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思考の抽出と感情のワーク

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手を動かしながら考えるだけ考え抜く、そんな日常です。
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2020年8月の記事一覧

「自ら考え、自分で決めていく日本人」総裁選を控えて思う事。

「自ら考え、自分で決めていく日本人」総裁選を控えて思う事。

 先日、安倍首相が辞意を表明した事は国民全員が知っている。そして次期総理は誰か、という話がコロナを超える話題になってきた。
コロナ禍において、感染症を超える話題はここ最近なかったから、久しぶりにワクワクしつている。同時に、リーダーが変わる事で果たして国政にどんな変化が起きるのかを考える。

 最近熱中した本「夜と霧」を参照しながら考えている。
 第一次世界大戦終戦後、ワイマール憲法という理想の憲法

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「時間が解決する」という考え方と言葉の所為であらゆるものが遅くなっていく

「時間が解決する」という考え方と言葉の所為であらゆるものが遅くなっていく

 「時間が解決する」って、どこの故事から生まれた言葉だろうと思って調べてみると、カーネギーの言葉やシェイクスピアの言葉が出てきたけれど、そんな偉人に頼らずともお節介な友人が慰めにかけてくれそうな言葉ではある。

 感情や記憶の薄れ方、という意味では時間が解決してくれることって確かにある、生物学的にみるととても納得な言葉なんだけれど、それ以外においては只管に厄介な言葉が蔓延しているなと感じる。

 

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理不尽な死が今を輝かせてくれる。「夏の雲は忘れない」

理不尽な死が今を輝かせてくれる。「夏の雲は忘れない」

 「げんしばくだんがおちると ひるがよるになって ひとはおばけになる」(小学3年、坂本はつみ)

 「夏の雲は忘れない」の中で、原爆体験者の、児童の、詩をたくさん読むことができた。沢山とはいっても、それは残されたもののごく一部だし、原爆で亡くなった人達の本当の気持ちは誰にも分からない。

 それでも、たとえわからなくても、75年後のこの日くらい、真剣にその心に寄り添う事が、一瞬でもいいから、出来た

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梅雨明けを望んでいたんだから日差しに暑いとか引っ込めとか文句を言わないようにする。

梅雨明けを望んでいたんだから日差しに暑いとか引っ込めとか文句を言わないようにする。

 茶の心でいうと、梅雨にしかない侘び寂びと一期一会があるからそれはかけがえのないものなんだけれど、まる1か月以上お日様の下に洗濯を出来なかったのが我慢ならず、やっぱり梅雨明けは嬉しい。

 恵の雨とかいう言葉が実感のないものになり、雨が嫌いになった人類は贅沢な時代にいるんだろうなと思いつつ、雨の恩恵は個人レベルでは感じにくい切なさを捨てきれない。

 梅雨明けと同時に、強い日差しが襲ってきて、太陽

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