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SNSは「個」を肥大化させる


2023年1月22日(日)朝の6:00になりました。

よく毎朝書いてんなと、自分でも思います。

どうも、高倉大希です。




SNSは「個」を肥大化させます。

まるで自分の発言が、ほかの誰かに大きな影響を及ぼしているかのような錯覚に陥ってしまうという意味です。

実際のところ、あなたになんて誰も興味はありません。


「書けば誰かが読んでくれるだろう」

こうして誰かのスキを待ちつづけている記事が、あまりにもたくさんあります。


当然ですが、有名人は話が別です。

彼らはすでに、みんなに知られた文脈をもっています。

そんな文脈の「つづきを知りたい」と思う人がいることは至って自然な流れです。


残念ながらあなたには、みんなに知られた文脈がありません。

どんな発信をしたとしても、誰もが「知ったこっちゃねえよ」と思います。


ぼくが最初に教えるのは「お前の書いたことは誰も読みたくない」ということ。今は書く機会がいっぱいあるから「書けば誰かが読んでくれて感動するはずだ」とか「すばらしい!と言ってくれるはずだ」とか思ってしまう。実際は、誰も読まない。

放課後ダイノジ」田中泰延さんの発言より


「いいや、俺の発信にはスキがたくさんついている」

「いいや、私の発信にはコメントをくれる人がたくさんいる」


これこそがSNSの厄介なところです。

スキをつけてくれるのも、コメントをしてくれるのも、基本的にはあなたに興味がないからです。

「その人のことなんて知ったこっちゃない」が前提にあるからこそ、気軽に実行することができます。

相手に大きな影響を及ぼすことが前提にあったとしたら、きっと誰もが迂闊にスキをつけたりコメントを送ったりすることができなくなるはずです。


このような「読み手の軽い気持ち」と「スキやコメントをもらった書き手の気持ち」に、あまりにも大きな差があるように思うわけです。


「個」が肥大化すると、人はだんだんと動けなくなっていきます。

「こんなことを言ったら、誰かにこう思われてしまうのではないか」

「キャラクター的に、こんなことを言ったら変なのではないか」


何度だって言います。

あなたになんて誰も興味はありません。

ここが出発点です。


自分のことを知らないだろうからといって、自分の身の上話をはじめるやつがいるけれど、これはもっと聞きたくないんですよ。

放課後ダイノジ」田中泰延さんの発言より


「書けば誰かが読んでくれるだろう」ではありません。

「誰も興味はないだろう」を出発点に、興味をもってもらうための努力をするのです。


「こう思われそうだからやめておこう」ではありません。

「誰も興味はないだろう」を出発点に、やってみればよいのです。


最後にもういちどだけ言います。

あなたになんて誰も興味はありません。





サポートしたあなたには幸せが訪れます。