森憲一note

社内に一体感が生まれ、イキイキと目標達成を目指す組織を作るための仕組み「どらまね」、部…

森憲一note

社内に一体感が生まれ、イキイキと目標達成を目指す組織を作るための仕組み「どらまね」、部下を伸ばし、強くて優しいチームを創るリーダーを育てる「リーダー塾」、社長の右腕となる参謀を育てる「幹部塾」等を運営し、これまで多数のリーダーや参謀を輩出してきた熱血コンサルタント、森憲一です。

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最近の記事

本の森005 「兎の眼」 灰谷健次郎(角川つばさ文庫)

可能性を諦めないことが、教育だと教えてくれた本。 小学校の先生になろうと思っていた。 ちょうど高校2年生の夏までは。 どうして先生になりたいと思ったか? 5年生の時の担任の先生に憧れたから。 彼女は、当時かなり悪かった僕のことを最後まで信じてくれた。 想像以上に問題児だった、少年時代の自分。 そんな僕のことを信じ続けようとすることは、 きっと相当の覚悟と決意が必要だったと思う。 だから、彼女はストレスで倒れてしまった。 「大丈夫や、あんたのせいやないから」 介抱する僕

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      風の谷のナウシカに学ぶ「リーダーの品格」

      今回はスタジオジブリ不朽の名作! 宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」からリーダーの品格を学びましょう! 世界中のみんなが、未来のために頑張ろう!って考えられるようになるためには、 どんなリーダーが必要なのか? どうしたら、未来のために一丸となれる組織を作ることができるのか? そういうことを、ナウシカは教えてくれてるんだって、僕はそんなふうに思うわけです。

      • 本の森004「はてしない物語」ミヒャエル・エンデ著(岩波少年文庫)

        現実がつまらない。 デブだとかノロマだとか、人の身体的特徴を あげつらい、ばかにする。空想し、創造し、 新しい物語を思いついても、誰も耳を傾けない。 それどころか、その空想をもバカにする。表面的 なことにしか興味を示さず、想像力をかけらも感 じない。少年は、現実なんて、そんなつまらない ものだと感じていた。 ある日少年は一冊の本に出会い、その本を読み 進めるうちに、その「本の中の世界」から自分が 必要とされていることに気づく。そう、その本は その少年のために書かれた本だった

        • 本の森002 モモ ミヒャエル・エンデ(岩波少年文庫)

          圧倒的な感動。でも、深く深く考えさせられる。 1973年に児童文学として書かれた本だけど、今を生きる僕たち大人こそ、読むべき本だと思った。 物語の主人公は浮浪児の少女、モモ。 モモは、不思議な力を持ってる。 彼女に話を聞いてもらうだけで人は癒され、話を聞いてもらった人は自分自身の価値に気づいて元気になっちゃう。 彼女は浮浪児(不労児?)なんだけど、街のみんなが彼女に色々なものを届けてくれる。だって、話を聞いてもらって、元気にしてもらってるからね。 住む場所を整えてやっ

        本の森005 「兎の眼」 灰谷健次郎(角川つばさ文庫)

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        • 本の森(読書ノート)
          5本
        • マネジメント
          5本
        • 組織
          23本
        • リーダーシップ
          30本
        • 自己啓発
          29本
        • 生きる勇気を貰える唄を紹介する「今日を生き抜くヒント!」
          1本

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          今日を生きるヒント001「いつものように幕が開く…」

          ①「いつものように幕が開く…」 「喝采」 吉田旺(作詞)中村泰士(作曲) 1970年8月にリリースされた、ちあきなおみの大ヒットソングです。 今日の「生き抜くヒント」は、 この昭和の名曲「喝采」からのインスパイアです! この曲は、歌詞を見ると分かるように、 「歌い手」を主人公にした唄です。 大切な人を亡くしてしまった歌い手。 悲しみに打ちひしがれていても、 それでも、いつものように幕は開き、 観客に唄を届けるという自分の日常は続いていく… そんな、歌い手の悲哀を歌った曲です。 ホント、名曲です。 でも、こういうことって、僕たちも同じなんじゃないかと思うわけです。 恋人と別れてしまっても、 愛する誰かを亡くしても、 それでも、毎日は続く。 日は上り、いつものように日常は始まる。 そしてまた、日は沈む。 そう、変わらない日常は続くわけです。 例え自分の目に映る景色が色褪せてしまったとしても、 それでも、いつものように「日常」という名の幕は開くのです。 でも、目に映る景色が色褪せる、そんな経験を重ねて生きることで、 人生は深みが増し、燻され、成熟するのだと思います。 だから、哀しみは自分を癒してはくれないけれど、 円熟し、深みを増した人は、 誰かの心を癒すことは、できるのかもしれない。 …なんて、そんな風に思ったわけです。 ま、そう簡単にはいかないかもしれないけど…😅

          今日を生きるヒント001「いつものように幕が開く…」

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          本の森001「小さき者へ」重松清

          同僚や上司、部下が理解できないと感じた時、 人間関係に迷った時、この本を読むと少し優しくなれる。 リーダーとして、上司として、よいチームを作りたいと思う人に、 いつもこの本をお勧めしている。 人は、みんな違う。 誰もがそれぞれの物語を抱えて生きている。 誰もが違う場所で生まれ、違う人生を生きている。 今、見えている「その人」の向こう側には、 私たちが知らない「物語」がある。 この本を読むと、少し優しくなれるような気がする。 #読書 #読書の森 #本の森 #読書録 #読

          本の森001「小さき者へ」重松清

          最高のチームをつくる、たった2つの要素

           先日、息子の所属するラグビークラブで部内練習試合が開催されました。部内で4チームに分かれて試合をするのですが、4チームでは人数が足りないため、数名の子供たちは他チームに助っ人選手としても参加します。うちの息子も最終戦で他チームに助っ人選手として参加しました。対戦相手のチームはラグビー歴が長かったり運動神経がよかったりする選手が殆どを占める競合チームでした。  試合の終盤、3点差ほどで勝っていた相手チームの中でもラグビー歴の長い上手な子供がディフェンスラインの隙を抜けて独走。

          最高のチームをつくる、たった2つの要素

          リーダーとして、僕が一番許せないことについて考えてみた。

          とても気になっていることがある。 4月16日に行われた日米首脳会談終了後の共同記者会見での一幕。 ロイターの記者が菅首相に「公衆衛生の専門家は、日本が五輪を開催する準備ができていないと指摘している中、開催するのは無責任ではないか?」と質問した際、管首相は記者からの質問を無視し、次に控えていた日本人記者に質問を促したのだ。 全世界が注目する日米首脳の共同記者会見の場で、海外メディアからの質問を黙殺する、それも首相の言う「世界の団結の象徴」であるオリンピックと、全世界の課題で

          リーダーとして、僕が一番許せないことについて考えてみた。

          海洋放出問題に見る、「伝え方の技術」

          4月13日、政府は東京電力福島第一原発の汚染処理水を、放射性物質の濃度を下げた後、海に流す方針を決めた。 汚染された水(汚染処理水)を海に流す!? ヤバくない??? ほとんどの人がそう思う、と思う。 「放出される水は科学的には問題ない。WHOの飲料水基準からも大きく下回っている」 政府や東電がそんな説明をしても、多くの人は不安しか感じないと思う。 森友・加計問題、桜を見る会問題、ましてや東北新社やNTTの問題など、嘘ばっかり言ってる政府を信用しろと言われても、中々難し

          海洋放出問題に見る、「伝え方の技術」

          アイドルと大臣と幹部社員は同じだと思う。

          放送事業会社「東北新社」の外資規制違反に関する国会審議で、武田良太郎総務相が総務省幹部に「記憶がない」という言葉を発し、幹部はその後「記憶にございません」の答弁を連発した。言葉を発した理由について尋ねられた総務相は「なぜか、無意識というか口に出た」と言い放った。 マジで?!一国の大臣の発言とは思えない言葉に、ビックリした。 …子供の言い訳でも、もうちょっとマシな気がする。 どうして、こんな軽薄な発言ができるんだろう? 国会という場所は、国家のルールを決める神聖な場所なの

          アイドルと大臣と幹部社員は同じだと思う。

          日本の男女平等は、156カ国中120位(T-T)

          スイスのシンクタンク「世界経済フォーラム」による「ジェンダーギャップ指数」の年次報告書最新ランキングで、日本は120位だった。 各分野の項目別に見ても、女性国会議員比率140位、女性閣僚比率126位、女性管理職比率139位と極めて低い。…というか、恥ずかしい。 昨日、相談に来られた経営者は、どんどん女性や若手を抜擢していきますと、ワクワクしながら話されていた。日本の未来のためにも、ぜひ頑張って欲しいと思う。全力で応援します!!!

          日本の男女平等は、156カ国中120位(T-T)

          僕たちの国で起こっている人権侵害問題

          毎日新聞3月23日夕刊より  名古屋出入国在留管理局(名古屋市港区)に収容されていたスリランカ人の女性が、3月6日、居室内で脈がない状態で見つかり、緊急搬送先の病院で死亡が確認された。  死亡したスリランカ人女性とは、支援団体START(外国人労働者・難民と共に歩む会)顧問の松井保憲さん(66)らが2020年12月から毎週のように面会や聞き取りを続けていた。支援者らは「最後の面会時、体調が極端に悪化した様子だった。死んでしまうから入院させてと入管に訴えたのに」と憤る。  

          僕たちの国で起こっている人権侵害問題

          4割もの人が年内退職を考えてる!?

          マイクロソフトが今年1月に行った調査によると、働く人の4割が、年内に今の会社を退職しようと考えているという。4割も!? 新型コロナウィルス感染拡大に伴って在宅勤務を経験し、柔軟な働き方を求 める声が高まったことが大きな要因らしい。調査対象者の73%が、今後も柔軟に遠隔勤務を選べる状況が続いて欲しいと考えているという。 さらに、就業日に疲労を感じると答えた人が48%、就業日に孤立感を味わっている割合も35%だった。 コロナの影響で、驚くほど多くの人が「毎日通勤するくらいなら転

          4割もの人が年内退職を考えてる!?

          春はお別れの季節です♪

          「まだ」と「もう」点滅している信号に走れ私の中の青春 松村正直 毎日新聞3月27日付のコラム「余録」に掲載されていた短歌だ。 コロナ禍で修学旅行に行けなかったり寂しい卒業式になってしまったり、入学したのにほとんど大学に通えなかったりと、不遇な青春時代だたと感じる学生は多いと思う。娘も「高2の思い出を返してほしい」と嘆いていた。 でも、どんな状況であったとしても、卒業式はやってくる。学生だけじゃない。社会人にとっても、春は卒業、異動、お別れの季節だ。「春はお別れの季節です。

          春はお別れの季節です♪

          どこを向いて仕事してる?

          今期の国会で24もの法案・条例の条文・関連資料に誤記が見つかった。デジタル改革関連法案に至っては、関連資料に45箇所もの誤記があったそうだ。これは、中々すごい量だと思う。ミスの要因として、コロナ対応による各省庁の業務増や慣れないテレワークでのチェック体制の緩みも指摘されているようだ。確かに行政の仕事量は激増しているし、職員もみんな疲れ果てていることも間違い無いと思う。ただ、問題の本質はそこじゃないという気がするわけです、僕は。 ここからは僕の推測ですが、長期政権によって「ど

          どこを向いて仕事してる?

          7才の少女が、ミャンマー国軍に撃たれ死亡した。父のひざの上で。 https://www.asahi.com/articles/ASP3S66ZBP3SUHBI02J.html 悲しい。ただただ悲しい。 自分たちの権力を守ることが、一人の少女の命よりも大事だとは到底思えない。

          7才の少女が、ミャンマー国軍に撃たれ死亡した。父のひざの上で。 https://www.asahi.com/articles/ASP3S66ZBP3SUHBI02J.html 悲しい。ただただ悲しい。 自分たちの権力を守ることが、一人の少女の命よりも大事だとは到底思えない。