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映画鑑賞⑦

本日も、最近視聴した映画について感想を述べていこうと思いますが、サスペンス映画そのものは面白味があるのに対し、

殺人事件など血を忠実に再現した演出がある映画、例えば「さがす」といった映画を3回連続で観ると心が暗くなるとともに、トラウマを植え付けられがちなため

気分転換としてコメディや恋愛と少し違った視点の映画を時々、取り組むことによって、映画を楽しませるように心がけていく。

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恋は雨上がりのように

🌻映画を観た日🌻
2022年10月8日

🌻映画の感想🌻
『水上のフライト』の映画と重なる部分がどこかあるようにも感じたこと映画。

夢って諦めて仕舞えば、それまでだけど夢を持って追い続けていけば望み通りの結果になることが必ずあるとは限らないけれど、挑んだ結果は少なからず形となって前進していく。

好きだったものが、夢中になっていたものが突如、失われた時、あなたはどうするだろうか?恐らく多くの人は立ち直れなくなるし、僕自身も立ち直れなくなる。

主人公の橘さんも陸上部としてもっと走りたかっただろうに、怪我の影響で満足に走ることが出来ない。走りたい気持ちはあるのに怪我を理由に現実を見ようとせず現実逃避していく日々。かたやバツイチで息子がいるファミレスの店長は元々、小説家を目指していたのに、夢を諦め可能性を消してしまったが

ファミレスという場所で、雨という転機をきっかけに話が二転三転していく。店長は本が好きで、この映画の所々で名言を放ってるのが凄く良いと感じた。

45歳の店長と17歳の女子高校生が付き合うのは世間的に見ても良い印象ではないけれど、それにも関わらず45歳のオッサンに付き合いたいって言えるアキラは凄い。ただ、これを現実世界でしたら強制猥褻罪や援助交際と勘違いされ、職務質問される可能性は0ではないと思うけど、恋って歳の差はあっても、20歳以上の差があると、『なんで好きなの?』と理由は求められるのは仕方ないだろうな。

この映画で印象的な名言が『本ってね、一方的に進められて読むものではないんだよ。特に、読みなれていない人には。もしその本があっていなかったら、読み進めるのが苦痛になっちゃうでしょ?本を嫌いになってしまう。それに、普段読書をしない橘さんがここに来たっていうことは、どこかで橘さんを呼んでいる本があるのかもしれない。そりゃきっと、今の橘さんに必要な本だよ。』

『たとえ今、橘さんとその友達が離れてしまっているとしても、きっと一緒に過ごしたかけがえのない時間があったと思う。それはどんなに時がたっても決して消えてなくなったりしないよ。橘さんにとってもその友達にとってもね。』

これは確かになと共感。今年、観てきた映画のなかでも印象的に残った映画の一つ。

護られなかった者たちへ

🌻映画を観た日🌻
2022年10月9日

🌻映画を観た感想🌻

自然災害の津波で護れなかった命があるのを諭し、反面、人の手によって護れなかった命もあるのではないかと、鋭く問いかけている。

東日本大地震によって街が破壊され、津波による自然災害の脅威をより一層痛感した2011年3月11日。本心としては全員を救いたい。けれども、人の手による支援には限界が必ずどこかで来てしまう。

これは震災などの自然災害だけではなく生活保護を始め、国際協力、社会貢献にも言える。大切な人が杜撰な対応によって、亡くなった場合、しかも餓死という苦い死を強いられた場合、想像を遥かに超えるほど許せない気持ちになると思う。

生活保護制度について不正受給などデメリットもあるけど、生きるか死ぬか本当に危険な状況にいる人に対して社会が、世の中が手を差し伸べる、そういう社会を築いていかなければ、この映画のような怨恨や恨み、妬みによって殺人という手段を用いて成敗しようとする人が今後、増えてくるのは現実的にあり得ると感じる。

利根が放った言葉『死んでいい人なんて1人も居ないんだ』は、この映画の重要なキーワードの一つと言える。構成としては別の映画『前科者』と重なる部分がある。前科者観てから、この映画観ると保護司や生活保護担当者について理解が深まり且つ、この世界にのめり込むのは容易な気がする。

窮鼠はチーズの夢を見る

🌻映画を観た日🌻
2022年10月10日

🌻映画を観た感想🌻

現代においてセクシャルマイノリティの多様性、LGBTを理解しようとする取り組みやBLの世界にハマる女子など、個人の性的思考、男性同士の恋愛にも偏見が少ない時代になってきてはいるものの、法整備の未発達、偏見や差別など未だ未だ発展途上なのも事実。社会問題の一つとして言える同性愛について考えさせられる映画。

何となくのつもりで結婚したが双方が不倫していたという驚きの冒頭。

例え自分は異性が好きで不倫してしまうほどの浮気気質であったとしても、そばにいる人に流されて、知らぬ間に同性愛者になってしまうのは心理学の弱みを握られた可哀想な人と思えたが、どこか他人事でもないように感じる。

受け身の恋愛や流され続けるだけの恋愛って、自分に感情がなく、ただレールに乗っかって相手に任せっきりの状態だから、それなら自分からガンガン積極的に打ち続けていったほうが『何で好きになったんだろう?』と思うことは減るのでは?と思う。

LGBTや同性愛については何となくは学んだことはあっても、なぜ、男が男を好きになるのか?逆の場合で言えば女が女を好きになるのか?全く理解が追いつかないのは確かだけど

多様性を考えるうえで、これらの問題って難しい。ただ、同性愛でも異性との恋愛でも好きになりすぎると自分の型が保てなくなり壊れるのは言えていると感じた。

社会問題をテーマに恋愛としての感情、多様性への向き合い方を考えさせられる映画。

不能犯

🌻映画を観た日🌻
2022年10月12日

🌻映画を観た感想🌻

不可解な謎は残しつつも確証たる証拠は残さずに事件の立件をさせないように頭脳で殺人事件を度々起こす不能犯。

そうした完全殺人犯罪を犯す彼らの心情と行動を余りなく忠実に描いたのが、この作品の印象かなと感じる。

マインドコントロールや洗脳により心を支配され、思い込みや勝手な想像が原因で、健全な時には考えられないような事態になるのはよくあるけど、そういったマインドコントロールや洗脳の危険性、また、それらが齎らす犯罪への加担の危険性についても鮮明に描かれてはいる。

また、誰しも嫌いな人や言葉が乱暴になるが心のどこか底では『あいつ、死ねば良いのに』と生気を失った言葉を吐き捨ててしまうことはあると思うが、本当にその人が死んでしまった時を考えたことはあるだろうか?例え嫌で面倒な人であっても、その人にも大切な人や家族がいることを忘れてはならない。

そうした命の大切さ、言葉が齎らす取り返しのつかない事態、マインドコントロールや洗脳によって自我を忘れてしまうことへの警鐘を鳴らしていると、この映画は伝えたいようにも感じた。

彼女がその名を知らない鳥たち

🌻映画を観た日🌻
2022年10月14日

🌻映画を観た感想🌻

全体的に登場人物が人間のクズを物語ってるかのような、反面教師を見ているかのような堕落した人物だらけ。

共感できるところはまずない上に、不快感を感じる場面が多いのも確か。

結婚しておきながら不倫を繰り返すゲス男、殺人を過去に犯しておきながらのうのうと生きる同棲した男女、闇金に借金をし恋人の人生も破壊へ導いた男

全部において、不快感を感じた。珍しいのが登場人物が正と悪ではなく、全員がクズという設定。これは中々ないと思う。

歪んだ関係で『これが愛なのか?』というメッセージ性が込められた映画。

今日は以上です。
今後も観た映画について感じたことを定期的に更新していきます。

最後まで読んで頂き有難う御座いました。今後とも宜しくお願い致します。

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