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第7回 虐待サバイバー・ZOOM会議

虐待サバイバー・パレードに向けたシンポジウム開催の協議

参加者:杉江健二さん(一般社団法人 青少年養育支援センター陽氣会 代表理事)
丘咲つぐみさん(一般社団法人Onara 代表理事)
菊池啓さん(ならてぃぶ・代表)
冨田正美さん(ハーレーサンタCLUB NAGOYA 代表/元・母子生活支援施設「愛知昭和荘」荘長 兼(福)愛知県母子寡婦福祉連合会 理事/自立援助ホーム「のぞみ」設立メンバー 兼(一社)あいち子ども・若者支援センター 理事/(特非)陽和(ひより)副理事長/(特非)あいち・子どもNPOセンター 理事/(特非)いのちをバトンタッチする会 理事/(特非)全国こども福祉センター 理事/(一社)こども・女性ネット東海 代表理事/(一社)知多娘地域活性化プロジェクト 理事)
羽馬千恵(「わたし、虐待サバイバー(ブックマン社 2019)」 著者)
欠席者:吉野かぁこさん(「Voyager ボイジャー 虐待サバイバー、救済の物語」著者)
 
議題① 当日の場所と会議室の時間について
 
・開催日は、2023年12月3日(日)愛知県名古屋市
・場所は、ウィンチあいちの会議室1308号室(13階8号室)
・時間は、13時~17時で予約済み
・準備と片付けがあり、シンポジウムは、14時~16時半で実施
 
・ハイブリット可能(会場のリアルと、オンラインの参加者も募る)
・リアルの会議室は、48名の会議室のため、リアルは限定40名で参加者募集。
・ハイブリットは、300名~400名参加可能だが、200名でとりあえず参加者を募る。
 
議題② 参加費、寄付、物販について
   
・参加費は、今回は初回なので0円。無料の方が参加者のハードルが低いため。
・寄付は、SUZURIという在庫をもたなくてできるオンラインショップがあるが今回はあまり手を広げず、余裕ができた頃に、次回、実施検討。
・現地での寄付も、今回はあまり手を広げず、次回、実施検討。
 
議題③ シンポジウム開催のチラシ作成
 
・羽馬が叩き台を作成し、杉江さんのところのイラストレーターさんに作成してもらう。
・チラシに、QRコードを掲載し、Gopogleフォームからオンラインでの参加者を募る。
・チラシは9月には、ネット、リアルで配布できるようにする。
 
議題④ マスコミや公的な方へのプレスリリース
 
・マスコミは、各自がこれまで繋がりのあったテレビ局や新聞社などの記者さんにそれぞれ可能な限り、全てにプレスリリースをかける。
・来賓で、知り合いの議員さんや児相の方をお呼びしても、来賓挨拶や、政党の偏りが出て、どこかの政治色が出ると参加者に政治のイメージがついてしまうため、来賓では今回は呼ばす、各自がプライベートで参加をお願いする形にする。
 
議題⑤ 募金用の通帳について
 
・羽馬が今の任意団体で姫路で作成する(これは、もっと先。今回はあれこれ手を出さない)。募金箱の設置や、SUZURIでの準備ができたら、この会の通帳を作成するが、今回は見送る。
 
議題⑥ シンポジウムのテーマ・タイトルについて
 
・テーマは、この会でずっと議論してきた2つ。1つは、社会的養護への保護もれの虐待サバイバーには何の支援もないこと、2つ目は、複雑性PTSD(成人後の虐待の後遺症)が重度であるにもかかわらず、精神科などでの治療や支援のなさを訴える。
・ただし、複雑性PTSDは、まだ認知度が低いので、社会的養護の保護もれの方が視聴者には理解しやすく、インパクトもあるため、社会的養護の保護もれの方をメインで主張する。
   
・シンポジウムのタイトルは、「見過ごされた子供たち」とし、サブタイトルに、「児童虐待を受けていながらも児相や社会的養護の支援につながらなかった被害者たち」と具体的に、一般の方が読んでもシンポジウムの内容が理解できるようなサブタイトルを付ける。
 
・ジャニーズの性被害や、その他の性的虐待の人たちも参加できるように声かけし、裾野を広げる。できる限り、近い当事者に声をかけ、包括的に色んな人がパレードに参加してもらえるように工夫する。
 
議題⑦ シンポジウムの内容
 
・開催時間は、14時~16時半(2時間半)
・演者は、同じような内容を4名の当事者が話しても時間が限られているので、自己紹介の後、基調講演で伝えたい要点を羽馬がスライドを用いて講演し(40分程度)、その後、各当事者(この会議のメンバー)4名と、支援者である冨田さんが複雑性PTSDや、社会的養護への保護もれの虐待サバイバーの実態をそれぞれ話す。
・パネルディスカッション形式でマイクを回していく。丘咲さんの社会的養護への保護率はわずか2%というデータも提示する。
・2000年以前の児童虐待防止法がなかった世代は、どれだけ虐待がひどくても児相が助けにこなかったので保護されるはずがないこと。しかし、2000年以降、防止法ができた現在の子供たちも保護すべき虐待児が保護もれが起きているという実態を伝える。
そして、どういう支援が必要かを呼び掛ける。
・司会は、杉江さんにお任せし、交通整理をして頂く。
 
議題⑧ シンポジウムで伝えたい最終的な落としどころ
 
・パレードを実現させるために参加者を説得することが今回のシンポジウムの目的なので、その点を忘れないようにシンポジウムを実施する。また、色んな支援を訴えたいが、多いと視聴者が混乱するので、今回は、2つに絞る。
①複雑性PTSDもしくは、児童期に虐待を受けたことで何かしらの精神疾患を患っているという医師の診断書があれば、社会的養護に保護されたという虐待の「証明書」のような証拠がなくても、因果関係ありとして、国から治療費の補助(虐待の後遺症に関しては無料にしてもらう)を出してもらい、後遺症のケアがもっとスムーズになされるようにしてほしい。
②虐待を受けて児童養護施設への保護が必要なレベルでありながら、保護からもれて大人になった虐待サバイバーの実態調査(サーベイ)を国にしてほしい。
議題⑨ 今まで虐待サバイバーだと名乗り出れなかった人たちにも
    参加してもらう工夫を
 
・マスコミも、支援者がパレードをするより、「当事者」がパレードに多く参加している方が取り上げやすい。名古屋以外からも、多くの「当事者」が参加してくれるよう呼びかけるために、「チラシ」を工夫する。『当事者集まれ~!』や『虐待サバイバー集まれ!』のような文言をチラシに盛り込む。また、Twitterでそういうハッシュタグで呼びかけもする。
 
議題⑩ その他
 
・子育て団体、DV支援団体など、人がすでに集まっている団体にも参加協力を呼び掛けていく。今回は、物販まではなしで、パレードの運動のシンボルカラーが、オレンジとブラックに決まったくらいの告知にし、シンボルカラーのリボンは、パレード実施までに準備する。

以下の署名活動にもご賛同願います。
虐待を受けたすべての人が適切なトラウマ治療を受けられることを求めます!


虐待の被害当事者として、社会に虐待問題がなぜ起きるのか?また、大人になって虐待の後遺症(複雑性PTSD、解離性同一性障害、愛着障害など多数の精神障害)に苦しむ当事者が多い実態を世の中に啓発していきます!活動資金として、サポートして頂ければありがたいです!!