昨日弟からLINEが届いた。
このnoteにも何回か書いた事があるんだけど、弟は両親の離婚で、父親に引き取られて、４０数年間離れ離れで暮らしていた。
父親は弟を親戚に養子に出していたらしい。
私がその事を知ったのは、成人してから母親から聞かされた。
一昨年の年末にあるテレビ番組を見て、父親と弟を探そうと思い立ち、自分の戸籍から、父親と弟の居所が分かった。
そして、父親と弟に手紙を書いて、父親とは連絡が取れて、生まれて初めて父親の声を電話越しに聞く事が出来た。
でも弟からは何のリアクションも無かった。
それは仕方ないと思った。
だって突然会った事も無い姉と言う人から、手紙なんか来たら、どうしていいか分からないもの。
父親は進行性の胃がんになっていて、入院してたけど、残念な事に去年亡くなってしまった。
一度も会えないまま、生き別れてしまった。
もっと早く探してれば良かったと後悔してる。
父親の遺産の事で、担当したファイナンスプランナーの人が、弟と会って連絡先を私に伝えてくれた。
それがきっかけで、弟と電話の交流が始まった。
でもまだ母親とは話をしてなかった。
母親は弟を引き取らなかった事、養子に出すのを止められなかった事を、ずっと責めていて、なかなか弟とどう接していいのか、分からなかったみたい。
弟も同じだった。
でも昨日ついに弟が母親と話したいって、LINEが来た。
母親も覚悟を決めて、電話でお互いに話始めた。
もう母親は泣きっぱなしだった。
今までの積年の思いが溢れたんだろう。
私ももらい泣きしてしまった。
良かった。
生きていたら、こういう嬉しい事もあるんだなと、改めて思ったよ。
今度は直接会おうって約束してる。
その日が来るのが楽しみだ。