。
――高くて悪い物を売る行商から品物を買ったところ一文無しになる主人公。その後、安くて良い物を売る行商がやってきたが、金が無いので何も買えない。こんなことなら先に安くて良い物を買って、残った金で高くて悪い物を買えばよかったと後悔する。
ゴムの様に戻ります。
―そのきっかけは何だったんでしょう?
ええ、先ほども話しましたが自分がダックスフンドだと気づいたのが
入団してから大分後でしたから、それまでは普通にやっていて、まあ
目立つこともなかったんです。
―それは意外です。最初から実力を認められていたのかと。
それはないですね。本当に可もなく不可もなくと言いましょうか、自分
ではそれなりに努力してはいたんですけども。
―ダックスフンドだと気づいてか
回収されない音声ログ1
「いやあ、まいったわ」
「まいったね」
「超新星爆発起こるとはね」
「信じらんないね」
「誰か教えてくんなかったの?」
「知らん。何も知らん」
「いや普通さ、事前に分かりそうなもんじゃん」
「知らんよ。爆発始まってから連絡きたもん」
「きたもんじゃなくてさぁ。あーもう」
「そんな簡単じゃないんだって多分」
「そんなことないでしょうよ」
「じゃあさお前さ、テレビとか作れる?」