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【人間関係】パワハラのターゲットにされやすい声、されにくい声――「ポーカーボイス」のすすめ

こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。
 
パワハラやモラハラを受けやすい人の特徴は、以前、このnoteでもお伝えしました。

上記で紹介したような特徴を持たないように見せる「フリ」「演技」から始めることは、パワハラやモラハラのリスクを軽減する1つの方法であるとお伝えしました。
 
その「フリ」や「演技」のうえで、重要なエッセンスがあります。
それは、「声」です。
 
日本随一のコミュニケーショントレーナーとして1万人以上レクチャーしている司拓也さんは、パワハラ攻撃する人がターゲットを選ぶ際、その判断材料の1つとして「声」を挙げています。
 
つまり、パワハラのターゲットにされやすい声、されにくい声があるわけです。
 
司さんは、新刊『嫌われずに「言い返す」技術』の中で、パワハラのターゲットにされにくいために使える「ポーカーボイス」というメソッドを紹介しています。今回は、パワハラやモラハラのリスク軽減に、いかに「声」が重要か、どのような「声」に換えればいいのかについて詳しく解説している該当箇所を、一部編集して公開します。

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「自信のない声」の持ち主は、攻撃者の格好の的になる

 書店には、数々の言い返し術の本が並んでいます。
 しかし、これらの本は、主に「何を言い返すか」に焦点を当てており、「どう言い返すか」について深掘りしているものは少ないのが現状です。
 攻撃する人がターゲットを選ぶ際、その判断材料の1つが、相手の声です。
 自信ないオドオドした声は、相手に対して「こいつは攻撃されても反撃しない」というメッセージを送ります。
 彼らが攻撃する理由は単純で、攻撃しやすそうな相手がいるからです。その結果、攻撃者はターゲットとしてあなたを選ぶことになるのです。

心の弱さがバレない声の技術「ポーカーボイス」

「ポーカーボイス」という言葉は馴染みがないかもしれませんが、「ポーカーフェイス」という言葉はご存じでしょう。
 これは、ポーカーで相手に感情を読まれないよう、無表情を保つテクニックを指します。
「ポーカーボイス」も、これと同様のコンセプトです。
 不安や恐怖を声に出さない方法を学び、人間の声がその人のパーソナリティや心理、自信の有無を表す鏡であることを理解します。
 素直な声や話し方で他人と接すると、あなたの心理状態は相手に明らかになってしまいます。
 ポーカーボイスを身につけることで、自分の真の感情や思考を相手に悟られず、外部の攻撃から自己を守ることができます。
 このテクニックを使えば、あなたは不安や恐怖を隠し、相手に自信に満ちた印象を与えることができるようになります。

ポーカーボイスを身につけたほうがいい人とその効果

 ポーカーボイスとは、感情を表に出さず、落ち着いた声で話す技術です。
 この技術を身につけることで、さまざまな場面でのコミュニケーションが改善されます。特に、パワハラやモラハラを受けた際、不安や恐怖、焦りが声に表れてしまう人にとって、ポーカーボイスは非常に有益です。
 具体的なメリットを挙げてみます。

◎余裕のある話し方になる
 ポーカーボイスを身につけることで、冷静さと余裕を保ちながら話すことができます。これにより、ストレスフルな状況下でも、自分の意見や感情を適切に表現できるようになります。

◎相手にビビりを悟られない
 感情がコントロールできることで、相手に対して自信に満ちた態度を保てます。これにより、他人が自分を見下すことが減り、リスペクトされるようになります。

◎相手に威圧感を与える
 落ち着いた声と態度は、相手に対して威圧感を与え、自分の意見をしっかりと伝えることができます。これは、特に対人関係において、自己主張が重要な場面で効果を発揮します。

◎相手に言い負かされない
 ポーカーボイスは、自分の意見や立場を冷静に、かつ堂々と表現するためのツールです。この技術を用いることで、他人に言い負かされることなく、対等な立場でコミュニケーションを取ることができます。

 これらのメリットを鑑みると、ポーカーボイスは、特に職場環境や人間関係において、プレッシャーやストレスに直面することが多い人にとって、強力なスキルとなります。
 ポーカーボイスを身につけることで、自分の意見をしっかりと相手に伝え、より堂々と、かつ積極的に自己主張できるようになり、職場やプライベートにおいても、さまざまな問題に対処する力を習得することができます。

〈著者プロフィール〉
司 拓也(つかさ・たくや)

コミュニケーショントレーナー。声と話し方の学校「ボイス・オブ・フロンティア」代表。日本話す声プロボイストレーナー協会代表。活動歴は15年。年間セッション数は100以上。1万人以上のコミュニケーションの悩みを解決。幼少期のいじめ、学生・社会人時代になってからの上司や顧客からのモラハラ、パワハラ体験からうつ状態を経験。このままでは死んでしまうという危機感から「人の心を誘導し、相手を怒らせずにいじめやハラスメントを受けない方法を見つけ出せば、今後苦しむ必要はない」という強い思いから、心理学やコミュニケーションスキルを貪欲に探求。相手からのハラスメント的言動に対し、その攻撃力を無力化し、相手を怒らせることなく、言いたいことを言えるようになり、自分の心も強くなる「ポーカーボイス&トークメソッド」を開発。現在、心理学をベースとした対人コミュニケーションの講演やセミナーを開催。あわせてコミュニケーションスキルの講師を養成。

いかがでしたか?
 
今回ご紹介した新刊『嫌われずに「言い返す」技術』の著者・司拓也さんは、日本で随一のコミュニケーショントレーナー。心理学をベースに、話し方、声の出し方を、1万人以上にレクチャーしています。
嫌われずに言い返す、著者オリジナルのメソッド「ポーカーボイス&トーク」の重要エッセンスを、多くの会話事例を交えながら徹底解説した新刊『嫌われずに「言い返す」技術』(司 拓也・著)は、おかげさまで発売1週間で重版出来、全国書店、ネット書店で発売中です。興味のある方はチェックしてみてください。

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『嫌われずに「言い返す」技術』の「はじめに」「目次」はこちらで読めます。

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