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【読書感想文】西野亮廣「夢と金」

こんばんは!
NFTには無限の可能性があると思っている男、小栗義樹です。

本日は読書感想文となります!

題材はコチラ!

西野亮廣「夢と金」

お笑い芸人・絵本作家として活動するキングコングの西野亮廣さんが書いた最新のビジネス書です。

ちなみに今回も「リクエスト」です。以前書いた、同著のゴミ人間の感想文から頂きました。ありがとうございます。

リクエストには必ず応えると決めていることもあり、夢と金、再度購入して読ませて頂きました。

この本は、発売された直後に購入し、速攻で読んで売りました。

つまらなかったからではなく、欲しいという人がいたので売った感じです。本だって立派な財産です。持参と交換は、慎重に選んだほうが良いと思っています。

僕が本を何かと交換する場合、その判断基準は理解と鮮度です。夢と金の場合、前作の「革命のファンファーレ」や「魔法のコンパス」などを読んでいれば、より深く理解することができます。だからこそ、欲しいという人とマッチングしたら、すぐに売るつもりでいました。

だからまさか、もう1度買って読むことになるとは思いませんでした。リクエストに応えることに、需要が発生するなんて思いもしなかったです。こういう勉強が出来ることも、noteの面白いところだなぁと改めて思っています。

さて、そんな夢と金ですが、やっぱり面白いですね。非常に読みやすくて、3時間くらいで読むことが出来ました。文章の読みやすさはテンポの良さと言わざるを得ないくらい、非常にリズムが良いのが特徴だなと思います。

今回の作品には、データと所感がちょうどいいバランスで散りばめられていると思います。革命のファンファーレは、所感と自分で取ったデータがメインとなっていましたが、夢と金では、他社の事例をうまく使い、結果から予測を立て、それに対する考えが明記されているという場面が沢山ありました。西野さんの活動が裾広がりになっているため、あらゆる事業の事例が紹介されているのも面白かったです。

以前「ゴミ人間」を取り上げさせてもらった際、この本に流れているテーマはこれだと思いますという、いわばこれみたいなものを紹介させてもらいましたが(詳しくはゴミ人間の回の感想文を読んでみてください)、今回の夢と金にも「テーマ」があったように思います。

お金が無いと夢が叶わない

これです。

非常にシンプルですが、その通り過ぎてぐうの音も出ません。確かにそうなんです。自分のやりたいことや活動を継続するためには、そのための予算を自分で集めないといけません。夢だけを語っても、それを実現するためには、お金が無いといけないのです。

この本はビジネス書なのですが、お金の稼ぎ方や集め方、借り方や歴史などを、西野さんの言葉で・西野さんの実際の活動に沿って紹介しています。実体験がベースなのでとても分かりやすいし、何より納得するしかありません。熱量の高さと痛烈な現実を突きつけられるため、読みたくないと思う人がいても不思議じゃないような気がします。

この本を読んで僕はどう思ったかといえば、すごく役に立ったと感じつつも、その資金源はそもそも、強固なサービスや圧倒的な人気などがないと成り立たないよねというジレンマでした。

資金源の選択肢をどれだけ沢山持っていても、それを育てるまでの期間が発生するのは間違いありません。この待ち時間をどのように耐えるか?ここが分からないと、結局夢を諦めないといけないのではないか?そんな風に感じました。

結局のところ、資金源が用意できるまでは努力です。じゃあその努力の源はどこからくるのでしょうか?僕は、越谷雑談がやてっくが街の人に認知されるまでの間、とにかくのたうち回り、不安に駆られながらも、押し殺して記事を書きました。

この不安や苦しみを耐えることが出来た要因はなんだったのか?と聞かれると、どう答えていいのか分かりません。しかも、認知されたと感じることが出来るようになった今も、まだまだ不安は消えません。この数字を維持しながら、その上でさらに多くの人に見てもらえるようにするためには、この時感じていた不安や苦しみよりも、大きなものを背負わないといけないわけです。

ビジネス書はどこまでいっても実用書で、この実用の部分を、より多くの人が簡単に踏み出せるようにしなければ、どこまでいっても金の無駄だよなぁと思っています。

夢と金はお金についての話をしています。だから余計にそう思うし、ジレンマが明確になったような気がしました。

西野さんほど努力出来る人なんて、そう簡単にいません。だから僕は、この本を読んだ方がいいと素直にオススメすることが出来ないなという感じです。

とはいえ、西野さんの活動だけを切り取れば、それはすごく面白いし、勉強になるなぁと思います。実用書としてではなく、単なる活動日誌として読むことは、すごく有意義で楽しい時間になるはずです。

僕は人に頑張れとは言えないし、ちゃんとやれとも言えません。僕自身が、そこまでのモノを持っているとは、とてもじゃないけど思えないからです。

だから「自分はすごく頑張っている」「活動が出来なくて苦しい」と思っている人にだけ、この本をオススメしたいと思います。多分、本屋にも古本やんにもあります。買って読んでみてください。

ちなみに、この本は紙の本で読むことがおすすめです。そっちの方が、確実に読みやすいですから。

というわけで、本日はこの辺で失礼いたします。
また明日の記事でお会いしましょう!
さようなら~


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