2018年2月11日。沖永良部空港に降り立ち、和泊町の西郷南洲記念館や、知名町の昇竜洞を見学した後、まだ明るかったので、沖永良部島の北西端、田皆岬（たみなみさき）へ向かった。ここは知名町に属する。

昇竜洞のある島の最高峰・大山から、田皆岬へと下って行く。

田皆岬灯台。

海に浸食された隆起珊瑚礁の断崖が、どこまでも続く海岸。

クレバスのような深い切れ込み。

テーブルのように海に突き出た断崖になっている田皆岬。昔訪ねたアイルランドを思い起こさせる。柵が全くなく、景観は良いが、足元には十分注意が必要だ。

18時を過ぎ、流石に暗くなって来たので、宿へ向かう。

今回の宿は、島の南西部、屋子母（やこも）海岸に立つ「旅館やこも」。常陸宮ご夫妻も来られた場所。

質素で簡素な和風の民宿だが、立地上、申し分のないオーシャンビュー。

さて今回は1泊2食付で予約したのだが、この宿では日曜の夜は従業員がいないとかで夕食を出せないらしく、それを予約時に伝え忘れていたとの事。まあ、これくらいのことは、安宿ではそこそこある話。

女将（といってもかなり高齢だと思うが）に食事が出来る店、特に海鮮が美味い店はどこかと聞くと、別の宿泊客が飲食できる場所まで行くのにタクシーを呼んだので、そのタクシーに、車で付いて行ってくれとのこと。

そうして知名町中心部の繁華街にやって来た。知名町は、離島の割には随分飲み屋が多く、栄えている。沖永良部島は和泊町と知名町で成り立つが、どちらも村ではなく、二つの町を抱えており、離島としては人口が多い方なのだろう。

紹介された店は「海鮮料理　海邦丸」紛うことなき海鮮料理店。

イラブチャー（ブダイ）の刺身やアオダイの煮付けなどを堪能し、大満足。

酒を飲んでもいないので、そんなに長居はせず、20時半頃には店を出る。紛れもない田舎、辺境の知名町なのだが、中心部の夜は賑やかだ。スーパーやコンビニもあって、やはり沖永良部島は離島としては大規模な部類なのだなあと実感。

宿に帰って、スーパーやコンビニで買ったものを食べる。スーパーで買った地元産刺身と、コンビニで買った「交通安全パン」という謎のパン。学校給食を作っているアマミパンという会社が作っているらしい。なるほど、「学校感」に溢れている。

夜中、窓から外を見れば、星空が。三脚なしで撮影していることもあってブレているが、オリオン座やシリウスがよく写っている。

市町村踏破数は前回投稿から変わらず。
鹿児島県全43市町村のうち、41市町村踏破、残り2市町村、達成率95.3％。
九州・沖縄全274市町村のうち、257市町村踏破、残り17市町村、達成率93.8％。
日本全国1741市町村のうち、1717踏破、未踏破24、達成率98.6％。