グダグダなプロジェクトをぶん回して立て直す人たち
前任者の杜撰なシステム開発計画を引き継いだ先輩の敏腕ビジネスマンが、どのようにプロジェクトを「部下が勝てる局面」まで持って行ったか、詳細をぼかした形で書いてみよう。
そのプロジェクトは大規模な予算をもとに、業務を抜本的に改革するものだった。早速先輩は過去の議事録、開発資料、社内の決裁文書を読み漁る。経緯不明な情報もあったが、「そこはフラットに今の目線で評価すればいい」と考え、当時の担当者を追いかけて聞くことはしなかった。
自己で判断する能力がない人間は、どうにかして他人の