対話2

"自己対話"のススメ

自己対話を結構する方だ。

生活する中で疑問が生まれた時や、理不尽でどうにもならないことに遭遇した時に自己対話をすることが多い。

なぜ自己対話するかというと、何かしら答えを自分なりに出すことで安心したり、納得したいから。

自己対話といっても何も難しいことをやっているわけではなく、気になることに対して、納得行くまで "なぜ" という自問自答を繰り返し行うだけだ。

例えば、理不尽なことに遭遇した時には、なぜあの人はあのような行動を取らざるを得なかっただろうか?とか、今回起きた出来事を別の視点で見てみるとどうだろうか?とかである。

そして、正解かどうかは置いといて、自分なりの答えを出す。このプロセスを経ることで、最近私はストレスフリーな状態になれていると思う。

周りに意見を求めることで安心を得るという人も当然いるだろう。しかし、そんな人でも最終的には自己対話というステップを踏んでいるはずだ。なぜなら、誰かに悩み相談するにしても、アドバイスを聞いて最後判断するのは自分だからだ。

問題解決する上で、自己対話は避けられない。だからこそ、自己対話力を鍛えておいて損はない。


自己対話が良い訳

先程の話の中で、私は1つ気になるところがあった。

なぜに、自分なりの答えが正解かどうかもわからないのに、納得感と自信を持つことができたのかという点である。

その理由を考えてみると、こうじゃないかというのが以下。

まず、"①自分なりの答えに納得感や自信を逆に持つことができないと、自己否定に繋がるから" ではないだろうかということである。

人間、徹底的に考えたことに対していちゃもん付けられたら腹が立ちますよね? 自分の答えに自分自身が自信が持てないということは、それと同じ感覚なんだと思う。

『周りからどう思われようが、最後の砦の自分だけは自分のことを好きでい続けなさい!』って感じですね。

そして、もう一つは "②それなりに時間を掛けて導き出した答えが間違っているとなると、これまで考えた時間が全くのムダとなってしまう気がするから" ではないだろうか。

実際、良かれ悪かれ思考結果は残るし、思考プロセスも鍛えられるわけで、無駄なことはほとんどないのだが、どうしても最後の結果だけを重要視するというクセが付いてしまっている古き日本人の悪しき慣習からくるものかもしれない。今回は、結果として良い方向に行ったからよかったんですけどね。

ということで、徹底的に自己対話した先には自信が芽生えるし、理不尽も消化できるようになるので、結果として感情コントロールも上手になるのでおすすめだ。


自己対話力の磨き方

最初は難しいかもしれないので、それこそ周りにフィードバックを貰ったり、本から思考方法を学んでもいいかもしれない。

ただし、何も考えずにそのまま受け入れるのだけは避けるべきだ。なぜなら、考えるという行為を放棄しており、大切な自分の人生を他人に委ねるということに他ならないからだ。

外から得た情報に対して、考えるという行為を繰り返し行うことで自己対話力が磨かれる。そして、その内、外からの情報なしで全て自己対話で解決できることができるようになる。つまりは、決断力が早まるということだ。

自己対話で全て解決できるようになることは非常に嬉しいことだが、一つ注意しなければならないことがある。

それは、一人よがりが暴走してしまう時があるということだ。

自己対話により導き出された結論は、自分にとっては自信に満ちた結論となっており、他の意見を全く寄せ付けないということが起きる。要は、客観的に見れないのである。

これを防ぐために、意図時に周りからフィードバックを貰いながら、自分の立ち位置を常に確認するという作業を行ったほうがいいだろう。


ということで、私も悟りを開くべく、今日も自己対話を続けます。

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