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【rules】#1 パーソナルトレーナー 吉田佳代 さん


【rules】では働く女性の様々なルールに触れながら、その人ならではの素敵な生き方、そして唯一無二の考え方に迫ります。

今回はパーソナルトレーナーとして活躍されている吉田佳代さんのお仕事のルールをご紹介します。吉田先生は私にとってヨガの師匠でもあり、メンターでもあります。

先生の目は、いつもキラキラと輝いていらっしゃいます。常に「自由」を大切にされています。そんな吉田先生のキラキラな魅力が、どうか皆さまにも伝わりますように。

パーソナルトレーナー 吉田佳代さんのプロフィール

rules#1_吉田佳代様プロフィール①

吉田 佳代 kaaya yoshida

1983年6月3日兵庫県生まれ。
幼いころからスピリチュアルな分野に興味を持つ。中学〜大学まで絵画に熱中。社会人になってから不規則な生活で体調を崩し、子宮疾患に。治す過程でヨガに出会う。

その後ヨガに没頭してインド・インドネシア・タイなどに短期留学し、さまざまな手法を学ぶ。2013年よりパーソナルトレーナーに転向。現在、複数の女性専用サロンにて年間約1000本のトレーニングをこなす。

吉田佳代さんと出会うまでの道のり

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吉田先生との出会いは、とあるヨガスタジオでした。不登校時代に本来「体育」を通して身につけなければいけない体力がないことに焦りを感じた私はヨガスタジオの門をたたきます。

当時は大失恋を経験し、心がボロボロの状態。何か新しいことを始めたいと考えるようになり、思いきってレッスンを申し込みました。先生と会った瞬間に、雷に打たれた感覚になったのを鮮明に覚えています。

30歳までに本をだすという目標を達成できたのは、吉田先生とともに心と体を整えてきたからだと、今も強く感じています。先生とはソウルメイトに近い感覚を抱いています。

山口恵理香の目に映る「吉田佳代さん」

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吉田先生のプロフィールをご覧になられて皆様もお分かりになるかと思いますが、非常に勉強家でいらっしゃいます。

単純にヨガのスキルだけを習得しているのではなく、毎日どんなときも心と身体と向き合い、知識の量が膨大です。先生とお話しているだけで、私の言葉の引き出しは増え、海外に行けなくても内なる世界がぐんと広がります。

アロマやアーユルヴェーダ、タイ古式、ハーブなどいわゆる自然の力を生かした技術に関して熱心に取り組まれており、先生は常に挑戦し続けています。

毎週のレッスンでは「What’s new」と題して、新たな挑戦についてお互いに報告する時間があります。

海や山を眺める時間を大切にする。身体に優しく生きる。誰もがそう願いたいと思っていても実際に行動に移すまでは時間がかかります。頭でっかちになって、結局、日常を変えられない。どうしても楽な方へと逃げてしまいませんか?

吉田先生は挑戦者であり、身体と向き合うことをサボらず、どんなときも自由なスタイルを貫くかっこいい女性なんです。

Interview

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山口 貴重なお時間をありがとうございます。本日はよろしくお願いいたします!

吉田さん こちらこそよろしくお願いいたします。

山口 早速ですが、お仕事についてお聞かせください。

吉田さん パーソナルトレーナーをしています。加圧トレーニングインストラクター、ヨガインストラクターとしても活動しています。

山口 先生といえばやはり「ヨガ」ですが、ヨガと出会ったきっかけは?

吉田さん 小学生の頃からこの世界で生きることが少し窮屈に感じていました。死にたいと感じる瞬間も0ではありませんでした。少しずつ嘘をつけなくなっていましたが、大学時代は絵画に没頭し、作品をつくることで心が救われていました。

山口 就職活動時に「絵画」は選択肢に入らなかった?

吉田さん アーティストで食べていける人が圧倒的に少なかったですねOBOG訪問をしたいと思ってもアーティストで生計を立てられている方はどちらかというと当時は少数。今、振り返ってみると就職活動のときは「表面上の選択」をしたのかもしれません。一般企業に就職しました。

山口 以前に体調不良がひどかった時期があると伺いましたが、やはり社会人になってからですか?

吉田さん はい、嘘をつけなくなっていました。とにかく苦しかった。一時期は会社にも行けなくなるほどで、それから摂食障害子宮疾患を経験しました。今にして思えば、この時期がターニングポイントだったと思います。

山口 ヨガと出会うまでの日々を、もう少し詳しくお聞かせください。

吉田さん カウンセリングを受けていた時期がありました。山口さんも経験されてお分かりになられていると思いますが、カウンセリングって基本的にはオウム返しですよね。話を聞いてもらっているとか、スッキリしたという感覚はあまりなかったんですよ。

そこから次に「仏教」について興味をもつようになり小池龍之介さんの書籍を読んでみたり、講座へ通ってみたり、さらにはスポーツジムでヨガのレッスンを受けはじめて、本格的に身体と向き合うようになりました。

山口 多くの人が身体を動かしたい、健康的な生活を送りたいと思っていても様々な要因が重なり、なかなか実行できずにいると思います。ヨガを研究し、さらには生業にするまでにかなりのエネルギーが必要だったのではと推測できますが……。

吉田さん ヨガをしているうちに心の欠損が満たされるようになり、魂が喜んでいると感じはじめました。身体の中の色合いや魂の色が一致したときに本格的にヨガを職業にしたいと思いました。

山口 ひとつのビジネスを軌道にのせるまで最低でも1年はかかり、さらに軌道にのせるためには5年以上は必要なのではないかと私は考えています。働きながらパーソナルトレーナーとして活動するまでにどれくらいの時間を必要としましたか?

吉田さん 今はヨガ歴13年目ですが、生計を立てるまでにかかった時間は5年くらいでしょうか。今思うと短期で結果を出せているのは少し驚きます。OL以外はすべてヨガに時間を捧げました。最初の1年は知り合いに声をかけ、公民館を借りながらほぼ無料でヨガレッスンを開催していました。モニター期間を設けて、少しずつレッスン数を増やしているうちに世界が広がりました。

山口 誰でも簡単にできることではありません。先生は、やはり素敵な女性でいらっしゃいますね。

吉田佳代さんの10のルール

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山口 早速ですが、吉田先生の10のルールに迫りたいと思います!まず……、白湯は無味ではありますが独特な味わいがします。毎日続けるコツとして何か工夫されていますか?

吉田さん レモンを入れていますね。とても飲みやすいですよ。

山口 鼻うがいタングスクレーパー(※舌磨き専用のクリーナーのこと)は、なかなか挑戦できません。身体に変化はありましたか?

吉田さん 花粉症が軽減された気がします。春だけはつらくなりますが、それ以外の季節は緩和されました。このタングスクレーパーは随分、長い間使っていますね。

山口 自然なものを食べたいと思いながらも私はついコンビニを利用します。それは時間的な余裕がないのもありますが、どこまで食事に対してストイックになればいいのか線引きが難しいと感じています。

吉田さん 私も遅番のときはさすがに手作りとは言っていられません。コンビニを利用するときは多くはないですがもちろんあります。夜遅くに食事をとるよりも手早く済ませられて、その分、睡眠時間を確保できるならそれもひとつの方法です。食生活が少し緩みはじめたらすぐに自炊をして、身体に優しい食生活を意識しています。コンビニのお弁当にも作り手のプラーナがきっと入っていると言い聞かせていますよ(笑)

山口 おすすめの山や海があれば、ぜひ教えてください。

吉田さん 都内であれば、やはり高尾山がおすすめですね。海は湘南がお気に入りです。定期的に行く場所は「箱根」でしょうか。箱根は水も山もありますから、身体が癒されます。

山口 山や海に行くときにはリラクゼーションアイテムを持参するのですか?

吉田さん アロマを持っていくときがあります。月に1回程度は山や海に行き、身体を解放しています。

My dream

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山口 吉田先生の大切な夢について伺ってもよろしいでしょうか?ヨガを通して達成したい目標はありますか?

吉田さん みんなが自分で心身のケアをして、それぞれがご機嫌で争いがない世界を作ること。そのために自分ができることで貢献することです。

山口 とても素敵な夢ですね。私も毎日せかせかしていて、なかなか身体のケアまで時間が回りません。私にとっても大きな課題です。ところでヨガのインストラクターの方たちは、自分のスタジオをもちたいと考える方とあくまでも拠点をもたずに自由にヨガを極める方と二分化しているようにみえますが……吉田先生は、やはりスタジオをもってみたいですか?

吉田さん スタジオは憧れではありますが、その前にまだまだヨガを極めたいですね。最近はアロマやハーブを使ってバスソルトを作るのが新たな趣味になっていますが、アロマやハーブについてももっと勉強してみたいです。

山口 私たちのようなフリーランスはオンもオフも関係のない世界になりますよね。必ずしも動いている時間がすべて利益と直結しているとも限りません。ヨガの世界をビジネスとして成立させるためには、おそらく様々な葛藤があるのではと勝手ながら想像できます。

吉田さん そのバランスはすごく難しいですよね。身体をメンテナンスしましょうと言いながら自分自身が体調不良でダウンしていると「あれ?」となります。けれど、ヨガのレッスンを通して私も癒されているのは事実なんですよね。これからもオンとオフのない世界の中で、どのように自分自身の心身の健康を保つのかは工夫しなければいけないと思います。

取材を終えてみて

事前に質問をお送りしたときに吉田先生から提出していただいた10のルールは、すべて身体と心に関するルールでした。「お仕事」のルールを教えてくださいとお伝えしましたが、それだけオンもオフも関係なく、自分の身体に対してストイックに過ごされていることが、すぐに伝わりました。

生業としているからここまでストイックにできると感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし実際に吉田先生にお会いしてみると分かりますが、いつもオーラは滞りなく流れていて、目もキラキラと輝いていらっしゃいます。その姿を見たら、誰だって「私も努力したい」と思えるくらいの輝きなんです。

身体と真剣に向き合うと、人はここまで自由にそして解放的に生きられるんだ……。吉田先生と一緒にいると何度もそう感じさせられます。私も今回の取材をきっかけに改めて身体と向き合う時間を増やそうと決めました。


第一弾の【rules】はいかがでしたでしょうか?吉田佳代 先生の魅力が皆さまにも伝われば幸いです。

不定期の更新になりますが、次回も素敵な女性たちのルールや魅力について迫ります。最後までお読みいただき、ありがとうございました。


心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。

ウィリアム・ジェームズの言葉より

ERICA YAMAGUCHI

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