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結婚前と結婚後、両方とも最高な職場環境の条件とは

飲食店を回っていると、「自分は食べ物を媒介として人間を楽しんでいるだけではないか」という気がしてきた。

店の内装のこだわりや、一皿一皿に込められた人の想いを感じて、様々な意味を読み込んでいる。

さらに、お店を訪れているお客さんの人間模様も、楽しみをプラスしてくれる。結局、味とか満腹度という機能性だけでは、現代人が飲食店で得ている楽しみの半分も再現できないだろう。

カップルの会話から考える職場恋愛の話

コース料理を一人で快調に平らげていると、おそらくマッチングアプリで出会ったと思われる男女のペアが探り探りで会話をしていた。

どうやら女性の側は職場内の年齢構成が偏っていておじさんばかりらしく、アプリに出会いを求めた模様。中小企業らしいのだが、あるあるだなと思う。

人事異動がほぼなく、人の採用も不定期なので、場合によっては入社してからほとんど顔ぶれが変わらないこともありうる。

結婚・子育て世帯は人事異動を嫌う。子供の交友関係がリセットされるので、人事異動をしたくないがために転職する人もいるぐらいだ。

一方、異動がない環境だと、配属時点で良い出会いがなければ、自助努力で出会いを求めてゆけないといけない。

会社目線で読み解く「良い会社の見つけ方」

ここで会社側の視点で見てみよう。例えば、47都道府県の全てに事業所を持つ会社があったとして、各拠点で毎年1名ずつ配属しないと拠点の維持ができないとする。

社員の転居を伴う異動をゼロにしようと思ったら、各都道府県の人材を全て現地で採用しなくてはいけない。採用活動を47都道府県それぞれでやらなくてはいけないため、コストが非常に高くつく。

採用は東京や大阪などの人が集中する地域で行い、そこで調達した人材を全国各地に異動させるほうが効率が良い。

というわけで、各地に拠点をたくさん持っている会社は、全国転勤ありの人間を求めるようになる。

IT企業のように、さまざまな場所に拠点をばらけさせる必然性がない事業内容であれば、規模の大きさと拠点数は比例しなくなる。そのため、「社員数は多いが、転勤がない」会社を作ることができる。

上記のような理屈から、「職場恋愛を重んじるが、結婚した後のことを考えて転勤なしが希望」な人は、事業所数を増やさなくて良い業態を狙うのが良いだろう。

規模の大きい(=従業員数や売上が大きい)会社というのは、出会える異性の人数が多くなるし、給料も高めになる傾向がある。結婚相手を探すにあたっても、結婚後の家族生活においても最高の会社である。

就活生の皆さんには是非参考にしていただきたい。

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