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出場権を制限するデザイン - 箱根駅伝

 先日開催されたのは、通称『箱根駅伝』の予選会🏃
 前回の本大会で10位までに入れたチームは「シード権」を得て次年もエントリーできますが、それ未満の結果となった場合には、10月初旬の予選会にて「チーム総合としての好成績」を収めることで、年明け正月の本大会への出場権を得ることができます🏅
※メディアニュースで得られる知識情報をここでも重複的に記載することは割愛させてください🙏

 次回、2024年1月2日・3日に行われるのは『第100回大会』です。つまり記念大会。
 そこで、これまで長年受け継がれてきた方針/ルールである《出場資格を持つのは関東に所在する大学のみ》という”制限”と取り払い、全国に門扉を拡げ、つまり《上述の予選会には各地から新顔が数校、参戦してきた》という、これまでとは異なる趣がありました。

 そもそも、その〔資格〕〔制限〕に対しては前々から賛否両論(というか「広げるべき」という側の声)がありましたね。
 その流れ・風潮からは、今回「ようやく進化した」という見方が多いのかもしれません🤔

 

 で、予選会の結果🏁
 (例年より〔枠数〕が10校⇒13校と増加したにもかかわらず、)関東以外の【新参チャレンジャー】11校からは1校も上位に入れず予選落ち。本戦への権利を得ることができませんでした。

 さぁ、ここまでのシナリオで、世間ではどのようなことを言い出す人がチラホラしてくるのか、駅伝に興味を持つ方でもそうでなくても、想像できますよね?

 

 『予選出場の権利を得たところで結局、それを勝ち抜く力が無いのに、「チャンスすらもらえないとは不公平だ!」とよく言ったものだ』…のような言い草が出てきがちです。
 たとえこれよりニュアンスが弱めであっても、『結局、普段の面々(=関東の各大学)の方が断然実力が高いということが証明されたのであって、地方の大学は及ばないのだから、権利があってもなくても同じではないか』… そんな評価に落ち着く様子があります。

そこで、本質思考です☝

 当方の身近なところに敗退選手や指導者がいるわけではないので一考察にすぎないのですが、別の見方が生まれませんか?
 貴方の想像力は如何ほどでしょうか?

 

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

 

 箱根駅伝という(三大駅伝の中でも)最も注目されるものが、既知の事実・方針として【関東地方の大学限定である】ことで、地方各地の陸上高校生が進学先として選ぶ際に半ば限定的に「出場資格のある大学」になっていないか/それを目指して、条件と見据えてしまっていないか。
 言わば一極集中で地方が空洞化した結果、の今回の予選会での敗退遠因・根底の理由となってしまっているのではないだろうか…そしてその要件・経過こそが【論議されるべき弊害】のようでもあり、本質がぼやけてしまっているポイント。

 少なくともそのような想像力がないことを棚に上げて、「弱いくせに〔限定〕を問題視するのは馬鹿げた主張だ!」とするのは早計なのでは?…という感想を抱くに至ります。
 〔評価力〕のもろさが見え隠れするのも残念ですが、「限定」がもたらし得る副次的な要素にも視野が広まることはないのでしょうか?

 表面上の結果だけを見て浅い思考で〔決めつけ〕〔固執〕をしてしまわないように気をつけたいですね👍


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