記事一覧
ハーディングフェーレ練習用ヴァイオリンを考案してみた
「ハーディングフェーレを習いたいけれど、いきなり楽器を買うのはちょっとためらわれるな・・」という生徒さんの声を受け
「それなら、ハーディングフェーレを練習するためのヴァイオリンをつくってみればいいかも!」と考え、
ハーディングフェーレ&ヴァイオリン工房K さんのお力をお借りして、
https://www.keisukehara.com/
(というか、一緒に相談しながら最終的には楽器職人原さん もっとみる
ハーディングフェーレでスウェーデンの音楽を弾いてみた
スウェーデンを代表する民俗音楽バンド ヴェーセンが演奏し、世界中で愛されている『ジョセフィンズ・ワルツ』をハーディングフェーレで演奏しました。
多様なジャンルを演奏すること
生徒さんから、考えさせられる素敵な質問をいただくことが多いので、noteでご紹介していこうと思います。
第一弾は、一番よくきかれるこれ!
「色々なジャンルの音楽を弾いて、混乱しないのか」
具体的には、
Aさん「アイリッシュフィドルを習おうと思っていたのに、ハーディングフェーレもやりたくなっちゃった・・」
Bさん「アイリッシュフィドルを習っているが、好きなクレズマーの曲も弾いてみたい・・」
北欧の楽器 ハーディングフェーレでクラシック音楽を弾いてみた
いやー久しぶりにクラシック音楽を弾きました!
(これをクラシックと呼ぶならば)
演奏したのは、エドヴァルド・グリーグ作曲『ペール・ギュント』Op. 23 より「ハリング」です。
この曲は、オーケストラの中ではヴィオラソロで演奏されることが多いですが、初演はハーディングフェーレで演奏されたそうです。
ハーディングフェーレは、ヴィオラやヴァイオリンよりも駒(ブリッジ)が平らで重音を演奏するのに向い もっとみる
北欧の楽器 ハーディングフェーレの曲を、なるたけポップにしてみた
今回は「ハーディングフェーレの伝統曲を聴きやすくしてみた」というややふざけたタイトルで、ノルウェーの伝統音楽をアレンジしました。
ノルウェーの伝統音楽って、どうですか?好きですか?
わたしは初めてハーディングフェーレ(ノルウェーの伝統楽器)のソロのCDを聴いた時、正直なところ「謎でよくわからない音楽」だと思いました!(爆)
ちょっと話が脱線しますが、アイリッシュ音楽も、初めて聴いた本場のCD もっとみる
【北欧 / ケルト】ハーディングフェーレでアイリッシュ音楽を弾いてみた
今年は、ノルウェーの伝統楽器 ハーディングフェーレで、ジャンルを問わず色んな曲を弾いていきたいと思っています。
今回は、アイルランドのスローリールを、ピアノ伴奏で演奏しました。
ソロアルバムの収録曲を動画にしていくことや、バイオリンでいろいろな国の音楽を演奏する動画を作ることなど、やりたいことは色々あるので、月2ペースぐらいで少しずつ進めていけたらなーと思っています。
基本的にはYouTubeに もっとみる
ハーディングフェーレでクリスマス曲を弾いてみました
ハーディングフェーレで伝統曲以外も弾けるよ!ってことや、ハーディングフェーレだけでアンサンブルするのも楽しいよ!ってことをお伝えしたくて、動画を撮ってみました。
自分でハーディングフェーレを重ねるのは初の試みだったので、色々な発見がありました。今回の一番大切な発見は、ひとりで演奏しているだけでも既に共鳴して高音域がたくさん聴こえているから、アンサンブルを上に積み重ねても効果が薄いということ。ヴァ もっとみる
Huldreslått I(ノルウェーの伝統曲)
昨年リリースした、ブックレットCD『Vetla Jento Mi ~ハーディングフェーレ伝統曲集~』。
ソロ作品なので宣伝するのが気恥ずかしく、レコ発もいまだしておらず、そうこうしているうちに自分でも忘れかけていたのですが、先日友人のアトリエで流れているのを聴いた時に「我ながらいい作品だな!もっとたくさんの人に聴いて読んでもらいたいな!」と思いました。
というわけで、これから、アルバムに収録した もっとみる
この1年間やっていたこと
お久しぶりです!
1年間noteをお休みしていた間にも、思いがけずたくさんの方が記事を読んでくださっていたと知り、とても嬉しく思っています。
この期間していたことを、いくつかご紹介します。
1. ブックレットCD『Vetla Jento Mi ~ハーディングフェーレ伝統曲集~』をリリースしました。初めての、ソロ名義でのCDです。ノルウェーの大好きな伝統曲を9つ選び、22ページのブックレットに
当面の間、noteをお休みします。
執筆・講演・レッスン依頼等は emy@camelmusic.net までお気軽にどうぞ!
どこからが曲? 〜ベネズエラ音楽を聴いて考えたこと〜
「じゃああの曲やろうよ!」とか「この曲いいよね!」とかみんなが気軽に使っている「曲」という言葉について、最近改めて考えています。
「曲」とは鳥の声が音楽に聴こえたとしても人が手を加えて組み立てるまでは曲にはならないし(もちろんある人にとって「音楽」かもしれない。鳥にとっては会話でも。)、現代音楽がただのノイズに聴こえたとしても、それは作曲者が「曲だ」と主張する限りきっと「曲」です。
ここまで極
私の日々の制作や練習の方法
勤めていた藝大の保健管理センターから、どうやったらリモートワークがうまくいくのかというメールが届きました。そこに書いてあったひとつめの方法は「まず着替えること」。その後「仕事をする場にはそれ以外のものを置かない」とか「休憩をこまめに取る」とか、いくつかの項目が続いていました。
仕事に週明けに東京も緊急事態宣言が解除されたらネタとしては古くなるのかな と思いつつ、私も自分の仕事の仕方を公開してみま