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システムはオーダーメイドで

こんにちは、タカです。

仕事でもサッカーでも、
システムはオーダーメイドがベスト。



前回記事にて、
サッカー・ワールドカップにかけまして、
最強のフォーメーションなんて存在しない。
正解はない。

その時の状況、相手、自分、味方、チームの特性、
一人ひとりの得意不得意、

などによって適した布陣や戦術内容なんて変わる。
コレをやっていれば成功する。
なんてもの存在しない。

というお話をしました。


コレさえやれば成功する。
コレだけやっていれば稼げる。
というのは詐欺師なので気をつけましょう。


Leo the Football



それにともなって言えるのは、
システムはオーダーメイドが良い。
ということ。


サッカー分析You Tuberの
レオザフットボールという方がいます。

個人的には前回のワールドカップ以前から
ファンでして、よく観ています!


それで、
レオさんが前から言っているのは、
強いチーム、監督というのは、

「システムはオーダーメイド」
だということ。


相手の状況、自分のチームの人材、
などから逆算して、

それに最適な布陣を作っていって、
オリジナルなチームを活かす
システムを作り出していく考え方。

この仕組みやシステムが強いから、
これをずっとやろう。と言う考え方。

これは一見正しいように見えますが、
合わない人材は排除されますし、
そのシステムに対策されてしまうと
対応できなくなってしまう。

時代が合わなくなると
すぐに攻略されてしまう。


もちろん、
そのシステムに合った選手や人材は飛躍するでしょうが。
これではそれ以外の人材は切り捨てることになります。


鮮度が落ちてきて臭みが出てきた魚を
魚は刺し身が良いんだ!
としてしまうと
美味しくないでしょう。

他には、
刺し身で美味しい新鮮な魚も、
ステーキで美味しい良い牛肉も、
全部油であげて唐揚げにするようなものです。

まあ、
唐揚げ美味しいじゃん!
と言われてしまえばそれまでですが……
もったいないですよね。

システムはオーダーメイド



システムはオーダーメイド、
それは当たり前だ、
と思われるかもしれませんが。


やるとなると難しい。
というか
実際にできている組織はあまりないです。


仕事に置き換えるとわかりやすいですが、

実際の会社の現場などは、
居る人材や社会情勢に合わせて
システムを構築していく。

というよりは、

会社のやり方、仕組み、
上司のやり方、価値観、
などに合わせて、

システムがまず最初にあって、
それにまわりの人達が合わせる。という状況。

システムが先にあって、
それに合わせているのが現実。


例えば、
事務が得意な人がいて、今までそういった資格を取ったり勉強したりしていた。しかし、人事異動があって、営業系の部署に配属になり、ガラッと変わった環境で働かなくてはならない、

とか、

もしくはその逆。
営業が好きで得意だった人が、配置換えにあって、事務方やマネジメントなどの裏方、倉庫業務を担当する会社へ出向、などなど大きい企業、組織ではありがちな話。

それはなぜ起こるのか?
というと、


システムがありきであり、それに合わせろ、
という風潮が大きいからです。

会社ありき、上司のやり方がありき、
であり、人材や状況によって仕組みをつくる。

という考えが無いからです。

先にシステムありき



どうしても、既存の仕組みややり方、
上司であれば、上司の成功体験、
これでうまくやってきた。

というのを当てはめて考える傾向が強い。

これをやれ、
これができないと出世できない。
これをしないやつは劣っている。
というのが実情。

現実的に考えると、
多くの人を管理しようとすると、
どうしてもシステムありきで
それに当てはめて行動規制したほうが楽ですからね。

現実問題は仕方がないのかもしれませんが。

ウイイレなどのサッカーゲームであれば、
オフェンス値80ディフェンス値30パス能力20。

など数値が出てくるので、この選手はフォワードで使おうとか、パスはやらせないようにしよう。などできますが、

仕事や生活などで
私達の能力はゲームみたいに数値化されていません。
個人の特性なんて可視化しにくいのです。


なので、営業80、事務40、マネジメント力20、
みたいな人が、

営業成績が良いから
次から事務所でのマネージャーに配置換えしよう。

みたいなことが起きてしまいます。

仕組みやシステム、会社のやり方に人を当てはめるのではなく、
その人の得意不得意、向き不向きから逆算して、
そのチームのシステムを構築するのがベストでしょう。


あくまでも理想論ですが、
こういう視点があった方がいい。

強要では潰れる


私自身、
営業会社にて
フルコミッション営業をしていましたが、


どうしても上司のやり方、
会社のシステムがありきで、

それに合わせろ、みんな一律でこれをやれ、
やらないやつはダメだ、できないやつは劣っている。
という方針で一生懸命合わせようと数年間努力してきました。

しかし、最終的にはパンクして仕事をやりたくなくなりました。

結局、
今その営業会社は、
人がみんな辞めてしまって廃業しています。


システムありきで、それに合う人しか採用しない。というならまだ理解できますが、どんどんとシステムを強要し、それに合わないやつはダメ、という教育方針だと、時代の変化に合わせたり、本当に強いチームは作れないのでしょう。


そういった経験があったので、この
「システムはオーダーメイド」
という言葉に強く共感しますし、

理想論ではありますが、
こういう考え方の組織が増えてくれると嬉しいですね。


この、システムはオーダーメイド
という人生を取り上げたのが、
こちらの本です。

これからの時代は
正解を求めて、
正解に当てはめる人生ではなくて

自分で自分の人生を形作っていく。
というのが理想になるでしょう。

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