見出し画像

【無い物ねだりの原因はミスジャッジ】

今日は『無い物ねだりの原因はミスジャッジ』
についてお伝えしていきます。

人間は「無い物ねだり」
をする生き物です。

私自身も色々と
「無い物ねだり」を
としてきました。


私の「無い物ねだり」は

「せめてあと10センチ背が高かったら
 スポーツでも有利だったのになぁ」

「イケメンに生まれていれば女性に
 たくさんモテてていただろうなぁ」

「自分にもっと手先が器用な才能や素質があったら
 職人仕事をカッコよく出来ただろうなぁ」

「もう少し恵まれた環境だったら
 エリート連中より上回っていただろうなぁ」

etc

「身長」

「容姿」

「才能」

「環境」

に対して

「こうだったら良いのになぁ」
という理想や願望ばかりを
唱えていました。


因みに

「無い物強請り」とは
無い物を欲しがること。
実現できないことを無理に望むこと。
                              goo辞書

では人はなぜ
「無い物ねだり」を
するのでしょうか?

考えられる原因としては
下記の4つがあります。

1.セルフイメージが低い

2.劣等感を抱いている

3.他人や周囲と比較競争する
  ステータスゲームに囚われている

4.寂しさや孤独を感じている


1.セルフイメージが低い

   自分の短所ばかりが氣になって
   長所を見ようとしません。

   過去に失敗やトラウマを引きずり
   極度に恐れ過ぎています。

   自信(=自分を信じていない)が
   持てない状態であらゆる事を
   ネガティブに解釈します。

  
2.劣等感を抱いている

   幼少期に両親や学校の先生から
   自己否定される内容を言われると
   心の傷として残っています。

   自分は劣っていると捉えて
   マイナスイメージを抱きます。

   完璧主義者や自信過剰家も
   欠落する事を忌み嫌い
   猛烈に嫉妬や妬みを感じます。


3.他人や周囲と比較競争する
  ステータスゲームに囚われている

   常に周りと比較してどう見られているかを
   氣にして、上っ面のところばかりを
   追い求めようとします。

   セックスとステータスだけに基づいた
   優位性と承認欲求を満たしたいが為に
   強引な手段を使ってでも
   成し遂げようとします。

   自分に持っていない物があれば
   負けていると勘違いして
   手に入れようと躍起になります。


4.寂しさや孤独を感じている

   自分は独りぼっちで寂しく
   仲間外れになっていると思い
   疎外感を覚えています。

   友達や恋人が居ないと
   人間関係に問題があると感じ
   無理に人脈を作ろうとします。

   心から望む安心感であれば良いですが
   見かけだけの交友関係はいずれ
   破綻していきます。


4つの原因はどれも
他者や周囲と比較しています。

自分が欠落していると思い込み
持ち合わせていない要素を
頭の中で埋め合わせをする事で
安心感を保とうとしています。


つまり
「ミスジャッジ」
している事です。

短期的な視点で判断して
目先の利益が欲しい事に
執着しています。


爬虫類脳さんと哺乳類脳さんが
かなり興奮している状態で
短期的欲求を渇望しています。

マズローの5段階欲求で
低階層から承認欲求に至るまで
今すぐに入手したい思いが
強く表れています。


タラればによる
理想像をイメージして
自己防衛と責任転嫁を
正当化しています。

短所や劣等感をリフレーミングして
実際に行動していけば良いですが
長年染みついた固定観念や常識で
ブレーキをかけています。


例えば
私が剣道の試合において
目の前の試合に勝ちたい欲望を
全面的に出すとします。

相手は自分よりも背が高く
技の切れも鋭く
名門道場で稽古している
超人レベルの選手です。


何としてでも勝利を収めたいので

心の中で

「あと10センチ背が高かったら
 同等に勝負出来るのになぁ」

「もっと素早く打突出来たら
 勝てるかもしれないなぁ」

「有名な道場に入門していたら
 良い結果を残せているのになぁ」

etc

「無い物ねだり」をしています。


この考え方をしている時点で
既に負けています。


胸を借りる気持ちで
正々堂々と真っ向勝負して
負けるなら致し方ありません。

しかし、悪魔の囁きが聞こえて
何としてでも勝ちたい強欲が
前面に出てきたらどうでしょう。


勝つ為なら手段を選ばない発想が
次々と思い浮かんできます。

「相手に打突させないように接近戦でガードさせて
 防御に入った瞬間フェイントを使いながら仕掛ける」

「引き技を打突した後場外まで追い込んで
 場外反則を取るようにしていく」

「団体戦なら時間稼ぎをして
 不用意に打突しないようにする」

etc

こうなると選手の対応以上に
指導者(監督)の教えが
問われてきます。


「インターハイ出場のかかった大一番の試合」

「高校野球甲子園での決勝戦の大舞台」

「売上を上げる為にゴリ押しで高額商品を売り付ける」

etc

目の前の利益欲しさに
短期的欲求に飛び付く事程
愚かな事はありません。


「無い物ねだり」をしている時は
感情が揺さぶられてIQも
下がりやすい状態に
陥っています。

ミスジャッジを回避するためには
思考(分析)と感情を分けた上で
落ち着いて人間脳さんを
稼働させていく事です。


今喉から手が出る程
欲しいだけなのか
長期的な視点で判断します。

メタして俯瞰すると
「無い物ねだり」を逆手に取って
新しいアイデアを発想する事も
十分に可能です。


『プロズとコンズを考える』参照。


視点の移動次第で
「無い物ねだり」が
お宝に変わります。

長所と短所を上手く
組み合わせてみましょう。

今日も読んでくださって
ありがとうございます。


追伸
あなたにとっての
「無い物ねだり」を
教えてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?