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嘘をつく子供に対する3つの対応方法

文字数: 約2100文字(約3〜5分で読めます。)

・子供に嘘を疲れた時、どう言ったらいいのかわからない
・明らかに嘘とわかっていても知らないふりをした方がいいのか
・何で嘘をつくのかわからない
・嘘をついたら叱ってもいいのか

こんにちは、“ふぇいはやと”です。

我が子も時々嘘をつきます。

明らかに嘘とわかっていても、子供に対してどう対応すればいいかわかりませんでした。

今回はそんな子供のつく嘘について深く考えていきたいと思います。


■なぜ嘘をつくのか


 ①そもそも嘘をついている認識がない

3歳くらいまでは、親が意図的に嘘をついていても、その間違いに気づかないようです。

子供は嘘をつかれたということが理解できず、単に大人の言っていることが間違っていたと理解する傾向にあるようです。

これと同じように、幼い子には嘘という認識があまりないため、自分が嘘をついているという意識がない、あるいは勘違いをしているだけという可能性があります。


 ②想像力から嘘が起こる

子供の心の中にある「こうしたい」「こうなりたい」という願望が現実と重なり混じり合うことで、嘘をついてしまうものです。

できてもいないのに「鉄棒で逆上がりができたんだよ」と話してしまう、など我が子も時々こんな嘘をついています。


 ③人の気を引くために嘘をつく

姉妹でお姉ちゃんばかり我慢をさせられたりしていると、子供は孤独を感じたり、愛情不足になってしまいます。その結果、もっと自分を見て欲しい、という気持ちから嘘をついて気を引こうとします。親に認めてもらいたい、自分自身を大きく見せて注目されたなどの思いから嘘をついてしまうようです。


 ④叱られないために嘘をつく

悪いことをした認識があるにもかかわらず、それを隠そうとした時、嘘でごまかしてしまうようです。


■子供が嘘をつくのは親が原因の場合もある

子供が嘘をついたときの対応方法の前に、親が原因で子供が嘘をついてしまうケースがあります。

このような場合は、まずは親自身改善することが先決です。


 ①子供にしっかり向き合っていない

子供が嘘をついてしまったとき、頭ごなしに叱って子供を追い込んでしまうことは逆効果です。

なぜ嘘をついたのか、理由を考えもせず、そして親も理由について触れず、叱り続けてしまうと、怒られないようにするためにさらに嘘をついて自分を守ろうとします。

子供としっかり向き合うことが大切です。


 ②親が頻繁に嘘をついている

親自身が子供や周りに対して頻繁に嘘をつくような過程で育った子供は多く嘘をつくようです。

子供と遊ぶと約束したのに用事を作って断ったり、仕事をズル休みしたり、というようなことを日常的に子供の前で平然と行なっていると、子供もその姿を見て同じように嘘をつくようになってしまいます。

子供の前では嘘をつかないようにしましょう。


③家庭環境がよくない

夫婦同士仲が悪かったり、よく子供の前でケンカをしたりしていると、子供への配慮が行き届かなくなります。ほったらかしになった子供は孤独や不安を感じやすくなり、親の気を引くために嘘をつくようになります。

家庭では夫婦笑顔で過ごしましょう。


■子供が嘘をついたときどうすればいいのか

 ①子供自身に嘘の認識がない場合は特に対応しなくてよい

3歳くらいまでの嘘というのは、そのほとんどが自分で認識していない嘘のようです。

悪気のなさそうな嘘はこれに当たるので、親はこのとき「特に何もしなくてOK」です。

「ふ〜ん、そうなんだ」くらいに流しておけばいいと思います。


 ②なぜ嘘をついたのか背景を探る

子供が嘘をついた場合は、なぜ嘘をついたのかその背景にあるものを探ります。

どうして嘘をついたの?と冷静に子供に問いかけ、子供の気持ちに寄り添い、子供の気持ちを親が代弁してあげると、子供はすんなり嘘を認めてくれます。

「このおもちゃが欲しかったから嘘ついちゃったんだね。でもこれは◯◯ちゃんのだからちゃんと貸してって言って借りようねー」と、子供を認めてあげることが大切です。


 ③親の気持ちを伝える

 子供に嘘をつかれたとき、親の気持ちを子供に伝えることも有効です。「◯◯ちゃんは本当はこんなことをする子じゃないのに、少しがっかりしたな」「それがもし本当だったらパパ悲しいな。」「本当にそんなことしたの?!パパ信じられないよ」など、こちらが本音をさらけ出すと、子供も「あー間違ったぁ」とか嘘を正してくれたりします。



■子供が嘘をついたとき、頭ごなしに怒ることはNG

子供が嘘をついたというだけで、その背景も考えず怒ってしまうのはNG。

子供の気持ちも理解せず親が怒ってしまうと、逆効果となり、子供はますます嘘をついてしまうようになります。

嘘をつかれた時は、こちらもムカっときて怒りたくなりますが、決して怒らない、を心がけてください。

あまり真剣に受け止めず責めないことが大切です。

嘘をつくことは悪いことばかりではありません。

成長の証でもあるんです。

なので、子供が嘘をついた時でも「嘘をつけるようになったんだね、成長したね」くらい寛容に受け止めてあげてください。


■まとめ

以上をまとめると、

◯子供が嘘をつく理由
 ・そもそも嘘をついている認識がない
 ・想像と現実が重なっている
 ・人の気を引くため
 ・叱られないため

◯子供が嘘をつくのは親が原因の場合もある
 ・子供にしっかり向き合えていない
 ・親が頻繁に嘘をついている
 ・家庭環境がよくない

◯子供が嘘をついたときの対応方法
 ①子供自身嘘をついている認識がない場合は
  特に対応なし
 ②なぜ嘘をついたのか背景を探る
 ③親の気持ちを伝える

◯子供が嘘をついたときは頭ごなしに叱らない!

以上、参考になれば幸いです。



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