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小規模企業・個人事業主でも海外展開すべき理由5つ

いくら事業規模が小さくとも、世界全体がデジタル化とグローバル化の波に乗っています。しっかりとした販売の仕組みを作り、ブランディングとマーケティングをすれば、小規模企業や個人事業主であってもグローバル展開が成功する可能性は高いです。ここでは、小さな会社がグローバル市場に挑戦すべき理由について考えてみましょう。

理由1:デジタル時代の到来

インターネットとデジタルテクノロジーの進化により、地理的な制約が薄れ、小規模企業も容易に世界中の顧客と繋がることができます。ウェブサイト、ソーシャルメディア、オンラインプラットフォームを活用することで、小さな会社でも国際市場にアクセスできます。自社のウェブサイトを英語化したり、Google Ads、インスタやフェイスブックなどのソーシャルメディアを使って日本から海外に自社商品を宣伝するのはそこまでハードルは高くなくなりました。

例えば、アマゾンで日本から海外に販売する際には、国際販売機能を有効にする事で、商品を海外のアマゾンサイトで販売できるようになります。次に商品リスティングを作成します。各国のアマゾンサイトで商品が検索されやすいように、適切なキーワードを使用し、地域ごとの規制や文化に合わせた商品説明を提供します。そして、送料と配送オプションでは、国際発送オプションを設定し、アマゾンフルフィルメント(Fulfillment by Amazon)を使うか、独自の配送ネットワークを構築するかを選びます。当然ながら、各国の法的要件と税務規制を確認し、適切な手続きを行う必要があります。これには、各国の商品に関する規制や輸入関税の処理が含まれます。後はカスタマーサービスで、顧客からの問い合わせなどに対処できれば準備万端です。

理由2:ニッチ市場への特化

小規模企業は大手企業よりも柔軟で迅速に変化に対応できるメリットがあります。これを活かして、特定のニッチ市場に焦点を当てることで、世界中で需要のある製品やサービスを提供しやすくなります。日本の小規模企業がグローバル市場に参入するために適しているニッチ市場の一例を挙げてみます。ただし、具体的な市場選定においては、事業特性や企業の強みに合わせて戦略を検討する必要があります。

伝統的な日本文化や工芸品、アートに焦点を当てた商品やサービスが海外で人気です。例えば、和紙を使用したさまざまな製品が国際的に人気を博しています。和紙の照明器具、文房具、アートプリントなどが、独自のデザインと日本らしい風合いで注目を集めています。また、和風の要素を取り入れたデザイン製品、日本風のアートも人気です。その他にも、伝統的な和漢医学の要素を取り入れた健康飲料やサプリメントなども、国際的な市場で注目を集めています。これらの商品は、日本の伝統的な健康習慣や自然療法を取り入れています。

海外では、日本の高度なテクノロジーが定評であり、新しい技術やイノベーションに焦点を当てることで、競合他社よりも進化した製品やサービスをを提供する事が期待されています。例えば、日本のロボット技術、医療機器、クリーンエネルギーや環境に優しい商品、バイオ技術などのニッチ市場では、日本の最新でかつ革新的な技術が世界から求められています。

それだけでなく、日本は健康的な食生活や美容に関する独自のアプローチを持っています。例えば、抹茶などの日本の伝統的な食品や食材、または日本人女性の肌の美しさから、日本の美容関連商品やサービスが、海外で注目を浴びています。

理由3:市場の多様化と成長の機会

海外展開により、企業は新しい市場にアクセスできます。異なる国や地域の市場では、独自の需要やトレンドが存在し、これに対応することで商品やサービスの多様な販売機会が広がります。また、国内市場が飽和状態になると、新たな成長の機会を求めて海外市場に進出することが必要です。海外展開により、企業は事業を拡大し、新しい収益源を開拓できます。

理由4:グローバル市場での差別化

小規模企業が特有の価値観やスタイルを強調することで、大手企業との差別化が可能です。顧客は時折、より個性的でアットホームなビジネスに魅力を感じることがあり、これがグローバル競争での一翼を担うこともあります。例としては、小規模なクラフトビール醸造所やアート、フードメーカー、特定の技術やデザインに特化した小規模なテクノロジー企業などが、グローバル競争で成功を収めています。彼らは独自性や品質に焦点を当て、地道な努力で差別化を図っています。

理由5:リスクの分散

日本市場だけに依存することは、日本国内の経済状況に直接影響を受けるリスクがあります。例えば、高齢化と少子化が進む日本は、これから市場規模が小さくなっていく事が予測されます。また、災害大国の日本で被災したとしても海外でビジネス展開していれば、ビジネス的害を免れることも考えられます。日本市場にだけ依存せず、グローバル展開を果たすことで、企業は成長の機会を拡大し、リスクを分散させる事ができます。

結論

小さな会社であっても海外展開は可能であり、実際に多くの企業が成功しています。デジタル時代の到来や柔軟性を生かした特化戦略、グローバルネットワークの構築、費用対効果の向上、そして差別化による競争優位性が、小規模企業がグローバル展開すべき理由と言えます。これを機に、新たな市場や機会を見つけ、挑戦を恐れずに成長していくことを検討しませんか?
英語に自信がなかったり、小規模の会社なので、全てを自社で担うのは大変な場合は、弊社がお手伝い致しますので、お気軽にお問合せください。

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