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あまりにも飽食に無防備な人類

古代から地球上の生物は、ほとんど飢餓との戦いの中を生きてきました。

野生の生き物は現在もそうであり、我々の知らないところで熾烈な戦いが繰り広げられているわけです。

そう、朝の爽やかなBGMに聴こえる雀たちでさえ・・・・


生きるために食べるのですが、人類だけがその叡智により、いつでも食べ物を手に入れることが可能になり、今日の発展に繋がりました。

当然ながら、人類も飢餓との戦いの中で繁栄してきた歴史があります。


太古から人類にも他の生物と同様に、それなりに飢餓に耐えられる力が備わっています。

ところが何万年、何十万年?、飢餓と戦って発展してきた過程で、両手を使い、火を使い、一気に脳が発達した過程で、いつでも食料を入手できるようになった人類に、わずか数千年で飽食に対する耐性は備わリませんでした。

これだけ発展した世の中で、ほとんどの現代人は「食べ過ぎ」です。

そして、その事実に気づいてさえいないのです。


どうですか?
朝食を食べて家を出て、9時のオンタイムからそれほど体を動かしてもいないのに、わずか3時間後の12時が来れば無思考でランチに並ぶ習性。

そして午後に、コーヒーでも飲みながら何かを口に持っていく。
その後は帰宅前に一杯やりながらとか、帰ったら真っ先に食事の支度とか、食べることに追われて一日を終えるのです。

空腹感が有ろうと無かろうと・・・


野生の生き物は、それこそ一日中、自身の命を守る戦いの中で、食べ物も確保し続けなければ生きていけません。
当然、一日や二日の食べられない時間の方が圧倒的に多いので、常に空腹を抱えて生きています。
人類はというと、常に飽食、満腹といった状態で、日々を過ごしています。


「医食同源」という言葉を耳にされたことはあるでしょうか?

病気の原因も、病気を治す力も、全ては食にあるという意味で、何を食べるか?ではなく
「何を食べないか」という意味を強調したいのだと思います。

しかし、世の中の人々は体調を崩して医師に診てもらう際に、いわゆる問診で、医師からは食べ物についてとか、食生活についてなど、まず訊かれたりしません。

せいぜい「塩分を控えましょう」とか「甘いもの食べ過ぎないように」と付け加えられる程度です。

医師から詳しく指導を受けた方はいないでしょう。
当然です、医師は何を食べるべきか、食べないべきかを知らないから。

ましてアレルギー疾患の様々な症状に対処する手段は、それこそ食が鍵を握るのですが、
診察して、検査をして、薬を処方して利益を得ている医療の現状において
患者自身で治す方法を指導している「暇」はありません。

「暇」ではなくその「知識」といった方が適切あもしれませんが。
極論、自身で治されると医師も生活が出来なくなりますから。笑

重々解っている人も多いのでしょうが、食べ物が無いと言う状態を仕方なくしのぐ事はできても、食べ物で溢れる世の中で「食べない」ことを我慢できる人は極めて少ないと言うのが事実です。あなたもそうです。

しかし食べ過ぎは、単に太るだけに留まりません。

ご存じのとおり血圧、血糖値、尿酸値が高くなり、肝臓はじめ内臓に不調が起こり機能が低下、動脈硬化から心筋梗塞や脳梗塞、癌まで引き起こします。

「癌」と言う漢字は、やまいだれ、に口が三つに山
まさに食べ過ぎを表している文字だと思います。

食べ過ぎが人類を滅亡に向かわせます。
食べない時間、食べない脳を作れるように、これからも発信していきます。





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