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私が他人の目を気にしなくなった理由

現代社会では、「他人の目を気にせず自分の人生を生きろ」的なアドバイスをする人が増えてきました。
「他人の目を気にせず、自分の人生を生きることこそが幸福に直結するんだ。」みたいなアドバイスをSNS上でよく見かける人も多いかと思います。

大前提、この言葉が良いのか悪いのかは置いといて、他人の目を気にすることって普通に当たり前のことだと思うんですよ。

他人の目を気にすることって人間の本能に備わっている能力なので。
例えば極端ですが、人間がホモサピエンスの時代に他人の目を気にせず、勝手に行動したり他人の目を気にせず自分の意思のみで狩りに行ったりするホモサピエンスがいたとしたら、そんな奴は一瞬で仲間から排除されたり、殺されたりしていたと思うんですよ。

他人の目を気にしたり、仲間や自分と同じ村にいる人間(身の回りに人間)を意識することは生存するために必要な本能的な部分だと思ったりしています。

特に日本という島国で閉鎖的なコミュニティになりがちな環境だと他人の目を気にする傾向は他国よりも強いと思っています。

一昔前の江戸時代ではキリシタンではないことを証明するために踏み絵をやっていたり、海外でも定期的に宗教戦争をして人間社会は発展を遂げてきました。

だからこそ、まずは人の目を気にすることは人間としてごく普通なことでナチュラルなことなんだということを知ることが一番の優先順位かなと思っています。

そして私が一番他人の目を気にしなくなったきっかけがありまして、
それはどれだけ他人の目を気にしたとしても他人からの評価は千差万別だということです。

具体的にこれに気付いたのは私がニート時代、そして派遣アルバイトを始めてからなんでけど。

私はニートになるまで人からの評価や他人からの目ばかりを気にする性格だったのですが、今では全く気にならなくなりました。

私の実体験なんですけど、私が新卒で入った会社を1年未満で退職した後に、かつての知り合いや親族、派遣先の人に言われた言葉が多くありまして。

一部の人には「1年で辞めるなんて、根性ないね」と言われ、
一部の人には「ちゃんと理由があるならば、早く退職するという決断をする人の方が信頼されるよ」と言われ、
一部の人からは「そんなに人生甘くないから働け」と言われ、
一部の人からは「いったんゆっくりしてみればいいんじゃない?」と言われ、
一部の人からは「今のうちに資格取ったりしてから次の働く場所を探せば良いんじゃない?」と言われ、
一部の人からは「仕事はいくらでもあるから、色々経験してみれば良いんじゃない?」と言われ、
一部の人からは「1年以内に辞める人はもう転職先は無いよ」と言われました。

ここに書いているもの以外にも多くの言葉をかけられたのですが、当時はかなり心が惑わされました。

と同時に惑わされるということは、自分は他人の目を気にして生きてきたんだなとその時に初めて気付きました。

と同時に「全員から同意や賛成を得ることは絶対無理じゃん」と思いました。

その時に初めて、他人の目を気にすることが人生においていかに不必要なことなのかということを痛感し、これからの人生は他人の目を気にせず生きることを決意しました。

そしてこれらのことは、当時、会社を辞めず普通に生きていたら気付けないことだったし、派遣のアルバイトやったり、多くの人と会ったことで、1つ何か行動を取ったとしても、色々な評価があり、全員から好かれることはほぼ不可能であるということにも気付きました。

なので、私はこの経験から世の中には本当に色々な世界があって多くの価値観や考え方があるということを身に染みて感じたので、他人の声がネットを通じて簡単に届く現代社会では「気にしない」というメンタルマネジメントやあえて情報をシャットダウンすることがこれから生きる上で必須スキルだなと思っています。

終わり。


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