木村崇利kimura takatoshi

利根川源流のまち、群馬県みなかみ町から宝物を記します。

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利根川源流のまち、群馬県みなかみ町から宝物を記します。

マガジン

  • お気に入り場所のこと

    みなかみ町のお気に入り場所をご紹介したいと思います。

  • みなかみ18湯のこと

    群馬県みなかみ町には、18の温泉地があります。みなかみ町18湯(みなかみじゅうはっとう)と呼んでいます。ここでは、各温泉地のいわれなどをいろんな資料を基にして記していきたいと思います。

  • 古い資料

    古い資料関係です。

  • 旅の記録。特に海外の旅を思い出として記します。

最近の記事

谷川温泉ぶらり散歩

長い冬が終わり、ようやくみなかみにも春の気配が漂い始めてきました。 そんな春の日は気持ちも高揚し、夜明けと共に目が覚めて、特に歩いてプラプラっと散歩したくなります。 これは若山牧水の川の上流に憧れをもって詠んだうた「今日もまた心の鐘を打ち鳴らし 打ち鳴らしつつあくがれてゆく」目下そんな心境でしょうか。 水上駅から約1キロ、谷川温泉の信号を上がって、坂を上り切ると、急にこんな景色に出会えます。 しばらく進むと、左側に谷川岳マナイタグラの絶景ポイント。 地元の方が整備さ

    • 谷川温泉 金盛館のこと

      大正3年。 金盛館(きんせいかん)は、今から100年以上前に創業した、みなかみ町でも指折りの高級旅館です。 館内に入ると、なんと。大正7年に当地を訪れた旅と酒を愛した歌人、若山牧水の自筆の掛け軸が。 わが行くは 山の窪なるひとつみち  冬日ひかりて 凍たるみち 私、とても好きな歌です。 特に牧水がこの辺りを歩き、感じ、そして詠んだと思うと、なんともはや。 さてさて、泉質は単純温泉。 4つの源泉をブレンドしています。 殿姫で左右に分かれた入り口。左右対称の湯船もな

      • 湯檜曽温泉•林屋旅館

        上越線湯檜曽駅を降りて北へ向かうと、もうそこからは温泉街の始まりである。 ループトンネルの橋脚をくぐり200メートルほど歩けば林屋旅館に着く。 古くは、江戸と越後を結ぶ清水街道も通じていた。 現在では、国道291号線となり、群馬県前橋市から、みなかみ町の谷川岳ロープウェイを抜け、マチガ沢、一ノ倉沢を通り、地図上では新潟県六日町の清水から柏崎市まで抜けている。 もちろん今は本格的な登山者でないと山越はできない。 往時は、ゆのひそ村とも呼ばれていて、番所もあったそう。

        • 水上温泉郷

          「上信越国立公園・水上温泉郷」(発行:水上町観光協会・水上温泉旅館組合)と記した古いパンフレットをネットオークションで見つけて手に入れることができました。 表1と表4が表裏となっていて、どちら側からもメインとする写真を見ることができる装丁。 当時インバウンドを意識したかどうかまではわかりませんが、日本語表記側のメイン写真は「しゃくなげ」。 英語表記側の写真は「諏訪峡」。 もみじ公園からの撮影ということがわかります。 まだ左岸側(写真右側)の遊歩道もなく、奥の山の中腹

        谷川温泉ぶらり散歩

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        • お気に入り場所のこと
          4本
        • みなかみ18湯のこと
          13本
        • 古い資料
          3本
        • 15本

        記事

          袖振り合うも他生の縁 旅と人との写真集

          今回の旅では、本当にいろいろな方と出会いました。そしていろいろな事を教えて頂いたりアドバイスいただいたり、と心より感謝いたします。 再会を期待して、そして私たちコンビの写真とともにご紹介させていただきます。 (本当は、渡航前にいろいろアドバイスをいただいたみなさまから、くれぐれもオヤジ2人がはしゃいでいる写真を送ってこないように、と釘を刺されていましたので、この場をおかりしてお披露目させていただきたいと思います) ありがとうございました。

          袖振り合うも他生の縁 旅と人との写真集

          ミラノで想う、日常生活の仲間に入れてもらう「感覚の観光」

          2023年12月。イタリアミラノに訪問しました。 前述の通り、スイスから抜けての最終行程です。 スイスの山岳リゾート観光を自分なりに振り返ってみましたが、ミラノで過ごした2日間は、観光として捉えた際に、スイスとは全く異なるものとなりました。 旅の余韻冷めやらぬ今、主観として、記しておきたいと思います。 ミラノでのそれは端的に言い表しますと、「文化的日常生活体験観光」でした。 中世の頃から続く街並みは、いつか読んだおとぎ話の中に出てくるような情景です。 建物の中に目

          ミラノで想う、日常生活の仲間に入れてもらう「感覚の観光」

          イタリア見聞録 ミラノ最終日2023/12/16day10

          いよいよ最終日、日本へ帰ります。 ノートは昨日で最後にしようと思いましたが、宿のジミーにとてもよくして頂き、書かずにいられなくなりました。 昨日朝食では、彼がコーヒーをもてなしてくれました。彼の作るスクランブルエッグと塩のきいたベーコンがとても美味しく、最終日の今朝も是非食べたいと思っていましたが、明日は6:30amに出発せねばならず、朝食のはじまるのが7:30amで食べれません。 昨日そんな話を彼としていて、今朝を迎えました。 ロビーにはとても良いかおり。なんと早く

          イタリア見聞録 ミラノ最終日2023/12/16day10

          ツェルマットから想う山岳観光について(ツーリズムメディアサービス様ご寄稿編)

          (ツーリズムメディアサービス様ご寄稿編) かねてから憧れの場所であったスイスツェルマット。 休暇をいただき、念願の地を訪れることができました。 当地は、みなかみと似ているとかねがね感じていました。 例えば、都市部から電車で2時間くらいかかる事、マッターホルンに象徴される「山」が大きな観光コンテンツである事。みなかみに例えれば谷川岳。 今回は旅の様子と山岳観光に想う主観を記させていただきます。 駅に到着後、駅前にある観光案内所に寄ってみました。案内所と表現するのには

          ツェルマットから想う山岳観光について(ツーリズムメディアサービス様ご寄稿編)

          イタリア見聞録 ミラノ2023/12/15day9

          おはようございます。 旅も大詰め、明日は帰途につきます。 現在午前5時。日本での日常は、この時間に目が覚めます。なんだか、ようやく時差に慣れてきたようです。 お世話になっているホテルは、ホテルリオ。ミラノの中心地です。 朝早く、散策に出かけました。 街歩きで感じますのは、高いビルのような建物がない。電柱や電線がない。看板関係がシンプルでわかりやすい。 スイスの人口が約870万人、イタリアが5900万人と日本と比べたら全然少ないですが、これは、大なり小なり街づくりに

          イタリア見聞録 ミラノ2023/12/15day9

          スイス見聞録 ミラノ2023/12/14day8

          おはようございます。 いよいよ旅も終わりに近づいてまいりました。 今日はツェルマットから一路ミラノを目指します。 朝食を頂き元気に出発いたします。 ところで、スイスでは支払いはクレジットカードでほぼ大丈夫でした。むしろ、クレジットオンリーと言う支払いも多くありました。 コイン式のトイレの心配をし、念のため10000円札を両替してみました。 なんと、50CHF。 さみしいやら、なんとやらで。 スイスの高額紙幣はなんと1000フラン札があるそうです、(約20万円札

          スイス見聞録 ミラノ2023/12/14day8

          スイス見聞録 ゴルナーグラート2023/12/13day7

          おはようございます。 いよいよ今日は念願のゴルナーグラート鉄道を利用して、展望台のある標高3089メートルを目指します。 ユングフラウヨッホのスフィンクス展望台よりは若干標高が低いため安心感もあります。 午後の予報は晴れ。期待して上がっていく時間を考えます。 素晴らしい! モンテローザは双耳峰。(4609mと4634m) 谷川岳と同じ双耳峰でした。 粘ってみましたが、マッターホルンはなかなか顔を見せてくれません。 帰途につきました。 ここまで見えればよしとしま

          スイス見聞録 ゴルナーグラート2023/12/13day7

          スイス見聞録 ツェルマット2023/12/12day6

          おはようございます。 朝早く、なんとマッターホルンが顔を出してくれました。 今日は街中散策日としました。 早速、駅前にある観光案内所に寄ってみました。外観も内観も非常に洗練された。素敵なしつらえで案内の方の制服もおしゃれです。 マッターホルンが見られるライブカメラが設置されており、一昨年から現在の様子まで時系列で説明してくれました。 一昨年はみれたのに、とのお話し。 ご対応いただいた彼女は元々は違う場所に住んでいたそうですが、宿泊施設やゴルナーグラート鉄道の仕事を経

          スイス見聞録 ツェルマット2023/12/12day6

          スイス見聞録 ツェルマット2023/12/11day5

          おはようございます。 昨夜は高山に長くいたからか若干の頭痛と疲れがでましたため、おとなしく日本から持参したレトルトを食し、coopでビールを買い夕飯としました。 まだ、時差抜けやらず、今朝も2時に目が覚めました。連日、ロビーのソファーで、ノートの作成やメールチェックをする良い時間になっています。 さて、今日もロビーに降りましょう。 と、階段で足を滑らせました。 まさか、ジョンウー監督のアクションシーンに出てくるような、スローモーション。 とまれ、とまってくれ……。

          スイス見聞録 ツェルマット2023/12/11day5

          スイス見聞録 ユングフラウ、アイガー2023/12/10day4

          今日はいよいよ念願のユングフラウヨッホへ向かいます。 まずはホステルの朝食。しっかりと頂きます。 こんな色のゆで卵。 さて、インターラーケンからグリーデルワルトに向かいます。 そんなこんなで、到着です。 約30分ほどで終点、グリーデルワルド。観光案内所があったので寄ってみます。外観も素敵。日曜日でお休みでした。 少し散策してみました。 お昼頃から天気が回復する予報を見て、いよいよユングフラウヨッホに向かいます。 グリーンデルワルドターミナル駅から、新しく整備さ

          スイス見聞録 ユングフラウ、アイガー2023/12/10day4

          スイス見聞録 首都ベルンへ 2023/12/9day3

          おはようございます。深夜2:35。時差の関係でしょうか、それとも旅のワクワクからか、変な時間に目が覚めました。 部屋は6人部屋。みなさんの寝息すやすや。 昨日は到着と同時に早速アイスブレイクを意識してお互いの自己紹介。 国籍もさまざま、そして若い。 まだ誰もいないロビーでパンフレットを見ながら予定を考えます。 どのタイミングでユングフラウヨッホへ行くか天気予報をチェック。 明日の午前中が良さそう。 結局、今日は首都ベルンに足を伸ばす事にしました。 あ、晴れてきた

          スイス見聞録 首都ベルンへ 2023/12/9day3

          スイス見聞録 インターラーケン2023/12/8day2

          いよいよ参りました。目的地の一つ、インターラーケン。 湖の間の意味を持つ地名で、ここからのユングフラウが谷川岳に似ていると感じていました。 チューリッヒからまずは鉄道で移動です。 電車は首都ベルンを経由してスイッチバックして進みます。 約2時間で到着です。 音も静かで滑らか快適でした。 日本国内で鉄道料金が半額となる、スイスハーフフェアを事前に購入し、35CHF、約7000円です。 駅舎もなんだがノスタルジックで日光の駅みたい。 駅を出るとすぐに水場。これがまた

          スイス見聞録 インターラーケン2023/12/8day2