算命みちくさ

諸岡青峰(もろおかせいほう)                             …

算命みちくさ

諸岡青峰(もろおかせいほう)                                            朱学院中国占星術学校にて歳位取得  朱の会会員 会の算命学教室Textの一部を投稿しています ご了承下さい 占技のみならず算命学自然思想の深掘りができたらと思います

最近の記事

◎六十花甲子と守護神法 その3

片寄った宿命の消化の仕方! 守護神法の高度な見方になります。 シュウペイ 1987.7.16男性  丙丁丁 戌寅未卯 亥戊丁  丙乙  甲己乙  3 丙午 13乙巳 23甲辰 33癸卯 43壬寅 * 日干丙火は夏の太陽。 未土は夏の終わりですが、乾燥土なので水が必要です。 それで、第一守護神は壬水。 庚金は、金生水と水を生じる水源の役目にもなります。 大きな水には大きな水源が良いので、第二守護神は庚金になります。 * それで、この宿命は、 『調候の守護神→壬水庚金。ただ

    • ◎丙子(干支番号13):(感性鋭く感情の起伏が激しい人)

      丙子(癸):天報星(牽牛)    3―9 『丙子日を六秀日とも言い、秀でた者、聡明なる人物が多いとされる。 また、官星に座すために、男女とも容姿にこだわりやすく、美男美女を配偶者としやすい~』 (朱学院算命学六十花甲子法の丙子日より一部抜粋) * 解説 丙子は、太陽と水のバランスが良いため、優秀な人が多い。 また、二十八元癸水により配偶者の場所が牽牛星になるため、プライド高く配偶者の容姿にこだわりやすい。 * 男性は、丙子の蔵干癸水が六進法でみると配偶者の父と同じ干になるの

      • ◎乙亥(干支番号12):(不完全を活かせる人)

        乙亥(甲壬):天極星(石門玉堂)   2-4 『乙亥を「水上寄生の木」とし、天極星の死地に座してはいるが水に寄生するために、死中に活を得る。~』 (朱学院算命学六十花甲子法の乙亥日より一部抜粋) * *解説 乙亥は、亥(冬の水)に浮いている草(水上寄生の木)として、乙から亥をみた従星は天極星で死人の星。 なので、 不安定で人生が定まりにくいとみます。 ただし、 浮き草ゆえにこの干支のみでは地に根付かない。 なので、 みずからの株(根)を大地に根ざした他の木につなげると良い。

        • ◎乙酉(干支番号22):(雰囲気がよく周りを楽しませる人)

          乙酉(辛):天馳星(車騎) 1-12 『花木が酉の金性で根を切られている型である。花木が利刃に遇うゆえに「盆栽の花」という。鑑賞には見事であるが、実用には向かない~』 (朱学院算命学六十花甲子法の乙酉日より一部抜粋) * *解説 乙酉は金剋木で、この木は十二大従星の中で最弱(天馳星1点)の木性。 その花木が鋭い刃物(利刃)によって切られているので実用には向きません。 これが甲木なら、材木にできるのですが、乙木なのでそうはいきません。 だから、生け花とか盆栽で鑑賞するならお

        ◎六十花甲子と守護神法 その3

          ◎六十花甲子と守護神法 その2

          真鍋かをり 1980.5.31女性  甲辛庚 9 庚辰 寅辰巳申 19 己卯 卯乙戊戊  29戊寅 癸庚壬 39丁丑 戊丙庚 49丙子 調和の守護神:火性がとれないので、洩らして日支の癸水を守護神とします。 このほかに、格法をさがすと、従官格破格と殺印相生格破格になります。 なので、 守護神法として、この宿命は破格でも活かすことが可能です。 言うまでもなく、破格は調候調和と共に並べてみていくことができます

          ◎六十花甲子と守護神法 その2

          ◎乙未(干支番号32): (愛想良く周りから大事にされやすい人)

          乙未(丁乙己):天印星(貫索鳳閣禄存)  6-11 『雑気の土に位する草木であり、これを「柔軟の木」という。 つまり、藤蔓の類いであって、~』 (朱学院算命学六十花甲子法の乙未日より一部抜粋) * *解説 乙未は、夏の草で雑気の土に生える藤蔓(ふじづる)などの柔軟性がある草木です。 なので、それを支えるための甲木があればありがたいです。 亥寅の支合や甲木の透干はもちろんのこと、癸水の雨は草木の生長にとっては大きな助けとなります。 日干支乙未の人は、水性が必要不可欠なんです

          ◎乙未(干支番号32): (愛想良く周りから大事にされやすい人)

          ◎六十花甲子と守護神法 その1

          算命学守護神法を学ばれておられる方、また、算命学教室で指導されている方を対象とした記事です。 守護神法の高度な見方になります。 ここでは、「算命みちくさ六十花甲子法」の記事で比較的🧡スキマークが多かった、甲辰日を例に、六十花甲子法から守護神法をみていきます。 甲〇〇 辰〇〇 読者のみなさんには、このブログの六十花甲子甲辰日を読み終えていることを前提に話を進めます。 なので、この日干支を手短にまとめますと、 ①甲辰は、春の終わりの樹木です。 ②辰の中は、乙癸戊で、木性水

          ◎六十花甲子と守護神法 その1

          ◎乙巳(干支番号42):(華やかな人)

          乙巳:(戊庚丙):天恍星(司禄牽牛調舒)  7-9 『自分の気を座下に洩らすので、女命をもって吉日とし「倒挿の花」という。』 (朱学院算命学六十花甲子法の乙巳日より一部抜粋) * *解説 乙巳は、木生火と天干の乙木から地支の巳火の相生するので、女性の場合自分の気を夫に洩らすことができることから夫に従いやすい。 そのことから、「倒挿(とうそう)の花」はさかさにさした生け花、かんざしの花などの髪飾り、控えめな花から転じて、おとなしく従順でありながら、地支巳火の季節が夏期で陽気

          ◎乙巳(干支番号42):(華やかな人)

          ◎乙卯(干支番号52):(食べるのに困らない人)

          乙卯(乙):天禄(貫索)   11-3 『この日をもって「五穀秀実の柔木」として、食録有余の人となりを作る。~』 (朱学院算命学六十花甲子法の乙卯日より一部抜粋) * *解説 乙卯は、春の中心の草木でもっとも生長盛んな時期です。 なので、食いぶちに余裕がある人(食録有余)になります。 その安定さゆえに人生は穏やかさを保つことができます。 しかし、貫索星と従星の天禄星ゆえに、性格的に気位高く他人を下にみるところがあります。 元来、干支の組み合わせ上、天地共に木性なので、金

          ◎乙卯(干支番号52):(食べるのに困らない人)

          ◎乙丑(干支番号2):(へこたれない人)

          乙丑(癸辛己):天堂星(龍高車騎禄存)  8-5 『乙丑を「雪中和生の木」という。~』 (朱学院算命学六十花甲子法の乙丑日より一部抜粋) * *解説 乙丑は、晩冬の枯草。 それが木剋土と、乙木が地支の丑土を剋してます。 しかし、蔵干の中の癸水辛金己土をみると、下から上に向かって順に、土生金、金生水、水生木と日干にまで相生してます。 なので、乙丑が木剋土と日干が地支を剋しているといっても、有情。 つまり、内なるものに、「ものごとを生じるはたらき」があるとみます。 ちなみに、

          ◎乙丑(干支番号2):(へこたれない人)

          ◎甲戌(干支番号11):(不完全を良しとする人)

          甲戌(辛丁戊):天印星(牽牛調舒禄存) 6-6 『甲木にとって喜びとなる辛金・丁火・戊土の三干が、戌土の二十八元に含まれている。 ~ゆえに甲戌を「進気の木」という。~』 (朱学院算命学六十花甲子法の甲戌日より一部抜粋) * *解説 秋の終わりの樹木。 不要な枝払いになる辛金、温かみの丁火、甲木を支える戊土で蔵干すべてがありがたい。 加えて、晩秋の甲木は冬の亥・子・丑から春に向かって陽気に近くなっている状態である。 ゆえに、 甲戌を「進気の木」といいます。 いわば、松や杉の

          ◎甲戌(干支番号11):(不完全を良しとする人)

          ◎甲申(干支番号21):(能材なので謙虚さがいちばん)

          甲申(戊壬庚):天馳星(禄存龍高車騎)       1-7 『甲申の甲木は、十二大従星中の最下位天馳星に位している。 しかし、申金の二十八元中に壬水があるので、甲申日を「絶中の生」という~』(朱学院算命学六十花甲子法の甲申日より一部抜粋) * *解説 天馳星(1点)の甲木は、十二大従星の中では最弱。 しかし、 蔵干に壬水があるので申戊壬庚を置き換えると、戊土庚金壬水と相生で壬水に行き着く。 その壬水が、天干の甲木を生じることになります。 それで、 「絶中の生」というのは、追

          ◎甲申(干支番号21):(能材なので謙虚さがいちばん)

          ◎甲午(干支番号31):(財を手に入れやすい人)

          甲午(己丁):天極星(司禄調舒)    2-11 『甲木にとって午の地は死地にあたり、生気は枝葉のみにあり、根幹は虚脱状態である。この干支をもって「工師運斤の木」といい~』 (朱学院算命学六十花甲子法の甲午日より一部抜粋) * 解説 甲木の午は、夏の樹木で甲から午をみると従星の天極星。 見た目は、枝葉が茂っていても水分が少ないので、根幹は虚脱状態です。 このことから、「工(こう)師(し)運(うん)斤(きん)の木」といって、大工職人が木材として加工するなら、これは適材といえ

          ◎甲午(干支番号31):(財を手に入れやすい人)

          ◎甲辰(干支番号41):(自立心が強い人)

          甲辰(乙癸戊):天堂星(石門玉堂禄存)   8-8 『この日をもって、「松木」とする。 松の木は古来より常緑の第一であって神木の一種である。 ゆえに、この命の者は、自立心が強く他人の助けを必要としない。~』 朱学院算命学六十花甲子法の甲辰日より一部抜粋 。 * *解説 松の木は、年間を通して葉をつけるので不老長寿の象徴であり、魔除けや神が降りてくる樹として珍重され続けてきた御神木の一種で、陽干の大木です。 なので、この日干支の方は、自然(神)への感謝の思いから、先祖を大切に

          ◎甲辰(干支番号41):(自立心が強い人)

          ◎甲寅(干支番号51):(自立心の強い人)

          甲寅(戊丙甲):天禄星(禄存鳳閣貫索)   11-2 『甲寅は、天が木性・地が木性で甲木の力として特に安定した強さを持っている。そのため「硯果の木」として、洩らすことより葉や実をとることを喜びとする。~』 (朱学院算命学六十花甲子法の甲寅日より一部抜粋) * *解説 庚寅は、天地両者とも木性なので、甲木としては安定した強さを持っています。 そのため、「硯果(せきか)の木」といって実りある大きく強くりっぱな樹木としてみます。 なので、相生で洩らすより、剋して余分な枝葉を切り落

          ◎甲寅(干支番号51):(自立心の強い人)

          ◎甲子(干支番号1):(自分の代で新しいことができる人)

           甲子(癸):天恍星(玉堂) 12-1 『水の旺地にある木性である。故に培養の土を必要とする。~』 (朱学院算命学六十花甲子法の甲子日より一部抜粋) * *解説 甲子は、冬の季節の中心で水辺に生える樹木のため、水を抑え根腐れを防ぐ土性を必要とします。 そうなると春の辰土か夏の未土だが、子水と半会になる辰土は水を強めてしまいますが、暖かく乾いた未土なら根がしっかりするのでこちらを必要とします。(根基の土) また、子午の冲動や庚金(車騎星)の透干(七殺)は、人生が不安定にな

          ◎甲子(干支番号1):(自分の代で新しいことができる人)