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短編小説『もし100万円あったら』
中学生の男子が2人、下校している。
「もし100万拾ったらどうする?」
「そりゃ交番に持っていくでしょ」
「……じゃあ、宝くじで100万もらったらどうする?」
「え? 誰に?」
「えーと、じゃあ親戚のおじさんとか」
「なんでくれたの?」
「それは……おこづかい的な、お年玉的な感じで」
「そもそもそのおじさんはなんの仕事してるの?」
「なんでそれは知りたいの?」
「やっぱりお金
中学生の男子が2人、下校している。
「もし100万拾ったらどうする?」
「そりゃ交番に持っていくでしょ」
「……じゃあ、宝くじで100万もらったらどうする?」
「え? 誰に?」
「えーと、じゃあ親戚のおじさんとか」
「なんでくれたの?」
「それは……おこづかい的な、お年玉的な感じで」
「そもそもそのおじさんはなんの仕事してるの?」
「なんでそれは知りたいの?」
「やっぱりお金