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先生は本と映画です。

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タイトルの通りです。本や映画という先生から感じたことを書いています。
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#編集note

「才能」が無くても、「好き」は仕事にするべきなの?

「才能」が無くても、「好き」は仕事にするべきなの?

「才能」という言葉を意識し始めたのは、文章の書き方を本格的に習うようになってからだった。

大学を卒業した後、手に職をつけようと思い、元々興味のあったライティングのスキルを磨くため、池袋にある天狼院書店というところで修行をしていた。僕がライティング・ゼミと呼ばれるゼミでライティングの勉強をして半年がすぎた頃、新しく「ライティング・ゼミ・プロフェッショナルコース」という、より文章のスキルを磨くための

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孤独を一緒に乗り越える友達と出会える本

孤独を一緒に乗り越える友達と出会える本

1巻につき1回は必ず泣ける漫画があると言われて、あなたは信じるでしょうか。

この漫画に対する思いが溢れすぎて、オススメの漫画を聞かれると確実にこの漫画を推すようにしています。そしてその度に「1巻につき1回は必ず泣けるから!!!」と鼻息荒く食い気味で魅力を語っています。

この漫画に出会ったのは、単なる偶然でした。

「ジャンプ+」という週刊少年ジャンプ系列の漫画の一部が無料で読めるアプリの中で、

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少しでも「生きづらさ」を感じるあなたへ。

少しでも「生きづらさ」を感じるあなたへ。

時たま、言葉でうまく表現することのできない「生きづらさ」と出会うことがあります。

なんとなく居心地が悪いというか、気にしなくてもいいのに気になったりとか。

それは、自分が思うように仕事が上手くいかなかったり、職場や学校の人間関係に悩んだり、他の会社の働き方と自分を比較したり、twitterやInstagramで流れる友人の投稿に一喜一憂したり。「生きづらさ」は、些細なことから大きなものまで

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「屍人荘の殺人」は読んだ後に、記憶を消したいと思う小説である。

もしも記憶が消せるのなら、何度でも記憶を消して読み直したい。
この小説の”仕掛け”にまんまとハマって、その度に「やられた!」と悔しがり、中身を髄まで味わい尽くしたい。

ある意味、この小説−「屍人荘の殺人」−に出会ったことは幸運とも言えるし、同じような快感を二度と味わえないと考えると不幸とも言える。

筆舌に尽くしがたい高級料理などはお金があれば繰り返し味わうことができる。

ジェットコースターの

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