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名作・新作の映画ブック

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見たあとに書かずにはいられなかった作品たちのまとめ。 一部ネタバレもしますのでご注意!
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映画「天才作家の妻」の夫に言いたいことがありすぎる!

映画「天才作家の妻」の夫に言いたいことがありすぎる!

なぜ夫ジョーは受賞スピーチで、妻ジョーンが嫌がっていた「妻への感謝」を口にしたのか。

そういえば話題のインド映画「パッドマン」でも妻が何度とがめても夫はナプキン開発をやめなかった。だがこの夫が妻のことばを聞き入れなかったのは、衛生状態の悪いナプキンを使うことで妻を死なせたくなかったからだ。そのために彼は自分のプライドも妻の反対も投げ打って研究をつづけた。

一方のジョーは妻のことなど考えちゃいな

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たったひとつの事実が変えてしまうこと

たったひとつの事実が変えてしまうこと

紳士に見える彼は実は子どもだった。
「チャンス」という映画をご存知だろうか。1979年アメリカで公開されたコメディ映画。らしいが見終えたいま、これはコメディなのか?という疑問が残る。

とりあえずストーリーを簡単に説明しませう。

チャンス(50代白人)は豪邸に〝庭師〟として長年仕えながら暮らしていた。彼は知的障害を持っており、一度も家の外に出ることは許されなかった。しかしある朝、主人が亡くなった

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映画「パットマン」の体に染みついていたもの

映画「パットマン」の体に染みついていたもの

結末はわかっていても、そこにたどりつくまでが苦しくて見てらんなかった。真夜中に少女にナプキンを渡したり実験に失敗して河に飛び込んだり。

でも恥ずかしげもなく書くとなにかを成し遂げるということは往々にしてそういうものなんだろう。失敗を重ねて恥ずかしいところを人に見られて、理解されなくてとがめられていろんなものを失って。

でも彼がナプキン作りをやめなかったのはチャレンジ精神よりも根性よりもたったひ

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だからわたしは笑いたい–映画「人魚の眠る家」–

だからわたしは笑いたい–映画「人魚の眠る家」–

死ってなんだろう。
その前に生ってなんだろう。
この作品を見ているとき何度も頭をよぎった疑問だった。

答えは今もわからない。
20歳のとき母を亡くしてから一年経った今も、母の死ってなんだったんだろうと思うし母の一生ってなんだったんだろうとも思う。

一番近くにいたはずなのに、まだわからないことだらけだ。

でもこの作品を見てあることに気づいた。
人はひとの“笑顔”に最もつよく、生を感じるのでは?

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