Ginger ale

主に樹海で自分探しをして理屈をこねている、根暗で偏屈な独身会社員。30代後半にしてよう…

Ginger ale

主に樹海で自分探しをして理屈をこねている、根暗で偏屈な独身会社員。30代後半にしてようやくだめんず蟻地獄から脱出。大人の階段はいまも踏み外し中。たまに映画レビュー、ドラマ感想。

マガジン

  • セフレでなぜ悪い

  • 頭の中の談話室

    愛読している若林恵さんのQuartzニュースレター「週刊だえん問答」を真似して、頭の中で友人・知人・恋人と対話しながら、最近考えていることをだらだら書いていきます。形はどうあれ、与太話です。

  • とはいえ女として生きる

  • 自分探しの墓場

    33歳、新卒入社11年目にして、終わらない「自分探し」をする皮肉屋の冷笑家です。自嘲気味ながらも、墓場に自分を探しに行く、そのグダグダな軌跡を綴ります。どうなることやら。安心して書き晒すために有料設定。マガジン全体で150円の設定です。

  • 鼻血映画評

最近の記事

「男性性」ってなんだろうなっていうのはずっと関心があることなんだよね

愛読している若林恵さんのニュースレター『週間だえん問答』の形式をお借りして、架空の対談方式で、最近考えていること、触れたコンテンツについて書いてみることにしました。 ー確か7連休だったよね。羨ましい。いかがお過ごしですか。 相変わらず本を読んでますね。この前、蔵前の『Readin' Writin' BOOK STORE』でまた3冊も買いこんでたでしょ。あのうち2冊読んだ。 ーなんかジェンダーの本だったっけ。 そうだね。『BOYS 男の子はなぜ「男らしく」育つのか』と『

    • 恋人とジェンダーの話をするための個人的なメモ

      とてもパーソナルなメモなのですが彼に見せる決心が湧く気がしないので、逆にここに上げることにしてみました。 桃山商事 清田隆之さんの『さよなら、俺たち』を一晩で読みながら、加筆修正をしながら書いたのだ。相手に見せようとも少し思っているので、婉曲的だし、相手への好意をあちこちに散りばめていて、少し迎合的だなとも思う。でも、好きな人と、ジェンダーの話をするのは勇気がいる。だけど、わたしは彼とならできると信じて、少しずつ頭を整理している。清田さんにも勇気をもらいながら。

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      • Fear.

        やっと好きだって言えた。後ろから突かれながらだけど。まもなく35歳にもなろうという頃になって、わたしは、好きな人に好きだと言うのはこんなに恐ろしいことだったのだと知った。今までKやSやJやYやSやその他の男たち相手に大量生産してきた「好き」はなんだったんだ。何回も、浴室の鏡に向かっていろいろなバージョンの「好き」を練習して、日頃から口の中で転がして、それでも彼を前にして言おうとした途端に言えなくなって、一人で自宅前の階段を登っているときなどに「ドリカムかよ」と自分に突っ込むな

        • Surrender 2020年5月2日(土)

          タトゥーを入れるなら、この言葉。という言葉が増えた。”Surrender”。 Surrender: 1.降伏する、降参する、捕虜になる、自首する 2.(感情・悪癖などに)身を任せる・委ねる・負ける わたしは、わたし自身や、わたしという個体に宿っている意識が生きているこの世界・人生を、制御できていない。それを悟り、受け入れること。 わたしにできるのは、身を投げ出すこと、あきらめ、委ね、放り出すこと、世界に対して自分自身を明け渡すこと。 わたしがわたしを、わたしの人生を統

        「男性性」ってなんだろうなっていうのはずっと関心があることなんだよね

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        • セフレでなぜ悪い
          17本
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          8本
        • 自分探しの墓場
          12本
          ¥150
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          25本
        • 偏愛キャラ名鑑(海外ドラマ・映画)
          7本

        記事

          コロナ時代の愛 2020年4月26日(日)

          とりあえずできる限りの頻度で机に向かって文章を捻り出してみようと思った。 というのも、わたしは時に決然と自分の殻に閉じこもることがあるからだ。今がそれだ。どうも、隠居、的な心境になっているらしい。もともと隠居願望があるし、中学の時から竹林の賢人に憧れているから、深層心理が、この機会を格好の隠居フィジビリ機会だと判断したようだ。 でも実際のところ、別にまだ全然賢人じゃないから竹林に隠居するのは早いし、話し相手もいない中、自分の考えをまとめる機会も減ってしまっているので、こう

          コロナ時代の愛 2020年4月26日(日)

          最近のドラマとわたし

          いやー映画見てないんですよとにかく。映画館いけなくなってから。自宅で配信で2時間映画を観る集中力がなくなってる!!超絶ゲーマーの役員が「ずっと家にいていつでもできると思うと全然ゲームしなくなった」って言ってたけどそれと同じか。ドラマフリーク・映画フリークたちが「ずっと家にいるとかえってドラマも映画も観ねえ・・」ってなってそう。なんだか落ち着かないよね。いつもだったら、ダラダラ布団の上で5時間とかドラマ観られたのに、1時間で疲れちゃうよね。それでもまあちょこちょこドラマはずっと

          最近のドラマとわたし

          今週の映画とわたし 20/3/16~3/22

          正直どうでもいいとは思うのですが、今週はなんだかbreakup movie weekだった。「愛してくれない男はさっさと劇的に断ち切りましょう。バットでぶん殴るもよし、燃やすもよし、殺すもよし。」これが今週の標語。ではいきますね。 1.Birds of prey 〜ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 ひゃっほーーーーう!!ハーレイ・クイン最高ラブ!!バッドアス可愛い!!マザーファッカー可愛い!!ファッキン派手で自由でクレイジーで野蛮!!元カレなんて、ジョーカーなんてくそくらえ、

          今週の映画とわたし 20/3/16~3/22

          今週の映画とわたし 2020/3/2~3/8

          正直どうでもいいと思いますけど、今週は映画にめっちゃ元気づけられた。しかもあの天才的悪趣味なアリ・アスター作品に。こんなに禁忌でdisgustingなものを突きつけられて爽快な気分になるとは。現世のすべてのメンヘラが霞む勢い。メンヘラの皆のものこれをくらって元気を出せ。少なくともわたしはクッソ元気でた。ということで、アリ・アスター特集から。 1.ミッドサマーこの鬼才アリ・アスターの作品に通底するテーマは「トラウマ/精神疾患」「家族の崩壊・喪失」だ。そしてホラー・サイコスリラ

          今週の映画とわたし 2020/3/2~3/8

          今週の映画とわたし 2020/2/24~3/1

          正直どうでもいいと思いますけど、コロナの影響で会社来ないでいいよって言われるから「喜んで〜〜」ってなって平日の昼間仕事するフリして映画館行ってる。今週も4本観てる。でもコロナの影響で担当している1,000人規模イベントが吹っ飛んだりしていて、暇になるかと思いきや延期とか配信とか色々しなきゃいけなくて、意外と働いている。そんな中、ちゃっかり平日の昼間に映画を観ている。 1.スキャンダルハーヴェイ・ワインスタインが有罪判決を受けた日に観た。セクシャル・ハラスメント、セクシャル・

          今週の映画とわたし 2020/2/24~3/1

          今週の映画とわたし 2020/2/17~23

          正直どうでもいいと思いますけど、コロナウイルスにも負けず映画館に行っております。でも映画館のトイレで、指先をペッペっと水で濡らしてペッペっと水を払うだけで、あとは化粧を入念に直して出ていく女の人をたくさん見て絶望しかけたりしています。手はもうちょっとちゃんと洗おう。顔きれいにする前に。じゃないとわたしが、トイレの外で待っている彼氏に「あーーー!!この人ーーー!!この女の人さっき全然手洗ってないよ。化粧ばっかり直してたけど!!絶対部屋汚いと思う!!!」って告げ口するよ。あー、わ

          今週の映画とわたし 2020/2/17~23

          今週の映画とわたし 2020/2/10~2/16

          正直どうでもいいと思いますけど、こうやって一生懸命たくさんの映画を観ているのはいいんですけど、だんだん現実に向き合う力を失ってきたんじゃないかと思ってるんですよね。最近。観終わった時、自分の世界の一部が剥がれるような感じがするんですよ。映画の世界に所属していたような気になっているわけ、2時間の間。「現実逃避のために映画観てるわけじゃない、現実突きつけられて身につまされる映画が好き派」だったはずのに、最近、映画とドラマが主になってきている、主従逆転。んー、まいっか。というわけで

          今週の映画とわたし 2020/2/10~2/16

          今週の映画とわたし 2020/2/3~2/9

          正直どうでもいいと思いますけど、こんなに素晴らしい映画ばっかり観ていると何だか自分が素晴らしい人間のような気がしてくるので、今週も素晴らしい映画の話をしたいと思います。素晴らしいのはどう考えてもわたしではなくて映画です。 ちなみに先週、平日の17時から家で映画何本も観て、脳味噌溶けそうになったのと、あと、もうちょっとちゃんと会社員の仕事しようと思ったので、今週は2本です。でも2/7公開作品がどれも注目作なので、来週は非常に忙しい。がんばる。 1.アメリカン・ファクトリー何

          今週の映画とわたし 2020/2/3~2/9

          今週の映画とわたし 2020/1/25~2/2

          正直どうでもいいと思いますけど、映画の感想を話し合いながら映画館から出てくるカップルを呪わない境地に至るために、わたしの感想はここに吐露しようと思います。なぜ人はデートで映画を観るのだろう。男と映画を観に行って楽しかった試しがないわたしは、やはり感想をここに吐露しようと思います・・・この人生どうすれば? しかし本当に暇すぎてすげえ量の映画を観た。いくつか省くしかないなー。 1. GOODFELLAS (グッドフェローズ)言わずと知れたマーティン・スコセッシ先生の名作。アイ

          今週の映画とわたし 2020/1/25~2/2

          今週の映画とわたし 20/1/17~1/24

          正直どうでもいいと思いますけど、話す相手もいないので今週観た映画についてご報告します。なんか朝10時に自宅で作業開始して16時には仕事終わってるってくらい暇で、これでも一部上場企業の正社員なんですけど、まあそんなわけで映画ばっかり観てて結構な数になってしまったので、今週は公開中の作品だけに絞りたいと思います。 1. ロングショット 僕と彼女のありえない恋ああちくしょう、シャーリーズ・セロンになりてえええええ!!!!くっそう。 よいか、ものども。これがMetoo後の世界だ。

          今週の映画とわたし 20/1/17~1/24

          最近の書物とわたし 20/1/20

          正直どうでもいいと思いますけど、最近読んだ本のことでも書こうかなと思い立ったのでやります。積読が趣味、もっといえば、本を買うこと自体が趣味と化しているわたしですが、さらに何冊も並行しながらダラダラ読む癖があり、一体いつどの本を読み終わっているのか自分でもわからない次第で。たまには整理してみるかと思ってするのである。大体この秋冬シーズンで読んでいるものを羅列してみる。 テッド・チャンいや、早川書房が激推しも激推ししていて、海外文学系のポストとか、何だか至る所でその名を見るなと

          最近の書物とわたし 20/1/20

          今週の映画とわたし 20/1/12~1/16

          正直どうでもいいと思いますけどわたしが今週観た映画を振り返っておきたいと思います。今週は個人的にポン・ジュノ映画祭を開催しました。 パラサイトんもう!!!!!んんんんんんーーもう!!!ポン・ジュノ天才。天才天才天才天才天才!!!!!天才!!!!!!!カンヌだったら全力で鼻血ヘドバンしながらスタンディングオベーションしただろうな。と思いながらTOHOシネマズ日比谷でうずうずした・・・まじでスタンディングオベーションの衝動を抑えるのに必死だった。 14日、TOHOシネマズデイと

          今週の映画とわたし 20/1/12~1/16