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包まなくても、餃子を楽しめることに気づく。

冷蔵庫にあったのは

・シュウマイの皮
前回作った餃子の余ったたね(冷凍保存していた)
・豚ひき肉

シュウマイを作ろうと思っていたのです。だけど今回は包んで蒸すほどの時間はない。
これは作ったことがないやり方に挑戦するチャンスが来たということだと解釈しました。

いつか見た、包まない餃子を作ることにします。

シュウマイの皮をそのままフライパンに並べて作ろうかと最初は思いましたが、食べやすさも考えて細長く刻んで使うことにしました。

シュウマイの皮を縦長に刻んだところ
皮はモランボンのものを使用


次は中身の餃子のたね作り。前回作った餃子のたねの余りだけでは足りないので、新たに豚ひき肉を足してみます。

豚ひき肉と前回作った餃子のたねの余りを合わせる


豚ひき肉を新たに足すことで味や香りが薄くなってしまうと思い、刻み生姜(刻んで冷凍しておいたもの)と青ネギのみじん切り塩コショウ醤油砂糖ごま油を足してみました。

色が鮮やかになってテンションが上がる


よく混ぜたら、餃子のたねの完成。

なかなかいい感じ


お次は包まずに焼き餃子にするためにどうするかという工程。
先ほど刻んでおいたシュウマイの皮を、油をひいたフライパンに並べます。

ふわっと敷き詰めたシュウマイの皮
これから餃子に変身する


シュウマイの皮→餃子のたね→シュウマイの皮の順で、包まない三層構造

三層構造を作る途中の様子
焼く準備が整った



蓋をして、弱火~弱めの中火で蒸し焼きにします。

順調に焼かれる包まない餃子
だんだんといい匂いがしてくる


フライパンの蓋を開け、包まない餃子のフチがどの程度焼けているか確認。カリっとしてきたな・・・!と思った時が、裏表を返す時。

カリっとしてきたな・・・!と思ったところ


返す時はフライパンの蓋を使いました。
フライ返しで返そうとすると、手首をやりかねないのと、崩壊や火傷の危険があるためです。
もしフライパンの蓋が無かったら、フライパンよりも少し大きめの平たいお皿を使って裏表を返すことをおすすめします。

キツネ色になった包まない餃子


もう一度、裏表を返して焼き、包まない餃子の完成です。

良い焼き加減


お皿に盛りつけて、食べやすい大きさに切ります。

出来上がりすぐの
包まない餃子全体の様子
溢れ出た肉汁


切るとこのような仕上がりに。シュウマイの皮がとてもカリっとしていたので、底まで切るのに少し時間がかかりました。

切ったあとの包まない餃子
断面はこんな感じ

いつもは酢醤油か酢コショウだけど、今回は味ぽんをつけていただいてみます。


包まない餃子と同時進行で味噌汁も作りました。他に味付きめかぶ(海藻)もあるし、ごはんを添えれば無敵です。

自家製冷凍ほうれん草とふわふわ卵の味噌汁
これは味噌を溶く前の様子




シュウマイの皮を使った包まない餃子に挑戦してみて、私が思ったことは2つ。


1つ目は良かった点。餃子を1つずつ包まないため時間があまりない時でも材料があればすぐに作って食べることが出来るということ。
今回はシュウマイの皮で作りましたが、餃子の皮はもちろん、ワンタンの皮でも作ることが出来ると思います。
時間があまりないけど手作りの餃子が食べたい!という時にかなり重宝する作り方でした。


2つ目は残念な点。これは包まない餃子なので、どうしても肉汁が出てきてしまうこと。
皮の美味しさあっての餃子だと理解はしていましたが、餃子としての料理を考えた時、肉汁を閉じ込めてジューシーさを保つことも餃子の皮の役割だと改めて感じたのです。
もちろん包んでいなくても美味しい餃子ですが、やっぱり肉汁のジューシーさが欠けます。


時間と肉汁のどちらを優先するか、作り手である私の選択肢が増えたことも新たな発見。
餃子のたねの残りを活用出来たこと、いつもはやらない作り方をやってみたことがとても楽しかったです。

いつものやり方を変えてみると
視点が変わって楽しいこともある、それも学び



シソ

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