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乗り込め! 読書感想文に悩む若者たちよ。


 本日はご乗船、誠にありがとうございます。いきなり意味のわからない船に乗り込まされて戸惑っている方も多いことでしょう。

 安心して下さい。
それは自称船長のわたくしも同じです。


むしろ我ながら謎の設定にどこまで乗り切れるかは不安でしかありませんが……

😡😡<安心できねぇじゃねぇかよ!)

ええ、その不満もごもっとも。


 しかし、ネットの海から読書感想文という言葉で、ここに辿り着いた方も何かのご縁。

いかに楽しく読書感想文が書けるかを、一緒に探していけたらと思っております。

なお乗り降りは自由です。


ただし、乗りかかった船でもございますので、比較的読みやすい54字の物語140字小説などでも良かったらお読み下さいませ。

(宣伝上手な船長やな!>👿

ええ、伊達に長く生きてきたわけではないのでね。

行き先は、それぞれの島に分けているので、目次からご自由にお選び下さい。

 それでは、出発致します🚢💨



【原稿用紙の使い方の島】


 ハロー! この島を選ぶなんてさすが! 目のつけどころがいいね👍️✨この島でのことは読書感想文以外の作文にも役立つからな。

オレはこの島の主、源古要史げんこようしだ。サッブい名前だよな。ま、夏だし、多少の寒さは許してくれよ。

知ってるかもしれないけど、意外と知らないこともあるかもしんねぇから、基本的なことをピックアップして紹介していくぜ!

・題名と名前の書き方と基本的なルール

 これは原稿用紙によるかもしれないけど、とりあえず知っておいて損はないっしょ!

まず題名と名前の位置はこんな感じさ。

これが基本の形。
題名は二、三マスあけて書くぞ

名字と名前の間はひとマスあけても、あけなくても別に構わねぇんだけど、とりあえず、一番下のマスだけあけとくことを覚えておくといいぜ☝️


 次に基本中の基本のルール。最初に文を書く時には、ひとマスあける。もちろん、改行した後にも忘れずにな。

 ただし、このルールにも少し異なる場合があるんだ。

たとえば「」を使った会話文から始めて、「」のあとを改行する時はこう書く。


それから最初に文を書いて、途中に会話文をはさむ時も、こんな風に書くぞ。

特に『と~』と書く時は会話文の前後に改行することになっている。

 ついでに会話文も

行をまたぐ時は続けて書いても、こんな風に一マスあけてもいいぞ。


 でも、同じように「」から始めて、次の文を改行しない場合は

こんな風に「」の前を一マスあけて書くんだ。それから、心の言葉を「」で書く時も同じように

続けて書いてもいいことになっている。書き出しだけでこんなにルールがあるなんて、驚きだし、既にオレも疲れてきてるぜ……

・書き方をそろえようシリーズ

 これはオレも子どもの頃、よく間違えてたんだけどよ、「~だ・~である」と「~です・~ます」は作文内でそろえないといけないんだ。無意識にごちゃまぜになってることがよくあるんだよ、まじで。小学校の卒業文集も今、見直したら間違えてて恥ずかしいったらありゃしねぇよ。

 そろえようシリーズは、数字も同じ。漢字の数字(漢数字)の「一・二・三」か算数で使う数字(算用数字)の「1・2・3」もどっちかに統一させて書くんだ。

縦書きならオレとしては漢字の数字がオススメだと思っている。たとえば「一石二鳥」とか四字熟語なんかは「1石2鳥」とは書かねぇだろ?

でも、時間や秒数を表す時は算数数字の方が読みやすいのも事実だし、そういう場合は多少混ざってても構わねぇみてぇだな。ちなみに算用数字はひとマスに二文字書けるらしいぜ。

 西暦の書き方はちょっとややこしいんだ。
西暦の場合は『二千二十三年』ではなく、『二○二三年』と書く。

 そんで、文の最後には句読点の『。』を忘れずにつけような。でも、それにもルールがあって、一番上のマスに『。』や『、』が来たら、一番下のマスに文字と一緒に書いてもいいしマスの下にはみ出して書くのもOK👌

小さい『っ』や『ゃゅょ』も下のマスに詰めこんでも、下にはみ出しても別にルール違反ではねぇけど、一緒に書くとせまくるしいから、一番上のマスに書いてもいいぜ。その方が字数も稼げてお得だしな。

 あとはそうだな……「」の最後に『。』をつけるかどうかも個人の自由だ。小説とか読んでると結構ついてないことが多いんだよな。オレの知ってる『。』をつける作家は西加奈子さんかな。意外と少数派だから他にもいたら教えてくれよな。

・句読点『、』の入れ方

 これはまじでムズいよな。だって、どこに絶対つけなきゃいけないってルールはねぇからよ。あくまでもオレの場合だけど、オレは文章を声に出して読んでみて、息つぎをするタイミング辺りに『、』を書いてる。あと、ひらがなが続いて区切りがわかりにくい時とかにも使うことが多いな。

・記号の表し方

 これもまじで盲点。オレも大人になるまで知らなかったくらい。

 『…』って三点リーダーって呼ぶらしいんだけど、コイツは二マス続けて書くのが正しいんだ。あと『--』も。それと『!』や『?』の後に文を続ける時には一マスあけるんだってよ。こんなの学校で教わったか? (オレ、授業サボッてたのかな……)

でも、どのルールも本をじっくり読むと、実はちゃんとそう表されてるんだ。

 それから、この世にあるどんな文にも著作権ってのが発生するから、パクりは絶対にダメだぞ! いろんなところからのコピペもな! たとえSNSの文でもな。だから、本の中の言葉を使いたい(引用する)時は、ちゃんと『』や“ ”で自分の言葉じゃないことを示すといいぞ。

こんな風に喋り口調(口語体)で書いてもいいものもあれば、もっと堅い言葉で書く作文もある。

読書感想文くらいなら、許容の範囲内かもしれねぇが、何かテーマのあるコンテストの作文の場合はあまり向かない。だから、書きたい内容に合わせるといいぞ。

どちらにせよ、接続詞の『なので~』、『あと~』、『それと~』から始めるのは避けて『だから~』、『そのため~』、『なぜなら~』、『そして~』、『また~』を使うことをオススメするぞ。(ここではおもいっきり使ってるからブーメラン🪃だけどよ……)

 じゃ、この島で教えることはこの辺で。
参考にしてくれたらオレとしても嬉しいよ。


【好きな本の出会い方の島】


 あらあら。ここにたどり着くとは、なかなかお困りのようね。わたしはオススメ船隊の一員、本野ほんのトリコよ。

・今年の課題図書

 学校でこういうプリントを配られて「もう知ってるわ!」って子もいるかもしれないけれど、一応貼っておくわ。何事も基本が大事だからね。

 次はわたしが以前書いた記事を貼っちゃおうかしらね🤭うふふ

・文章は人生の大事な栄養素①・②

 児童書なら、この辺をオススメするわ。
(私が本好きになった経緯はすっ飛ばしても構わないわよ🙈)


 もう少し難しい本を読みたいなら、この記事も参考になるかもしれないわね。


 他にもこんなサイトもあるのよ。

・絵本ナビ

以前ならブラウザで読めた気もするのだけれど、丸々一冊試し読みできるのはありがたいわよね。


そして、こんな風にオススメの本をまとめてくれた記事もたくさんあるわ。

(説明書きがちょっと長すぎないかしら? と感じられたけれど、読み返したらわたしの記事もどっこいどっこいね……🙈)


 今ならネットで『10代のうちに読む本』で検索すると、いくらでもオススメの本のランキングがヒットするし、そこに『図書館』を加えて検索すると、地域ごとの図書館の推薦本も見つかるわ。

面展示(表紙が見えるように展示)されている本は、オススメな場合もあるわね。ただ、公共の図書館だと誰でも並べ替えられちゃうから絶対とは言い切れないけどね。

図書館にはヤングアダルトコーナーといった中高生向けの本のコーナーがあるし、本屋さんにも児童書コーナーがあるわよね。

でも今はたくさん紹介されればされるほど、自分の好きな本を見つけ出すのがより難しくなってるとも思うの。

わたし自身、絶賛されてる本がちっとも面白くなくて「人と感じ方が違うのかな……?」って悩んだこともあるくらいよ。

でも本のタイトルを検索すると、サジェストに『おもしろくない』『ありえない』『怖い』なんて出てきてくるのはあまり好きじゃないわ……どうしてこう否定的な言葉ばかり広まるのかしらね……

だって人の感じ方なんて千差万別。

それどころか同じ人が読んだって、年齢やタイミングによって、感じ方が変化することもあるくらい。

だからこそ『10代のうちに~』なんてピックアップされているからといって必ずしも10代に響くとは限らないとも、わたしは思っているわ。

もちろん、若いうちにぜひ読んでほしい名作もあるけれど、どれだけ熱く紹介されても、自分に合わなければ楽しくない。それで読書が嫌いになったら、その方がずっと悲しいし、それが課題図書だったら、読みきるのも苦行になりかねないわよね……

なあんて、ちょっとしんみりしちゃったけれど、そんなわたしが本当にオススメしたいのはアンソロジー!

アンソロジーというのは、同じテーマでいろんな作家さんが書いた短編小説を一冊にまとめたものなの。

一冊丸々読めなくても「この人の書く文章好きかも!」と感じて、そこからその作家さんの本を制覇していくっていう読み方もあるのよ。アンソロジーの最後の方のページや作家さんの紹介文に他の著作も載ってるから、それを参考にするといいわ。

・オススメのアンソロジー

 たとえば、この『エール!』というアンソロジーは(1)から(3)まであるけれど、その順番に読まなくても楽しめるお仕事小説。


 今思うと、錚々そうそうたるメンツで驚くアンソロジーはこちらかしら。

(なんでこんなに値段が違うのかしらね?)


 そこからこんな作品を読んでみてもいいかもしれないわね。

 もちろん全部読めなんて言わないわよ。
(わたしもこの中の数冊を読んだことがあるってくらいだもの。)


・今の時期にピッタリなアンソロジー

(この物語シリーズも色々あるみたいだからそれを制覇するのもまた楽しいかもしれないわね♪)

(かつてのわたしの感想曰く、青春を感じられるそうよ!)

・新感覚アンソロジー

 大人気なYOASOBIとの書き下ろし小説の両方を楽しめる、次世代型アンソロジーね♪

わたしは先に読んでから曲を聴いてみたけれど、どっちから楽しんでもアリなんて、とても贅沢よね。

 これ以外にもオススメしたいアンソロジーがたっくさんあって、実は他の記事も書き進めているのだけれど、この中で響いた短編から感想文を書いたっていいじゃない! ってことが伝わればうれしいわ🤗

 わたしの島に来てくれてありがとう♡

本野トリコより


【書き方のヒントが隠された島】


 おやおや、ここに来られましたか。
私もね、読書感想文には悩まされた過去があるんですよ。

それを話したら、船長に無理やりこの島の担当を任されましてねぇ……

あ、ご紹介が遅れました。掛田羅善夫かけたらよいおと申します。

ヒントといっても、老いぼれの私ごときではたいしたことも書けやしないんですけどね……ええ、よく言われますよ、名前負けじゃないか、と。

でもまあ本が好きなのは事実なので、アドバイスにならずとも、ヒントになりそうなことくらいはお伝えできるかと……

 私も昔はね本は読んでも、読書感想文があんまり得意じゃなかったんですよ。それが学校内とはいえね、自由気ままに書いた感想文で優秀賞を頂いたことがありましてねぇ……

そこから、自分でサイトを作って感想を書いてた時期もあり、そこからなぜかこのサイト読書メーター(リンク先はトリコさんの島で紹介された本のページです。ご参考までに)に辿り着き、もうかれこれ十年くらいはお世話になってますよ。

私はブラウザ派ですが、アプリもあるみたいですね。このサイトのいいところは、うっすらとネタバレ防止対策してくれているところや、いいね読んだ本のグラフ作家の好み、自分でつけたタグごとに本棚が作れて、相性のいい人と出会えるところですかねぇ。

また、読書以外のコミュニティもあったり、読友さんとオフ会されてる方もいらっしゃったりしますよ。

 実は妻との出会いもこのサイトで相性180%を超えたからなんですよ。いやはや、お恥ずかしい限りですが……

でも感想を書かなくても本の登録は出来ますし、中には★の数で評価をつけている方もいらっしゃいます。漫画や電子書籍も登録できるので肩肘張らずに始めてみるといいと思いますよ。

それこそ、アンソロジーで好きな作家を見つけるように、同じ作家さんが好きな人の他のお気に入り作家さんが見つかるなんてこともよくあります。

読み終わっても謎が解けないミステリー作品を見事に解説して下さる方もいますねぇ。
何より自分の書いた感想が誰かの心に響き、『お気に入られ』(フォロワー)がどんどん増える喜びも感じられますよ。

ごくまれに『あなたの文章が好きです』なあんてメッセージを下さる方もいましてね……あ、私が妻に送ったものです……若気の至りといいますか。

ただ他の島の方もおっしゃっていましたが、感想をパクったり、コピペしたりしたら、昔と違いすぐにバレてしまうのでね……そこだけはお気をつけ下さい。

あくまでも『こういう読後感の人もいるんだな~』『こんな書き方でも有りなんだ!』と感想の書き方に少しでも役立てたら、と思います。

 もちろん、他にもそういうサイトがあるかもしれませんが、個人的に使いやすいなと感じたのでね、ご紹介した限りです。


【感想文を書くために応援される島】


 やっぴ~♪ ここに来たってことは相当追い詰められてんじゃね? ヤバみ~☝️

あたしは、ギャルと読書家の二足のわらじ? いや二足の厚底ブーツを履いてるの👢💕

ギャップありまくりっしょ!
基本、ノリで生きてっからね、あたしは。

でもさ、ここに辿り着いたってことは、読書感想文を書こうとはしてるわけじゃん?
それって十分偉くね?

あたしなんて、夏休み宿題に真面目に取り組んだ記憶ないもーん♪

だから、書こうとしてるだけでみんな立派だな~と思うわけよ💮

それに、ぶっちゃけあたしらの世代ってSNSで文字書き慣れてんじゃん?

青い鳥じゃなくなったけど、決められた字数内で伝えたいことを簡潔に書くことを、実は気づかないうちにやってるってわけ!

その強みを感想文に活かせばいいってことよ!

もしいきなり原稿用紙に書き出すのが不安なら、メモアプリなんかにバーッて書き出してみるのもひとつの手だね✋🎶

ただこの手を使いすぎると、スマホが使えない状態の時に苦労っすから、あくまでも練習として使ってみてね!

じゃ、みんな楽しく感想文書けるのあたしもちゃーんと応援してっから

やればできるさ! ファイティング🔥
(読書感想文なら炎上することもないから、
 むしろ安心じゃん?)



 みなさま、船での島巡りはいかがでしたでしょうか?

 もう少し早めに出発予定だったのですが、船長のわたくしが体調を崩すというアクシデントがあり、運行が遅れてしまい誠に申し訳ございません。

この船旅が誰かの役に立つことを願い……
ここで到着と致します🙋<お疲れサマー🌞)




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