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「高度スキル人財の不足」から

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三点に注目したい 
 1. キャリアデザイン
 2.採用と人財の本当の資質
 3.何ができるか

関連代表記事 日本経済新聞 2018/11/6 12:00
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3740869006112018QM8000/
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A 高度スキルの不足、は痛感している。面談などをしていると、「〇〇の資格獲得」といったように資格獲得がスキルUPだと誤解している人々が多い。資格は確かに客観的評価点に入ってくるので無駄とはいわないが、重要なことは、それで「あなたは何ができるのか?(どのようなバリューを出せるのか?)」という点に尽きる。これは社内出世でも、研修でも、転職でも同じ。


B 日本の終身雇用型の伝統は、良い面も多いのがだが、人財成長という点では悪さをすることの方が圧倒的に多い。グローバルレベルで考えれば、ハイクラス人財であれば、35歳程度で会社経営が可能な能力(これに匹敵する能力)を身につけていて然るべきである。平均的日本型経営の環境では、50才を超えた部長でさえそのような能力が欠如していたり、課長や係長が単なる伝言係に成り下がっているケースも、いまだに散見される。


A 日本での働きという点に立つと、実際の転職云々は脇においても、転職活動により視野を広げ視座を高く持つことは効果が大きいと考える。本来であれば、自己キャリアをセルフマネジメントすべきだが、キャリアのデザイン自体が拙いのが現状ではないだろうか。転職しないにしても、転職フィールドに身を投じることで、自分の社会的価値は間違いなくみえてくるし、どんな経験や能力があれば市場価値があがるかも判断しやすい。


B 簡単にsimulationしてみるとよい。自分の今までの経歴から判断される市場価値を把握し、自分がどうなりたいかを考え、未来に積むべき経験を考えてみる。それを経験すると、自分の市場価値がどうかわり…と。複雑に考えなくとも、転職サイトを2,3使ってみれば、何をしたら自分の価値はどの程度になるか?はざっくりと見えてくる。


A  本来であれば、自分の将来像があって、そこへ至る複数のステップがあり、それらをいかに達成するかを考え実行する、セルフキャリアのデザインと実行が重要。これには「遅い」というタイミングはなく、きっちりとやっていないのであれば、60歳からでもいいのでやってみるべき。自分を棚卸し、理想とのGAPをはかり、それを実現する術を考える。このような行動を採っていれば、自然と高度スキル人財になる。AIエンジニアが不足しているからAIエンジニアを目指すでもいいが、弱い。自分はどのように活躍しているAIエンジニアになりたくて、例えば20年後には具体的にどのように働いているのか?までイメージし、それを希望にすべき。


B キャリアデザインでステップを刻む際には、複数のルートがでてくる。これは当然。どのルートを採っても良い。それは個人個人の置かれた状況により異なる。次のフェーズでは24時間働けますか?的にバリバリ働くことを選択する人もいれば、次のフェーズでは時間密度をあげながら17時には家に帰り家族とたっぷり過ごすという選択をする人もいる。


A 一方、企業採用側の視点でみれば、過去の表面上の情報のみで判断するのをやめる勇気が必用。例えば、R&D部隊に13年所属し、大きくは素材化学のフィールドで活躍してきた人財がいるとする。普通であれば、素材を中心に評価されてしまう。しかし、この人財の真価は、R&D関連での圧倒的な問題解決能力にあるかもしれない。たまたま素材部隊いにるだけであり、都度情報さえリバイブすれば、多くのR&D分野で大活躍できることもある。履歴書などの自己PR欄は非常に重要で、自分がたどった軌跡により、本人として「どのような能力を身に着け、何に貢献できるか」をしっかりと示すべき。採用側はそこをしっかりと読むべき。そして、面談で向き合い、読み取る必要がある。


B 高度人財については、本人がどうなりたいか?というキャリアデザインの観点と、企業がどのような人財が欲しいか?というジョブディスクリプション的な観点があるが、これらの時間軸がずれているのが重要。高校や大学の頃から、20年後や30年後を考え、自分の身につける能力や姿勢を設計していくのが最もよいが、遅すぎるということはない。30代の人も60代の人も、自分のキャリアを棚卸し、未来像とのギャップをはかり、それを埋める術を考えるべき。

 

A そして忘れてはいけないのは、繰り返しにはなるが、表面上文言にされる軌跡だけではなく、「自分は〇〇というバリューをだせる!」という自分という付加価値をPRできるようにすることである。これを意識して日々の活動を行うことは、本当に重要である

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JK

ビジネスや経済などのニュースや日常の気づきを出発点に、「科学、心、モノ、デザイン」という4象限を操りながら、自由に発想していきます。発想や着眼の手助けや、思考の自由度拡大の糧になれば、何よりです。
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