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鍼灸×リハビリ

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LSS(腰部脊柱管狭窄症)の鍼灸×リハビリ

LSS(腰部脊柱管狭窄症)の鍼灸×リハビリ

この記事はLSS(腰部脊柱管狭窄症)に対する、鍼灸(低周波鍼通電)×リハビリ施術の方法を紹介した記事です。
病院では頻繁に行われていますが、一般的な治療院ではあまり馴染みがない、神経パルスを行います。

LSSに対する鍼灸×リハビリ施術については、本記事でも詳しく解説していますが、私はオンラインセミナーも開催しています。文字や画像をみるだけでは、理解しづらいという人は、是非参加されてください!

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梨状筋症候群の鍼灸×リハビリ

梨状筋症候群の鍼灸×リハビリ

この記事は梨状筋症候群に対して、鍼灸(神経パルス)とリハビリを掛け合わせた施術法を説明した記事です。

1.はじめに
梨状筋症候群とは末梢神経障害を引き起こす疾患です。
梨状筋症候群では、主に坐骨神経が絞扼されます。

(1)坐骨神経の特徴

坐骨神経はL4~S3脊髄神経から形成され、骨盤内を下り、通常は大坐骨孔と梨状筋下孔を通り、その後は大転子と坐骨結節の間を通り下肢に至ります。

ただし、一般

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鍼灸×リハビリとは何か?

鍼灸×リハビリとは何か?

鍼灸師の皆さん、リハビリをしていますか?
リハビリと書くと、とても広い意味になってしまいますが、
ここでいうリハビリとは、身体機能の回復、改善を目的とした
リハビリの事を指しています。
具体的に書くと、運動療法、物理療法、装具療法、動作訓練などの事です。

鍼灸施術に加えてリハビリを行うことで、施術効果が高まりますし、
鍼灸施術のみでは対応できない疾患にも対応できるようになります。
例えば、肩関節

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姿勢の種類と確認方法[鍼灸師、柔道整復師、マッサージ師必見]

姿勢の種類と確認方法[鍼灸師、柔道整復師、マッサージ師必見]

皆さんは臨床の際に姿勢を確認していますか?
仮に鍼灸施術や徒手療法で症状を緩和させても、
姿勢に問題があれば施術効果が長続きしない、という事が起こり得ます。
姿勢の確認方法が分からない方、確認してはいるけど漠然と行っている方に本記事はおすすめです。

私は、実際の臨床で「ケンダルの姿勢分類」(1)と機能性側弯症(2)を念頭に置いて姿勢の確認を行っています。

1.ケンダルの姿勢分類とは

ケンダル

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仙腸関節障害に対する鍼灸×リハビリ

仙腸関節障害に対する鍼灸×リハビリ

1.はじめに
仙腸関節障害とは仙腸関節に不安定化に伴う、関節包、及び周囲の
靭帯に疼痛、腰部、鼠径部、下肢に痛みの症状が出ることがある疾患です。
腰痛の16%~30%を占めるという報告もあります。(1)

2.仙腸関節の解剖学的特徴
仙腸関節の構造は腸骨と仙骨からなる関節で、関節包が存在します。
脊柱の根元に位置する事により、直立二足歩行を行うにあたってかかる衝撃を緩和させる役割があります。
関節

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