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どこを向いて仕事してる?

今期の国会で24もの法案・条例の条文・関連資料に誤記が見つかった。デジタル改革関連法案に至っては、関連資料に45箇所もの誤記があったそうだ。これは、中々すごい量だと思う。ミスの要因として、コロナ対応による各省庁の業務増や慣れないテレワークでのチェック体制の緩みも指摘されているようだ。確かに行政の仕事量は激増しているし、職員もみんな疲れ果てていることも間違い無いと思う。ただ、問題の本質はそこじゃないという気がするわけです、僕は。

ここからは僕の推測ですが、長期政権によって「どこを向いて仕事しているのか?」という官僚という仕事の姿勢が変わってしまったことも影響しているように思う。「記憶にない!」と上司から発言を強要?!される、そんな組織風土では、働きがいも頑張りがいも失ってしまうのかもしれないと思うわけです。

「上司を向いて仕事する」そういう状況が変わらない限り、さまざまな形の「誤り」はなくならないんじゃないかと思う。

若手官僚の離職が後を絶たないらしい。自分の未来が、上司のご機嫌を取ることだと思えば、早い段階で辞めたくなるのは仕方がないと思う。優秀な若手が「国家・国民を向いて仕事をしたい!」という初心を取り戻せる、そんな組織を創らない限り、状況は変わらないと思う。

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