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読書MEMO 11/22「ムーブ ユア バス」①

1. 今朝読んだ本

『ムーブ ユア バス』
・著者:ロン・クラーク、翻訳:橘明美
・出版社:SBクリエイティブ
・発売日:2016/04/23
http://amzn.to/2B0RR5b

2. 今朝読んだページ:P2〜P80

【要点】
今朝は、序文から第1章となるパート1まで読みました。

まず、序文と「はじめに」と、本編に入る前に2つあります。

序文は『7つの習慣ティーンズ』の著者、ショーン・コビィーによるものです。本書の著者が教育分野で有名な方なので、ビジネスに役に立つことをショーン・コビィーがまず説明しているページですね。

「はじめに」は、著者の“実は、この本は書きたくて書いたわけではない。”という言葉から始まります(笑)。書き出しからわかるように、まずこの章で著者の人柄を知れ、このバスの例えた話に至るまでが書いてあります。

第1章であるパート1は、これからのストーリーに登場する「ランナー」「ジョガー」「ウォーカー」「ライダー」「ドライバー」の紹介です。
自分がどれに当てはまるかな?と考えながら読むと、よりこの先の話に入り込めると思います。

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【感想】
じつは、私は本書を読むのがこれで3回目です!組織やチームでの自分の働き方に悩みだすとこの本を読みたくなります。

ストーリー仕立てでテンポよく読み進めることができるので、普段は本を読まない・苦手な方にもおすすめです。
著者が教育者なので、この辺はさすが、といったところ!

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ビジネス書は「俺の成功を君たちにも伝授しよう!」みたいな、少し上から目線の感じが多いような印象があります。でも、きっと皆さんも「はじめに」の章で、きっと著者の人柄に惹かれることでしょう。

著者は教育業界にいる人なので、海外でも教師は経験年数でお給料が上がっていくらしく、私たちがいる日本の企業の多くもそういう仕組みなので、より日本人が参考になる内容のように思います。

また、著者がこのようなたとえ話にしたのは「物語は記憶に残りやすいから」だそうです。最近、私個人的にデザインとストーリー性に興味があって、なぜ興味があるのかというと、みんなに印象づけるために物語の方がわかりやすく記憶に残りやすいんだなと、一人で納得していました(笑)。

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「はじめに」で、リーダーシップについて少し語っている内容が興味深いです。みんなを叱咤するのではなく、みんなを輝かせること。みんなが期待に応えてくれないのは、自分の期待をもっと明確にすること。

周りが期待に応えてくれないのは周りのせいに思えますが、じつは自分の伝え方に問題があるのではないか?
みんなの視点で物事を考えてみるのは、とても大切なことに思います。

そういう意味でも、もし自分がドライバーだとしても、ドライバーだけのエピソードに着目するのではなく、ほかの同乗者の立場も考えながら、この先の章を読んでいくと良いかと!

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パート1で、一番印象的だったエピソードは、ドライバーはライダーではなくランナーに力を注ぐ方が大事というもの。

つい、チームのお荷物的な存在である(バスに乗ってるだけ=)ライダーをどうにかしないとと思いがちですが、
ガンガン勢いのあるランナーをサポートする方が、結果的にチーム全体の士気につながる、というところはなかなか普段考えない視点のように思います。

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【本の中で気になった言葉】

“組織の外が変わっていくときには、組織のなかも変えなければならない。” P10
“逆に、誰も期待に応えてくれないと思ったら、その期待をもっと具体的に、もっと明確にできないか考えてみよう。そしてそれを嫌な仕事、つまらない仕事ではなく、面白い仕事、やりがいのある仕事にできないか考えてみよう。” P17
“「そうだった、私は“何かすごいこと”に参加したいのだった」と思い出すのだ。” P23
“たとえ話を入れたのは、私が”物語”の力を信じているからで、授業でも始終物語を使っている。教科が歴史でも数学でも時事でも、物語を使えばわかりやすいし、生徒の興味を引くことができるし、記憶にも残りやすい。” P24

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