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所詮 食わず嫌い

これ嫌い、それも食べられない、あれもムリ…!

そういう友達が、けっこう多い。しかも、苦手な食材が多い人に限って、"食べられない自慢"を堂々と繰り広げる。たいてい、「最初食べてムリだったから、そっからずっと食べてないや」といった感じ。

そういうのを聞いていると、どうしても可哀想な人だなと思ってしまう。そもそも、家庭で食育を受けたことがないのだろうか?嫌いなものも少しは食べなさいとか、親は言わないのかな…?

箸が進まなくても、毎日食べていれば大体のものは美味しくなってくるのに、「そこまでして好きになろうと思わない」の一点張り。世の中にはこんなにも多くの美味しいものがあるのに、なんて勿体ない…!

わたしの両親はバラエティに富んだ食事が好きで、小さい頃からいろんな料理を食べさせてもらってきた。小学校の頃にはすでに、ナンプラーやトムヤムクンを美味しいと思っていたし、今ではパクチーやインドカレーなんかも大好き(笑)

たしかに、うちが極端なのはよくわかる。すべての家庭でここまでやるのは難しい。でも、大人になってから嫌いなニンジンだけきれいに残すとか、そういうことを平気でしちゃう人って、みっともないと思いませんか…?それなのに、最低限のマナーを守れないことを、特に恥ずかしがる様子もない人が意外と多いような気がする。実際そういう人と食事をしていると、こちらも気分が良いとは言い難い。そして、きっとこの人はほかの面でも我儘なんだろうなという印象が、どうしてもついてしまう。(面白いことに、その予感はほとんど的中する。)

もちろんわたしにだって苦手な食べ物くらいある。例えば、さっき登場させたニンジン(笑)週5くらいで食べるけど、17年間で一度も美味しいと思えていない…。ついでに、まだまだ子供なのでミョウガや春菊の美味しさも見出せていません。いつか好きになれたらいいなと思って一応食べているけれど、それでも、好きではない食材を食べることは、そこまで苦じゃない。これが意外と大きなポイントなんじゃないかと思う。

家で好き嫌いせず食べるように躾けられていれば、取り敢えずなんでも食べられるようにはなる。実際、わたしの場合、食べるうちに好むようになった食材もかなり多い。得意ではなかったものを美味しいと感じられると、世界が広がった感じがする。

それに、いろいろな国の料理の味に慣れていれば、海外旅行だって100倍楽しくなるはず。わたしがベトナムや台湾への旅行中の食事を美味しく食べられたのは、本当に両親のお陰なので感謝…!

ところで、今書いてきたのはわたしの主観ぽい部分が大きいけれど、世界に目を向ければ、十分な食べ物が手に入らない人も少なくない。その存在を知りながら、平気な顔をして嫌いな物を残せる神経がまったく理解できないし、許せない。  

これは、以前書いた記事(以下に添付しました)と矛盾するかもしれないし、わたしに人のことを言う資格が無いのはわかってる。でも、やっぱり、食事を残すとき、ものすごく心が痛むし、それ故に起こる「食べなきゃいけない」という義務感に苛まれて、逆にどんどん食べられなくなっていくのが辛くて悲しい。

https://note.mu/framboisepoison/n/nd83292456ddf 

話が逸れましたが、とにかく、家庭での食育のあり方をもっと見直すべき。それから、適切な食育を受けて来なかった人も、「食わず嫌いは損」という意識ぐらいは持っていてほしいものです。

#食事 #食生活 #料理 #健康 #ダイエット #家庭 #グローバル #高校生 #エッセイ

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