マガジンのカバー画像

俳句、短歌

147
自作の俳句と短歌です。自由律俳句や古風な和歌も交えて。
運営しているクリエイター

記事一覧

雨上がりに窓を開ければカーテンは
光の渚 揺れにけるかも

遠山のにぎわいにある紅椿

遙水

椿…春の季語。椿は近くでみると立派な花で、散る時はぼとりと落ちます。この句では遠くの山に椿をみて、ぽつんぽつんと紅がともる様子を詠みました。

あの日みた忘れな草を思い出す

遙水

忘れな草をみると、初任者研修である施設に行ったとき、そこの花壇で見たことを思い出します。

【短歌】山桜

【短歌】山桜

いつのよもふりにしものは晴れの日のあなたの山の山桜かな

* 短歌(57577)では「かも」が、俳句(575)では「かな」が詠嘆に用いられますが、この歌では「かな」を使ってみました。今、文体を混ぜることに興味があります。

【詩、短歌】銀河の歌

【詩、短歌】銀河の歌

もし君が誰かを照らす星ならば
星を包める銀河になろう
#短歌

もし君が
誰かを照らす星になり
星の孤独を引き受けるというのなら
私は君を包める
銀河になろう 🌌
#五行歌

同じ主題をいくつかのかたちで書くのもいいな、と思いました。

【俳句】かわいい俳句

【俳句】かわいい俳句

つつじ咲く夕方の道きれいだな

うぐいすの初音(はつね)を聞けり いい音だ

笑ったら世界平和だ にっこっぱ!

花のきれいな季節ですね。
にこにこ笑っていきましょう🥳

鉢植えのやや重かりし暮れの春

遙水

土がおもたく水をふくんで。

暮れの春…晩春のこと。4月頃。「春の暮れ」は春の夕暮れだが、「暮れの春」(暮の春)は春のおわりを言う。

閑(しづ)けさにふりかへりみる桜かな

遙水

小さなお社のある杜(もり)の景色です。

【短歌】木の芽風どの枝もみな上向いて
山全体で深呼吸する

木の芽風(このめかぜ)…木の芽時に吹く風

土ふんわりあれもこれも木の芽かな

遙水

季語:木の芽(このめ)

【俳句】草餅

【俳句】草餅

草餅や色淡くなる青い皿

遙水

草餅を青いお皿に乗せたら青色が淡くなって見えた、という句。春の光とよもぎの緑があざやかだったから…。

実は想像の句で、草餅を食べてはいないのですが、たしかに今朝は青い皿が水色に近づいて見えました。

野遊びや子供の生まれ出ずる国

遙水(ようすい)

俳句です。野遊び(のあそび)は、春の季語。野に出て遊ぶこと。子供たちが安心して生まれ育つ国になるように、と。

桜色の平和よ あれ
子どもにもおじいちゃんにも私たちにも
#短歌

【短歌】やわらぎ

【短歌】やわらぎ

やわらぎと笑顔がいつもあるように
千羽の鶴を折りて祈らむ

* やわらぎは漢字で書くと「和らぎ」。平和を願ったうた。