弁護士のふくもと

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ビジネス法務 / 法律事務所→上場企業 / ベンチャー企業アドバイザーなども / ツイートは個人の見解であり、所属先とは無関係です

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会社員弁護士のふくもとの自己紹介

はじめまして、会社員弁護士のふくもとと申します。 上場企業グループの社内弁護士を本業とし、副業で中小・ベンチャー企業の弁護士をしています。 ● 自己紹介Twitter: https://twitter.com/fukumoto0023 ・ 弁護士として 本気で大きな挑戦をするためには、ビジネスに関わる多くの人たちの理解を得て、活動を持続的なものにしていく必要があります。 巨大な組織を相手にするときも、保護されるべき個人を相手にするときも、法に対する深い理解が、意思決定

    • 【ソフトテニス法律相談】賞金大会開催の注意点

      ソフトテニス好き弁護士ふくもとです。 前回に引き続いて「ソフトテニス法律相談」と題して、Q&A形式で記事を書いてみたいと思います。 1 「賭博」とは 「賭博」とは、2人以上の者が、偶然の勝敗により財物や財産上の利益(以下「財物等」といいます。)の得喪を争う行為をいいます。 「偶然の勝敗」は、勝敗の決定に偶然的要素が存在するのであれば、スポーツのように当事者の技量に差があっても、これに当たると考えられています。 「財物等の得喪を争う」は、勝者が財物等を得て、その反面、敗者

      • 【ソフトテニス法律相談】大会要項の記載

        ソフトテニス好きの弁護士ふくもとです。 少し久しぶりの投稿になりましたが、「ソフトテニス法律相談」と題して、Q&A形式で記事を書いてみたいと思います。 1 大会要項の性質 大会要項とは、大会の開催に当たって重要な事項が記載された書面のことです。 一般的には、①主催者、②日程、③会場、④参加資格、⑤競技ルール、⑥参加料、⑦参加手続方法、⑧その他の重要な事項といった項目で構成されています。 ソフトテニスの大会では、選手は、主催者が事前に公表した「大会要項」を見て、その大会に

        • ソフトテニスの試合動画は著作権法上保護されるか

          弁護士でソフトテニス愛好家のふくもとです。 過去に「ソフトテニスの試合動画をYoutubeにアップする際の権利問題」というテーマで記事を書きました。 上記記事では、主に「放映権」という権利の解説をしました。 今回の記事では、「ソフトテニスの試合動画は著作権法上保護されるか」というテーマで、主に、ソフトテニスの試合動画が著作権法上の「著作物」に当たるかどうかという点を解説したいと思います。 1 著作権法の基本的理解について「著作権」及び「著作者人格権」とは、著作権法上の

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        会社員弁護士のふくもとの自己紹介

          プロソフトテニスプレイヤーを名乗ることについて

          弁護士でソフトテニス愛好家のふくもとです。 ソフトテニスでは、数年前から、プロ宣言をして、プロソフトテニスプレイヤーを名乗る選手が誕生し始めました。 年々、プロソフトテニスプレイヤーは増えつつあります。 このような流れは、ソフトテニス界に活気をもたらしていると思います。 他方で、Twitter等のSNSを見ていると、プロ宣言をすれば誰でもプロになれるのか?といった議論が定期的になされているのを見かけます。 そこで、この記事では、「プロソフトテニスプレイヤーを名乗ること

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          ソフトテニスの賞金大会に出場して賞金を得ることと副業禁止の問題

          弁護士でソフトテニス愛好家のふくもとです。 最近では、ソフトテニスにも賞金大会が増えてきました。 賞金大会に出場して賞金を得て、生活ができるようになれば夢が広がりますね。 もっとも、現在のところ、ほとんどの社会人選手は、公務員や会社員といった本業を抱えながら、ソフトテニスを続けていると思います。 このような社会人選手が、賞金大会に出場して賞金を稼ぐことは、副業禁止の問題を生じないのでしょうか? この記事では、「ソフトテニスの賞金大会に出場して賞金を得ることと副業禁止

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          ソフトテニスの大会主催者が撮影した動画をYoutubeに投稿することの留意点

          弁護士でソフトテニス愛好家のふくもとです。 ソフトテニスは、各地で連盟主催の大会が開催されていますが、最近では事業者による賞金大会の開催も増えてきました。 そして、これらの大会では、大会主催者が試合や大会会場の様子を撮影して、Youtubeに投稿する例もよく見ます。 実際に大会に行けなかった人も、後日、試合の内容や、大会の様子を知ることができ、人気の動画になっているように思います。 しかし、この動画に関わる利害関係者の利益に配慮しておかないと、後にトラブルに発展する可

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          ソフトテニスの大会主催者が撮影した動画をYoutubeに投稿…

          部活動の地域移行でソフトテニスはどうなる?

          弁護士でソフトテニス愛好家のふくもとです。 部活動の地域移行というワードを聞いたことがありますか? 現在、政府の主導により、中学校の部活動が、転換点を迎えています。 私も、中学校の部活動でソフトテニスと出会った者の一人であるため、その動向に注目しています。 今回は、「部活動の地域移行でソフトテニスはどうなる?」というタイトルで、政府が進める「部活動の地域移行」について、概要を紹介したいと思います。 【関連記事】 1 部活動の地域移行とは?(1) 部活動の地域移行につ

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          ツイッターなどSNS上でソフトテニスの発信をする際の注意点

          弁護士でソフトテニス愛好家のふくもとです。 9月も中旬になりました。 夏の間は多くの大会が開催されました。 私は、現地で観戦する機会はなかったのですが、SNSで結果をチェックしたり、大会の様子をYoutubeで観たりしました。 ツイッターのタイムラインを見ているだけで、大会の盛り上がりが伝わってきますよね。 その一方で、誰でも情報を発信できるようになったことで、誹謗中傷や、誹謗中傷に端を発した炎上の問題も発生しています。 今回は、「ツイッターなどSNS上でソフトテニスの

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          ソフトテニス選手の努力の見返りとしてのパブリシティ権

          弁護士でソフトテニス愛好家のふくもとです。 メジャーリーグ・シアトルマリナーズに所属するフリオ・ロドリゲス選手に関して、「史上最大18年635億円契約で合意間近か」という記事を読みました。 メジャーリーガーの年俸の高騰ぶりには、驚かされますね。 https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202208270000217.html ソフトテニスでもプロ選手が誕生していますが、競技でお金が稼げるようになれば、業界が盛り上がりま

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          ソフトテニスにおける代表選考や処分をめぐる紛争の解決方法

          弁護士でソフトテニス愛好家のふくもとです。 ここ最近、全中が開催されたり、ミニ国体が各地区で行われたりと、ソフトテニスの大会が多いですね。 全国大会や、国際大会などの大舞台の試合で代表として活躍している選手には憧れます。 学生時代の私はそのレベルまでは到達しませんでしたが、一つでも多くトーナメントを勝ち上がることや、チームでレギュラーを取って団体戦に出るために、練習に打ち込んでいました。 しかし、そんな気持ちとは裏腹に、試合に出られなかったり、代表メンバーに選ばれなかった

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          ソフトテニスの試合動画をYoutubeにアップする際の権利問題

          弁護士でソフトテニス愛好家のふくもとです。 お盆休み、夏休みという人も多いと思います。 私の夏休みの思い出は、ソフトテニスに打ち込んだ日々です。 毎日朝から晩まで練習をして、帰宅後はトップ選手の試合動画を見て動きや戦略を研究しました。 今回は、そんな私が、「ソフトテニスの試合動画をYoutubeにアップする際の権利問題」というテーマで、主に、自分が撮影したソフトテニスの試合動画を、YouTubeなどの動画投稿サイトにアップロードしている/しようと考えている人に向けて、弁護

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          ソフトテニスのスクールや講習会中の事故防止の重要性

          (2022年12月4日更新) 弁護士でソフトテニス愛好家のふくもとです。 現在、ソフトテニスをする機会は年に数回ほどになってしまいました…。 以前プレーした際には張り切りすぎて足をつってしまい、それ以降、毎回怪我しないことだけに注意しています。 今回は、「ソフトテニスのスクールや講習会中の事故防止の重要性」というテーマで、ソフトテニス中の事故や怪我に関する話題を、主に、実際に指導に当たるコーチ(講師)や、スクールや講習会の運営者に向けて、弁護士の視点から書きたいと思いま

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