見出し画像

トランペットが高らかに歌う行進曲:おてんば姫の行進【ドラゴンクエストⅣより】/すぎやまこういち

私はそこまでゲームはしてはいないが、たまにはゲーム音楽も紹介したい。

意気揚々に高らかと歌うトランペットは、このゲームの2章の主人公である快活で怪力自慢の姫アリーナのイメージとピッタリ重なってしまう。
そしてオーケストラが奏でる壮大なメロディがこれから旅する果てしない未知の世界に対する高揚感を醸し出し、子供の頃の冒険に対する胸の高まりを思い出してしまう。

ドラクエのBGMといったら軽快さが売りのこの曲か、同じくドラクエⅣの戦闘曲を推したい。 
当時テレビゲーム黎明期で全くの無名だったドラクエのBGM作曲にすぎやまこういち先生が携わって無ければ、ここまで有名なRPGにはなっていないだろう。


ちなみに私はドラクエはⅤとⅥしかやったこと無い。
ドラクエ好きの母はFC版のドラクエⅣも遊んでいたと思うが、いかんせん私がまだ物心付く前だから何も覚えていない。

私がこの曲を初めて聞いたのは中2の頃。
当時相手してくれる人がいない中二病全開だった私は昼休みに吹奏楽部の部員特権を行使して、誰もいない音楽室でピアノを弾いていた。

先日の記事にも書いたとおり、当時音楽の教科書にすら載らないクラシックの作曲家サティが大好きだった風変わりの私は、ピアノを習ってなかったくせにジムノペディを弾こうとして悪戦苦闘していた。

その日も中々上手く引けずにしまいには飽きてしまったので、暇つぶしにその辺を物色したところ、音楽準備室に何故かドラクエⅣのBGM曲集オーケストラバージョンのLDがあった。
(今では全く見かけなくなった、DVDのでかいバージョン)

ドラクエなら知っているぞと、勝手に学校の備品のLDをプレイヤーにセットして音楽予備室のテレビで視聴しだす当時の私。
画面にはN響オーケストラが、ドラクエⅣのBGMを壮大に演奏しているシーンに感銘を受け、圧倒される演奏に意識が飲み込まれた。

気づいたらハンターハンタークロロよろしく、オーケストラの指揮者になり切って音楽と一体化した気分を味わっていた。

HUNTER☓HUNTER/富樫義博

まぁその後、先生に見つかって昼休みの音楽室出禁食らったんだけどね・・・。


しかし、こうやって過去を振り返ってみると、やっぱり痛いヤツじゃねーか・・・。
これじゃあ相手してくれるクラスメイトなんかいないよ当然。
思い出したら恥しくなったので、過去の黒歴史を抹消するためにも、中二病全開だった自分自身にジャッジメントチェーンでも打ち込みたくなったよ笑

HUNTER☓HUNTER/富樫義博



ドラクエのBGMの話を書いているのに、なんでいつの間にかハンターハンターの話になっているのだろう・・・。

この記事が参加している募集

私のイチオシ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?