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#ポーランド
㉑参考資料の感想(書籍編)Auschwitz-Birkenau編14 〜その1
『これが人間かーアウシュヴィッツは終わらない』 プリーモ・レーヴィ著
24歳の時、スイス国境近くのイタリアで捕まり、今はなきアウシュヴィッツの労働収容所にあたる巨大な化学工場を有した第三収容所モノヴィッツ(Monowitz)に送られたユダヤ系イタリア人のプリーモ・レーヴィの体験記。
淡々と書かれた醜さ悲惨さでうめつくされた地獄は、『神曲』や詩の引用により押し込められた感情を代弁しているようだっ
㉔ 世界遺産の岩塩坑はイケメンパラダイス(2018/6月)
ひどいタイトルだな…苦笑
さて前回、私がGPSの誤作動で途方にくれた時に、現在地を指し示していた場所付近、つまりクラクフとニエポウォミツェのちょうど真ん中あたりにある世界遺産のヴィエリチカ岩塩坑へ行くことにした。
ホテルのフロントに聞いて、駅前からバスが出ているとのこと、時刻表も印刷してくれて、にこやかに送り出してくれた。
これまた前回、英語の通じない運転手さんが、ポーランド語の通じない私に
㉑参考資料の感想(ドキュメンタリー編)Auschwitz-Birkenau編14
見られるドキュメンタリーは、いくつかみたのだが、
自分的に興味深かったものだけいくつかピックアップ。
何年に、どこの国で制作か、というのもまた、みる時に一応参考にした。
『ヒトラーチルドレン/Hitler's Children』(2011年/ドイツ・イスラエル製作)戦犯となり死刑になったナチスの最重要幹部、ゲーリング、ヒムラー、アーモン・ゲート、ルドルフ・ヘス(アウシュヴィッツ所長)、ハンス・
⑱人を残忍にするシステム(2018/6月) Auschwitz-Birkenau編11
伊藤計劃の『虐殺器官』というSF小説がある。
その小説では、”虐殺の文法”を使った言葉が脳にある特定のモジュールに作用し、虐殺を誘引する、というもの。
案内してもらっている間に、中谷さんは何度か問いかけてきたのが、
なぜ、当時、医学や学術など文化水準が高いドイツで、このようなことが起きたのか…と。
そして、囚人の中にもカポ(監視役)というヒエラルキーを作り、それによりさらに劣悪な環境に陥っていた