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【読書記録#13】一生頭がよくなり続けるすごい脳の使い方(加藤俊徳)

30代になって、読書を基本とした勉強に改めて興味を持つようになった。学生の時は勉強して様々な意見を出せるようにすることがある種ステータスみたいなところがあった。

実際自分の学部の研究以外にも授業受けたり、学校外で他の分野の活動したり、非常に精力的に取り組んでいた。(しかし何を学んだかほとんど記憶がない)

今回は大人になってからしっかり勉強するのも十分可能だよ、むしろ大人になってからの方がしっかり学べるよ、という本。
「学生の時はあんなに覚えられたのにな…」と感じることが多々あり、歳を重ねるとあとは衰えるだけだと思っていたので、こういった可能性が広がる視点を得られるのは非常にありがたい。

さて、本書で学びとなったのは以下の3つ。ひとつひとつコメントを残していく。

①2時間勉強するよりも、10分を12日間続ける
脳は非常に怠け者らしく、必要ない情報だと判断するとすぐに記憶から消去して管理を行わなくなるそう。それを防ぐために毎日少しでも情報に触れることで「これは大事だな」と脳に認識してもらい、長期記憶にフォルダわけできるようにすることが必要。
これは非常にためになる意見だと感じた。何か習得しようにも実際社会人だと時間がない。しかし10分なら移動時間とか休憩時間とか捻出できそう。学生のようにリミットがないので、自分のペースで習得したいことであればゆっくり着実に覚えていきたい。

②75時間取り組めば脳番地の働き方が変わる
脳の器官の中で、それぞれ得意な分野の大きなくくりのことを脳番地という。考える思考系脳番地や、感情を表現する感情系脳番地など、8つに分類されている。
75時間新しいことにチャレンジすれば、脳の働き方が変わってくるということ。最初のうちは習得した感じが少ないけれど、75時間もしないと脳の働きが変わらないから、そこまで焦る必要がなくなってくる。
今年ギターを始めたのだが、まだ12時間ぐらいだし全然習得できていなくても問題ないな!といったように余裕が出てくる(よいのか?)。今後も大事にしていきたい知識だと感じる。

③できる人のマネで習得速度がアップする
これは本当にそうだと思う。よく上手になりたい!と思いながら対戦ゲームをやるけれど、我流でやるよりもトッププレイヤーがやっていることとか言っていることを試す方がはるかに効率がよい。まずは形から入ることになるけど、なぜその行動をするのか、意図まで自分に落とし込むことができればよいんだろうな。自分がトッププレイヤーだった場合、マネが難しくなるとは思うけど、他の分野のトップとか学ぶべき人はたくさんいる。

他にもなるほどなぁと感じる部分もあったので、繰り返し読んで理解を深めていきたい。大人の勉強はまだまだこれから!

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