哀しみの海にもぐるたびに。
心が血を流せばいいのに。
そうすればこんな気持ちも、誰かがわかってくれるのに。
いつかのあなたへ。
これは私からの手紙です。
私もたぶん、あなたととても近い場所で、そして、どうしようもないままに、同じ想いでいたように思います。私はあなたと同じ見えない道で、ただ、迷っているのでしょうね。せめてあなたはひとりじゃないことを、忘れないでいて欲しいのです。
哀しいときは、哀しみの海へ、深く深くもぐってしまいましょう。そうして本当のひとりの寂しさを、あなたがもしも感じたとしたら、