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前言撤回します


2023年8月6日(日)朝の6:00になりました。

帰り道、ふざけて歩いた。わけもなく、きみを怒らせた。

どうも、高倉大希です。




万物は、流転する。

ギリシアの哲学者ヘラクレイトスは、こう言いました。


祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。

鎌倉時代に成立したとされる『平家物語』の冒頭には、こう書かれています。


時と共に、あらゆるものごとは移り変わる。

これこそが、世の常だというわけです。


とことん突き詰めても『不可能だ』と思える限界があるというのは相当奥が深い。そういう対象に出合える人生は最高やで。

かさはらあつし(2023)「ピーナッツ一粒ですべてを変える」集英社


自分で決めたのだから、最後までやりなさい。

こんな言葉を、よく耳にします。

継続することの大切さを説いているのでしょう。


ただ、いまいちロジックは通っていません。

「自分で決めた」ということに重きを置くのなら、やめる選択もまた「自分で決めた」ということになるはずです。


万物は、流転する。

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。


「どんな仕事でも、とにかく毎日、一〇年やったらモノになる」と言いましたが、一〇年以上やっている人は、まず、「自己評価が正確である」と言えるんです。

吉本隆明、糸井重里(2004)「悪人正機」新潮社


いまはやめたいと思っているかもしれないけれど、どうせ未来には変わっている。

継続という点で考えると、こう捉えることもできます。


いま考えていることなんて、どうせ数日後には変わります。

いま大切にしていることなんて、どうせ数年後には変わります。


どうせ変わるからこそ、つづけてみる。

どうせ変わるからこそ、やめてみる。


べつに、どちらが正解かではありません。

あなたが、どちらを選ぶかです。


きちんと企業理念を持って、社会に向けて貢献している企業で働いているのに、「ここは自分がいるべき組織ではない」と言っていることのほうがダサいのです。

安藤広大(2023)「とにかく仕組み化」ダイヤモンド社


時と共に、あらゆるものごとは移り変わります。

むかしの自分を恥ずかしく思えるということは、成長しているということです。


過去に言ったことなんて、変えてしまってかまいません。

過去の自分なんて、所詮はいまの自分よりも未熟な存在です。


ぼく自身の仕事のうえでは、「自分はこういう方向で行くんだ」というように決めつけるとあぶない、という気がしています。

吉本隆明、糸井重里(2004)「悪人正機」新潮社


そしてきっと、いまの自分は未来の自分より未熟です。

いまの自分なんて、どうせ変わります。

いまにこだわると、どうせやってくる変化を恐れなければならなくなります。






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